メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (c4) 2022/07/17(Sun) 8:09:05 |
【秘】 調査員 ルヴァ → メカニック ゾズマ[キミは僕にとって 誰より元気でいてほしい人で、 残していきたくない人で、頼れる仲間で、 ―――そして、大事で、 大好きな女の子だってこと。 今度は聞き逃さないように、ちゃんと言うからさ。] (-21) 2022/07/17(Sun) 11:22:46 |
メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (c9) 2022/07/17(Sun) 11:41:05 |
【墓】 メカニック ゾズマ【回想:コールドスリープ室前】 [他のクルーに対しては兎も角、スピカには重ねて言い置いた――“見送りには来るな”と。 いくら“ひとりはイヤ”が透けて見えるような彼女であっても、この頼みごとは守ってくれるものだと、ゾズマは思っていた。 (故にこそ、彼女にとっての“友人”であるという共通項のあるアンテナにも、“側にいて手を握れ”と言い置いて後を任せたのだから) ――それなのに。 刻限直前に辿り着いたその場所に、彼女は、いた。>>4:90] ばっ、 ……。 [まず最初に口を吐いて出てきたのはこの――友であるが故に零れた――「馬鹿」という罵倒。 ついこの時の時刻もわきまえぬ程の大声になってしまったが、自ら荒らげた声ではっと冷静さを取り戻したことで、言葉尻までは言い切らぬままに終わる。] (+54) 2022/07/18(Mon) 17:14:32 |
【墓】 メカニック ゾズマ来なくていいって言ったっしょ。 [あくまで努めて冷静に、心のうちに抱えたものを抑えて。 けれども、念を押してまで告げたことを破ったことに対しては怒らなければと、意識して、静かに怒りを載せる。] ( ……ダビーを見送るついでだとか、 そういう口実で待ってたとかってやつ? ) [実際のところ、この時のスピカのくちびるは、何の言葉も発してはいなかった。 ふっと過ったこの可能性を、けれどゾズマがこの場で確かめることはしない。 ――これ以上スピカと一緒に居てしまえば、何も気にせず笑って眠りに就くなんて、きっとできやしない。 一度、「わかったよ、しょうがない」とでもいうように(そういう顔を作れていたか否かはゾズマ自身には自信はなかったが)眉を下げてみせてから] (+55) 2022/07/18(Mon) 17:15:06 |
【墓】 メカニック ゾズマそれじゃ、行ってくる。 [精一杯の笑顔に切り替える――無理やりにでも笑顔を作って、スピカに向ける。 それから先は振り返らず、真っすぐに、コールドスリープルームへと踏み込んでいった。**] (+56) 2022/07/18(Mon) 17:15:21 |
【墓】 メカニック ゾズマ【回想:コールドスリープ室】 [……その後、先ほどとは全く別の意味で“笑えなくなる”意地悪をチャンドラ>>3:327から聞かされながらも。 最後のさいごにきちんと笑顔を見せられたのは、あの事故の件についての、搭乗者としての彼女の答えをはっきりと聞けたから。>>3:328 そもそもが様々な要因が重なってのあの事故だった、ということ。そして万が一ゾズマに責があるとしても――、と。] …………ありがと。 [チャンドラが自分に「償われる覚えはない」というなら、彼女に許されようとすること自体がそもそもおかしかったのかもしれない。だからここでゾズマが零したこの感謝も、筋違いだったのかもしれない。 それでも、胸の内の重みがひとつ下りたことで、自然とこう伝えていた。] (+57) 2022/07/18(Mon) 17:15:43 |
【墓】 メカニック ゾズマ[――今までどんな夢を見たのか、覚えていない。 夜明け前のスピカとの邂逅が過って、募らせた心の乱れが齎した色を――まるで今日の予知夢であるかのように――観ていたのかもしれない。 いつかのルヴァの言葉が過ったことでの、眠り際になってからの漸くの気づきが、ふわりと形を成したのかもしれない。 なんだか例のアレのレシピの話が頭の中に残っていて、ゲイザーとアマノに両側から取り押さえられながらチャンドラに例のアレを飲まされる悪夢を見ていたのかもしれない。 ともあれ、ゾズマの意識はまるで幽霊のように、“眠れる者”にだけ知覚できる形を成す。] むぅ……おつか、れ? [両足で立ってこそいたものの寝起きそのままのゾズマの意識に、ルヴァ>>+0の声が入ってくる。 自分と同じ日に眠りに就いたダビー>>+1の声も。 ラサルハグ>>+2からの、まずは、休もう、という労わるような声も。] (+59) 2022/07/18(Mon) 17:16:14 |
【墓】 メカニック ゾズマ[そうして暫くは事態が飲み込めていないままの調子だったのだが、ルヴァ>>+9からの説明で、漸く目が覚めたように目を見開いた。] あー、そうだった。そういえば。 [整備担当者として、コールドスリープ中の使用者への影響について>>2:400>>2:402の話はあらかじめ何かの折に耳にしていた。この艦の中でもスピカから話があった>>1:187。 何度も聞いていたつもりですっかり度忘れしていたことに思い当り、「ある意味きつい」>>+1というダビーの言葉に頷かざるを得なかった。 同時に――仮に自分が残され続けていたら、本当にルヴァにもどかしい思いをさせていたのだろう、とも。] (+60) 2022/07/18(Mon) 17:16:39 |
【墓】 メカニック ゾズマとりま、うん、休む。もう寝てるっちゃ寝てるけど……。 仕事張りきった分はゆっくりしてくよ。 マジ、もうこうなっちゃやれる仕事も何もないし。 [そうラサルハグに告げてから、何処かに行く彼>>+4を見送ろうとして――。 一度だけ、呼び止めるようにその背に声を掛ける。 彼の義足があった右側の空白に、一度、目を留めてから] アタシ、ラスと――機関士長と一緒の艦で、 少しでも役に立てて、良かったです。 っていうとホントの仕事上がりみたいでアレだけど なんか、言えるうちに言っておきたくて。 [2年前のことを思いながらも、“いま”抱く感謝を告げる。 それだけ告げれば、あとは今度こそ本当にラサルハグを見送る態でいるだろう。 「色々な要因が重なって起きた事故なのだろう」とはチャンドラが告げたこと。 そしてあの事故で挫けた自分に光をくれたルヴァもここにいる手前、自分を責める言葉は口にしない。 あの事故の後特に公的な処罰を受けなかったこと、そして自分が今この艦にいられることが、ラサルハグの力添え>>0:220>>0:224のお陰もあってのことだとは、未だ知らぬまま] (+61) 2022/07/18(Mon) 17:17:02 |
【墓】 メカニック ゾズマ[さて、酒盛りだのなんだのという話>>+11を傍で耳にしていたゾズマは、この時のルヴァが内心何を思っていたか>>+12など察することもないまま、穏やかな心地でひとり思う。] ( そっか、アイツは。 アタシにとって、トモダチ、なんだ ) [あの時の“気づき”>>3:283の続き。意識が落ちる間際の記憶がなくとも、その時得た“気づき”は既に確かな意思となっていて] ( アイツも――… トモダチとして、心配してくれたり 悩んでくれたりしてたの、かな ) [ルヴァが眠りに就いたあの日、彼が何故あの後>>2:226まったく声を掛けてこなかった>>2:381のか。 その意味をゾズマが正しく察せられなかったのは、自分自身がたった今スピカに似たような向き合い方をした手前だった、というのもきっとあっただろう。] (+62) 2022/07/18(Mon) 17:17:24 |
【墓】 メカニック ゾズマ[その“友人”(この時のゾズマはそう認識していた)からの労わりの言葉>>+13に、はっと顔を上げる。 そのひとの穏やかな微笑に向き合った時、ゾズマの頬は自然と緩んでいた。] ありがと、ルヴァ。 うん、すごく頑張った。やりきったよアタシ! [声に誇らしさを滲ませ、緩んでいた表情をはっきりとした笑顔の形にした。 まるで幽霊のような、文字通りの夢心地の状態のルヴァが、どの程度まで昨日の自分の奔走ぶりを見ていたのか否かは分からずとも。 多分自分で知っていたよりも遥かに、彼のそのひとみは自分に向けられていたのかもしれない、と思う。>>+14] (+63) 2022/07/18(Mon) 17:18:01 |
(c19) 2022/07/18(Mon) 17:25:04 |
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