大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a4) 2022/11/24(Thu) 7:21:22 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[でも、足りないの。 極上の熱を、知ってしまったから。 ――それが音を奏でている間だけの幻でも。 静まったそれが疼いて止まなくなる。 音を奏でていれば、それに引きずられるように 昂らされた記憶が女の雌性を蘇らせる。 ああ、喰らいたい。貪られながら 私は、もっと己の美を花開かせたいのだ 強欲に、貪欲に。目覚めてしまった飢餓のまま 本能が求めている] (-3) 2022/11/24(Thu) 9:19:08 |
【人】 大富豪 シメオン─ とある女の話 ─ [それはずいぶん昔の話。 ある女がいた。 ラ・コスタという街の、 そのなかでも一、二を争う大きな劇場の美しい花形女優。 美貌だけではなく、くるくるとよく変わる愛らしい表情、 特に少女のような微笑みや仕草は、見るもの全てを魅了した。 女に恋をした男は数多いたが、その中に二人の男がいた。 二人は、友であった。 確かに、友であった。 その二人は共にかつて『勇者』と呼ばれ、それぞれが『賢者』『剣王』と呼ばれた盟友であった。それはここラ・コスタに移り住んでからも変わらなかった。そのはずだった。] (8) 2022/11/24(Thu) 10:05:51 |
【人】 大富豪 シメオン[『賢者』は女に恋をしていた。 些細な切欠がやがて賢者と女を結びつけ、その恋が成就すると賢者は舞い上がり、のめり込み、二人は恋に溺れた。 『剣王』は女の『美』に恋をしていた。 友が女の心を射止めても男は気にも留めなかった。 むしろ、恋によって女がその『美』を更に輝かせたことを喜んでさえいた。 だが、それも長くは続かなかった。 恋に溺れた女は自分の『美』を磨くことを手放し始めた。 女としての幸せを求めるようになったのだ。 男はそれが許せなかった。 失われていく『美』を諦めることができなかった。 だから……壊した。] (9) 2022/11/24(Thu) 10:07:14 |
【人】 大富豪 シメオン[男は賢者のことを友と思っていた。 共に視線を潜り抜けた仲であり、共にこの街にやってきた。 賢者は男にないものを持っていた。 それは魔法であり叡智だった。 けれど、男は賢者の中に『美』を見出したことは一度もなかった。 だから男の選択は実に当然のことだった。 この街では、いやこの男にとって『美』よりも優先するものなどないのだと。 男はありとあらゆる手段を用いて二人の仲を破滅させた。 賢者は街を追われ、女は悲嘆に暮れながらもその悲しみが再び女の『美』を取り戻し、いやそれ以上の『美』となった。 男はその結果に満足していた。 その年の『フェス』で、女の『美』は抜きん出て並ぶものがなかった。] (10) 2022/11/24(Thu) 10:08:12 |
【人】 大富豪 シメオン[だが、間も無くして女も消えた。 男に囲われることになった女は見る間に堕落していった。 酒と薬に溺れ、男の屋敷に平然と男娼を連れ込み快楽に身を窶した。 男はそれを黙認したが、女から『美』が失われるにつれて、女は追いやられていき、その行き着く先は影街であったという。 そのとき、男はその『美』を惜しんだが、女自身には何の感情も湧いてはこなかった。 ただ一度だけ友の姿を思い出した。 それは激しい炎の様な深い絶望と裏切りへの怒りをその目に宿した、憎悪に身を包んだ姿。 そのとき、男は初めて友のことを美しいと思ったのだった。*] (11) 2022/11/24(Thu) 10:09:27 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a8) 2022/11/24(Thu) 10:53:34 |
【人】 大富豪 シメオン─ 屋敷 ─ [ジョスイのお屋敷は居住区でも一等地にあった。 広大な敷地に建つそれは様々な施設、たとえば工房やアトリエ、研究室や訓練所まで備えていた。 また、男が秘蔵するコレクションを展示するミュージアムもあり、交友のある愛好家たちに公開もしていた。 女>>7がそこを訪ねたなら、従者の一人が丁寧に応対しただろう。 従者は他の荷物たとえばフードなどを預かろうとはしたが、決して女が手にするリュートを預かろうとはしなかった。 従者の案内で女は男の元へと連れていかれる。 絢爛豪華な屋敷の中は数々の名画や美しい装飾に彩られていた。 女が通されたのはそんな煌びやかな場所とは打って変わって、やけに静かで侘しくもある区画だった。] (12) 2022/11/24(Thu) 10:53:57 |
【人】 大富豪 シメオン[男はそこで剣を振るっていた。 それは剣術における基礎中の基礎である形。 それを愚直なまでに、もう何千何万と繰り返した形をなぞる。 やがてそれは激しさを増す。 そこに存在しないはずの敵。 だが、男の振るう剣は確かに敵を捉えていた。 それは女の目に見えるほどにハッキリとそこに在った。 更に、男の姿は老齢に差し掛かったものではなく、昨夜よりもずっと若く、美しい姿がその目に映し出されただろう。 そして、女だけに理解ることが一つ。 彼の演舞は昨夜の女の演奏に乗せていたのだ。女の奏でた旋律の音の一つ一つを誤らずに、まるでその音と斬り結ぶように。] (13) 2022/11/24(Thu) 10:55:55 |
【人】 大富豪 シメオン[キンと甲高い音が小さく鳴る。 カタナをしまったと同時、見えていたはずの幻影は全て掻き消え、男の姿もまた昨夜と変わらぬものへとなった。] ……そうか…… [静かに、だが凛とした声。 その眼光は獲物を狙う猛禽の類の様に女を射抜く。] (14) 2022/11/24(Thu) 10:56:18 |
【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト[鎮まらぬ熱。 刀を振るっても、瞑想に耽っても、消えぬ耳奥の音が情動を猛らせ、情欲を煽り続ける。 目覚めた“雄“は獲物を喰らうまで眠ることはない。 男の目が女に訴えかける。 その肢体を、その雌を、早く味あわせろと。 男の貪欲な性は一晩経ってもその熱を冷ますことなどはなかったのだと。] (-6) 2022/11/24(Thu) 10:56:56 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a10) 2022/11/24(Thu) 12:19:18 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン ―― ああ。美しい。 [それは姿形だけではない。 基礎だからこそ、それを極めんとした 幾億の夜を超えながらもなお其処に在り続ける あなたの剣の一旦 私は今、最上の美を見れる幸運を得ているのだ。 見惚れる女の眼差しはまるで恋するように。 されど、その中に孕むは 網膜に捕える美すら、喰らいたいと飢えたもの。 美しいからこそ、その手に触れたい。 その情動は貴方だからこそ、理解してくれると 女は本能で感じていた。だから、此処に来たのだ 貴方だけが、この渇きを癒せる。 一時だけでも、満たしてくれるのだ。 眠りについた其れはまた牙をむくだろうけれど だがそれこそが、私が得て、花開かせようとする美なのだ] (-17) 2022/11/24(Thu) 12:22:34 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[触れられた胎が、疼く。 静まった筈の熱は鎌首を擡げ、女を雌にする 本能を昂らせる貴方の目に、 女は灯された火種を燃えさせるのだ ――ああ、喰らわれ、そして喰らいたい。 貴方の美に、触れさせて。] (-18) 2022/11/24(Thu) 12:23:42 |
【人】 大富豪 シメオン─ 屋敷 ─ [女が重ねた男の手は熱を帯びていた。 剣を振るってきたためか、皮膚が固くそれでいてあまり年齢を感じさせないそれは、汗ばむこともなく乾いていたが、ただ熱かった。 それは確かにこの男の手であった。 男は女の手を握るでもなく、重ねたまま屋敷の中を導いていく。 何処へ行くとも告げず、そして女がそれを尋ねないことを、拒まないことを知っていたから。 何処をどう歩いて、そこに何があったかなど今の二人にとっては瑣末なことだ。] (25) 2022/11/24(Thu) 13:48:07 |
【赤】 大富豪 シメオン─ 寝室 ─ [広い部屋。 煌びやかではないが調度品の一つ一つが『美』を備えた芸術品の様。それから大きな窓には美しいカーテンがかけられている。 男はやや乱暴に突き飛ばすようにして女をベッドへと寝かせると、大きく柔らかなそれは女の体を優しく受け止める。 男はジャケットを脱が捨てる。] 嗚呼、随分と待たされたぞ。 [男は女の太ももの辺りに跨たり、鋭く熱く燃える様な瞳で女を見下ろした。] (*0) 2022/11/24(Thu) 13:50:12 |
【赤】 大富豪 シメオン[滾る熱が行き場を求めて渦を巻く。 昨夜の女の音を耳にしてからというもの、『美』への渇望が、飢えが、収まらず、呼び起こされた獣性は体の内側で未だ強く強く押さえつけられているが、今すぐにでも爆発してしまいそうになっていた。 熱い指先が女の頬に触れ、滑らかな女の肌を撫でる。 それは紛れもなくあの指先。 耳を擽り、昨夜奏でた音を思い出させる。 忘れてはいまいか、忘れたのなら思い出させようと。 指先は首筋をなぞりながら喉元へと届く。 子猫をあやす様に喉元から顎先へと優しく撫で付ける。 何度も、往復しながら、女の情欲に火を灯していく。 何も違わないようでいて違う。 それは確かに実を伴い、決して幻想でもなんでもない。 そして、感触は同じでも、女に伝わる熱は昨夜よりもずっとずっと熱い。*] (*1) 2022/11/24(Thu) 13:53:43 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a13) 2022/11/24(Thu) 13:59:15 |
シメオンは、ファントム (a14) 2022/11/24(Thu) 14:02:55 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a15) 2022/11/24(Thu) 14:03:28 |
【赤】 大富豪 シメオン[零れた吐息に男は満足そうに笑みを浮かべる。 リュートなどなくともこの女は美しい音色を奏でるのだ。] いや、待たせたのは私の方か。 [腿を撫でる感触。 擽ったさえ感じるような触れ方。 女が自ら手を伸ばし熱を確かめようというのか。 それは硬く、逞しく、女の柔らかな肌と肉の感触とは違う。 だが、それは女の肌に負けぬ熱さを纏っている。] (*5) 2022/11/24(Thu) 19:52:22 |
【赤】 大富豪 シメオン[女の肌に触れる指先。 感じるこの熱は決して己のものだけではない。 女もまた確かに覚えていたのだ、触れた指先の感触を。] 熱く、なっているな。 [指先は喉元から顎先へ、それから再び頬を一撫ですると甘い吐息の漏れ出るその唇を軽く摘んで、親指で下唇をなぞる。ゆっくりと、女の唇を、外と内の境界線をなぞっていく。 男の内なる獣はすでに鎖を引きちぎらんとしているのに、それを男は容易く抑え込む。 緩やかな、愛撫とも呼べぬ触れ方。 だが、その熱は男の情欲を確かに女へと伝えていく。] (*6) 2022/11/24(Thu) 19:52:51 |
【赤】 大富豪 シメオン……疼くか? [唇をなぞり、頬に触れ、首筋から喉元を撫でる。 ゆっくりと肌の柔らかさを味わうように、女の熱を育てるように。 あるいは、焦らす様に。*] (*7) 2022/11/24(Thu) 19:53:13 |
【赤】 大富豪 シメオン[この時を互いに待ち焦がれていた。 交わしあった内なる熱と『美』への想い。 情動はいつしか情欲へと変わるのは二人にとっては自然なことだったか。] それは悪いことをしたな。 [甘く食む指はそのままに。 男は笑みを湛えたまま女の瞳を見つめる。 その目に映るのは互いの姿。 互いの熱、互いを食らわんとする獣、それは未だ牙も爪も隠したまま。] (*14) 2022/11/24(Thu) 20:30:02 |
【赤】 大富豪 シメオン[今すぐにでも喰らい尽くしたい情動に抗い、男は女へと触れる。 指の背で頬を撫でればそれが再び首筋を通り、だけど今度は喉元へは向かわずにそのまま下へと降りていく。 指先も掌で鎖骨の形を確かめる様に触れ撫でる。 掌は指先に劣らぬほど熱く、それは更に下へと降りて二つの膨らみに触れた。] ああ、わかっている。 お前も……そうだろう? [服の上から弄るように撫で付ける掌。 小さく円を描くように、それは徐々に圧を増していき、いつしか双丘は男の手によって揉みしだかれる。] (*15) 2022/11/24(Thu) 20:30:36 |
【赤】 大富豪 シメオン[双丘の柔らかさ、男にはないものを堪能しながら。] よい感触だ。 [男は顔を女へと近づける。 その目をじっと見つめながら徐々に近づいていくと、耳の下あたり、顔と首の境目に唇を押し付けると強く吸い付いた。 チュルと吸う音が女の耳に響くだろう。そして、それは少しずつ場所を変えながら、女の首筋に何度も同じ様に吸い付き、やがて舌を這わせて肌の味を確かめはじめた。 首筋に這う舌はあの時と同じ感触のまま。 いや、今はそれ以上に熱を帯びているし、確かに触れる実体の分だけ女の神経を敏感に刺激するだろう。*] (*16) 2022/11/24(Thu) 20:32:11 |
【赤】 大富豪 シメオン[それが誘いならば、喜んで誘いに乗ろう。 例えそれが毒を含む罠であっても、その選択は変わりはしない。 散らばったその長い髪を一房手に取って、それを己の口元へと運ぶ。 鼻を鳴らして匂いを嗅ぐと芳しき女の香り。 また一つ箍が外れていく。 胸元の布に両手を差し入れると、ビリっと乱暴に左右に広げて破り広げた。 そして露わになった下着も乱暴に引きちぎり、その豊かな双丘を晒す。 その光景に男はククっと笑う。 するとおもむろに双丘の片側にしゃぶりついた。 しゃぶりつき、吸い付き、舌で捏ね回す。 もう片方も掌で揉みしだき転がして指先が頂きを弄ぶ。 先ほどとは打って変わる激しい愛撫。 乱暴なほどであるのにその舌使いと指使いは老練なもので、女の感度に合わせて敏感に強弱をつけ、激しい官能を与えていく。] (*22) 2022/11/24(Thu) 21:40:50 |
【赤】 大富豪 シメオン[執拗な責め、しゃぶりつく膨らみは交互に変わる。 まるで女の体を知り尽くしているように。 熱が触れる。 昨夜の演奏のように熱が女に悦びを与える。 それだけでなく実際に男の下と指が女の肌に快楽を刻む。 喰らいながら、育む様に火を灯す。 身を捩って逃れようとも逃れることは叶わない。 男は絶え間なく快感の波を呼び起こし続ける。 休みなく昂らせ高めていく。 そうして漏れ出る女の甘い声は男の獣性をさらに呼び起こす。 それはまるでリュートが奏でた美しき音のように。*] (*23) 2022/11/24(Thu) 21:42:13 |
【人】 大富豪 シメオン─ 過去その2 ─ [どんな強欲な商人も、どんな偏屈な芸術家も娘というものは可愛いものらしい。娘のいない男にはまるで理解し難いところではあるのだけど。 リュディガーの父親もそのご多聞に漏れないようだ。 それどころか、溺愛の類ではないかと思う。 いつもは男に対して何かを要求するなどということはないのだが、こと娘のことになると身境がなくなる。 やれ男の囲っている画術師を娘の教師として紹介してくれだの、男の持つ審美眼を授けてくれだの、途端に図々しくなった。] というわけだ。 どうしてもとお前の父が頼みだ。 私のコレクションをお前に見せてやる。 [男はラ・コスタにおいても有数なコレクターである。 娘の父曰く、娘に必要なのは本物を知ることなのだとか。] (57) 2022/11/24(Thu) 22:22:08 |
【人】 大富豪 シメオン[勿論、男はその対価を求めることを忘れたりはしなかったが。] 『フェス』の間なら私のミュージアムを開放しよう。 見るも見ないもお前の好きにするがいい。 父親の苦労を無碍にするもしないもな。 [娘の父親は少なくない対価を男に支払った。 対価さえ妥当であればと男はそれを受け入れたのだ。] (58) 2022/11/24(Thu) 22:22:28 |
【人】 大富豪 シメオン[正直なところを言えば、男は無駄なことだと思っていた。 娘に『美』を見出したことはない。 それは才がないということなのか、それとも蕾にも成らぬほど未だ眠ったままなのか。 もしかすると、かつてのともがそうであった様に、何かのきっかけ一つでばけるものなのかもしれないが。 もしも、娘がこの男の好意(ではないのだが)に別の意味、つまり娘が思うところの「女を囲うお盛んな老人」と警戒を見せるのなら。] ………… [女の頭からつま先まで視線を走らせたのち、フっと鼻を一つ鳴らして笑うのだった。*] (59) 2022/11/24(Thu) 22:22:51 |
【赤】 大富豪 シメオン[熱を燃やす牧どころか、女は男に油を注ぎ続けているに等しい。 そしてその炎は女をも焼き尽くそうとしている。 響く甘い甘い嬌声。 震え揺れる腰。 濡れて蕩けたその瞳。 女の『美』が艶やかになっていく。 男はそれを喰らい尽くそうとする。] (*35) 2022/11/24(Thu) 22:39:29 |
【赤】 大富豪 シメオン[男の愛撫は女の全身へと至る。 邪魔な布は取払い、露わになった熱を宿し朱に染まる白い肌へ手を伸ばし、舌で舐る。 肩から腕、それから指先に至るまで男の舌が這う、 それはいつの間にか女の太腿へ。 乱れたスカートから伸びる白い肌。 その内側に男は舌を這わせる。 それから唇を押し付け強く吸えば小さな赤い花が咲く。 執拗で丹念な愛撫。 肌をねぶり、肉を食み、それが徐々に付け根へと近づいていく。 その先に何があるか女にも予感できるだろう。 だが、男はやはり焦らすように近づけばまた遠のいて、官能のその核心に未だ触れずにいた。*] (*36) 2022/11/24(Thu) 22:40:25 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a25) 2022/11/24(Thu) 22:45:41 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[それでも、爪を少しだけその鍛え抜かれた背に立てるのくらいは 許してくださいますでしょうか。 ――波の合間の、シーグラス 貴方の官能に煽られているのと。伝える無言のサイン。 砂浜に描けば文字は消えども たてた爪の齎す、熱は?*] (-44) 2022/11/24(Thu) 22:59:27 |
【赤】 大富豪 シメオン[女の目に次を望む期待が浮かぶのなら男はそれに応えてみせる。 下着を外し、舌先がついに花唇に触れる。 芽を愛撫する。 ときに柔らかに、ときに強く、触れても老練なテクニックで痛みなど伴うことはなく、触れた強さはそのまま快感の強さへと変わる。 陰核に吸い付く。 強く吸い上げて舐め回す。 やはり痛みは伴わず、あるのは刺激の強さに応じた快感だけ。 今まで以上の快感を与えて、女を高く上り詰めさせる。] (*42) 2022/11/24(Thu) 23:23:57 |
【赤】 大富豪 シメオン[女がもっとと望むなら、望む以上の快楽を与えよう。 飢えを満たし、渇きを潤し、悦楽のその頂きへ誘おう。] 耐えるな……受け入れろ。 [陰核を舐る舌先はより複雑な動きで女を責め立てる。 強く吸い上げて痛みにも似た激しい快楽を与える。 呼吸する余裕さえ消してしまおうとするほど、その責めは激しく絶え間なく、女を快楽の波が攫い、女が未だ知らぬところへ連れて行く。*] (*43) 2022/11/24(Thu) 23:24:11 |
【赤】 大富豪 シメオン[火を灯し、女としての悦びを教え、『美』を宿した女は美しく磨かれ、そうしてその魂ごと喰らう。 そのつもりであった。 だが、果たして喰らうものはどちらで、獲物はどちらなのか。 男は己が喰らうものと思っていた。 しかし、女を暴いて出てくるものは底知れぬ飢えと渇きと貪欲さだった。 『美』を喰らうつもりが、『美』に喰われるというのか。 ……それもまた一興か。 否、獲物も狩人もない。 ここにあるのはただ喰らい合う二匹の蛇なのだ。 絡み合い互いを喰らい合うだけ。] (*50) 2022/11/25(Fri) 0:13:39 |
【赤】 大富豪 シメオン[男は一度女の元を離れると、シャツを脱ぎ、ボトムスも、そして下着も脱ぎ捨てる。 現れたのは鍛え上げられた年齢に似合わぬ頑強な筋肉の鎧。 全盛期の肉体よりも遥かに劣るが、今でも何の戦士程度には引けを取らない自負がある。 事実それは過信ではない。 そして、そんな頑強な肉体に相応しい剛直がそこには存在していた。] (*51) 2022/11/25(Fri) 0:13:59 |
【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト[爪痕など幾らでも残すがいい。 その『美』が花開くその証となるならば。 刻め、我が肉体に。 お前が目覚めるその熱を焼き付けろ。*] (-57) 2022/11/25(Fri) 0:15:57 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a34) 2022/11/25(Fri) 0:18:55 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[熱を刻みつけたいと願い 同時に刻み付けられたいと思う。 其れを赦す貴方だからこそ。 私の渇きを、満たしてくれる 男を求めて腕を伸ばし、その体に触れられるのなら 己の体を密着させてしまいたい。 触れる熱全てを取り込むかのように。 己の目覚める熱そのものを、男に刻み込むかのように。*] (-60) 2022/11/25(Fri) 7:14:18 |
【赤】 大富豪 シメオン[伸ばされた腕。 招かれる 誘われる いや、引き込まれる 女の微笑みにその美しさに、抗うことなど出来はしない。 抗うつもりもない。] お前は美しい。 [外見の美しさならば女を凌駕する者はいるだろう。 それに魅せられたのは女の奏でる『音』にだった。 だが『美』とは何だ、どこにある。 『美』の本質はそれを生み出す者の魂だに宿るのだ。] (*60) 2022/11/25(Fri) 7:47:45 |
【赤】 大富豪 シメオン[文字通り肌を重ねる。 体と体を密着させて互いの熱を喰い合い混ざり合う。 足を開かせる。 生娘ならば羞恥に耐えられないほどに大きく。 その中心に男の剛直が触れる。] 存分に喰らうがいい。 [そうして剛直の先端が女の中へと埋まる。 火傷しそうなほどの熱はどちらのものか、それとも混ざり合ったお互いの熱がそうさせるのか。 火照る吐息を一つついて。 男は半ば埋まりつつあった先端を引き抜くと一気に奥まで突き入れた。] (*61) 2022/11/25(Fri) 7:48:22 |
【赤】 大富豪 シメオン[これは愛の交合ではない。 偽りの優しさなど不要。 しかと刻みつける。 痛みも、悦びも、全て。 男の熱く硬く滾る剛直が女の胎の中、 そして女の飢えと渇きを無理矢理に満たすように。*] (*62) 2022/11/25(Fri) 7:49:21 |
【人】 大富豪 シメオン─ 中央広場 ─ [それは街の中央に位置する、巨大な広場。 最も多くの人が集まり、フェスの中心となる場所。 フェスの際には、至る所で人々が歌い踊り、自らの『美』をアピールする。 他にも、広場を中心に豪華な劇場や美術館が立ち並んでいるが、 そこで『美』を披露できるのは有力なパトロンに恵まれ、優れた『美』を持つ者のみ が、逆説的に言えば、パトロンとなり得る有力者にそっぽを向かれてしまえば、どんな才能を秘めていても、その『美』を披露する機会を得ることができないということ。 ましてそれがかの者であれば、それは…… ] (69) 2022/11/25(Fri) 9:55:20 |
【人】 大富豪 シメオン[フェスの開幕ともに、それは女が怪人と邂逅していた頃だろうか、中央広場の大小様々な劇場と興行主を中心に一つの噂が出回る。 「リリーという踊り子が、 あのシメオン・ジョスイの不興を買った」 かの者の『美』への執着、そして意に沿わぬものへの苛烈な仕打ちはこの界隈の者であれば知らぬ者はいない。 つまり彼らは選択を強いられたのだ。 街の有力者であるジョスイか、それとも一人の踊り子か。 そして、それは時を置かずして女に対する様々な形で現れる。 このことが当人の耳に入るのは時間の問題であったか。*] (70) 2022/11/25(Fri) 9:57:11 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a39) 2022/11/25(Fri) 9:59:07 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a41) 2022/11/25(Fri) 10:32:16 |
【人】 大富豪 シメオン─ 美術館 ─ 私のコレクションが気に入らないか。 [不意に声を掛けたのは言わずもがなこの館の主人だった。 先程までは確かに無かった気配は今は色濃くその存在を主張している。 姿を現した男は、不機嫌さを隠すことなく細めた目で女を見ていた。] 足りない、か。 果たしてそうかな? [ここに収められているのは女神の祝福を受けたものばかり。 無論そうでないものも多数あるが、それでも『美』の価値を確かに認められた作品ばかりだ。それは決してこの男の『好み』だけではない。] (74) 2022/11/25(Fri) 11:00:04 |
【人】 大富豪 シメオン[むしろ、男の持つ『美』と似通う形のものはここには殆ど存在しない。 だからこそら老いていく己に代わるもの、同じ価値感を持つ『美』の担い手、男はそれを渇望し、探し求めているのだが……それはまた別の話。] 不愉快だな。 お前如きに我がコレクションを貶されるのは。 [自分の価値感を『美』の基準とするのは間違いではない。 だが、それは『好み』を『美』と混同してしまつ危ういものの見方。夜空の星々一つ一つが違う様に、この地上には無数の形の『美』が存在する。] なら、もう一つ見せてやる。 まだ『美』というものを知るつもりがあるのならな。 [不機嫌なままの男は娘にそう告げる。 それはコレクションをこき下ろした娘に対する不満か、それとも娘の琴線に触れ得なかったことへの苛立ちか。その両方か。] (75) 2022/11/25(Fri) 11:01:37 |
【人】 大富豪 シメオン着いて来い。 私の秘蔵を見せてやる。 [男は娘の返答を待たずに歩き出す。 着いて来ないならそれで構わない。 元よりそれらは人に見せるものではないのだから。 美術館を出て向かう先は、工房やアトリエのある区画。 そこは、未だ花開かぬ、しかし『美』の可能性を秘めた者たちが踠き苦しみながらも作品を生み出す場所だった。*] (76) 2022/11/25(Fri) 11:02:15 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a43) 2022/11/25(Fri) 11:08:55 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a45) 2022/11/25(Fri) 11:52:10 |
【人】 大富豪 シメオン─ 工房 ─ それは脅しか? [男の空気が変わり、不機嫌そうだった表情は凪いだ] ドメネクがどうした。 私がその程度のことを気にするとでも思うのか、 [それは明らかな怒りだった。 いやそれは怒りを通り越して既に敵意と化している。] 小娘、ドメネクの名を出して、この私を恫喝したな。 [骨を折るなどということはどうということはない。 男には家族はなく、唯一友と呼べる者も今はいない。あるのは財と権力、それも男にとっては手段でしかない。守るものなどありはしない。 対してドメネクはどうか。この男とやりあって『芸術の一族』がここで潰える覚悟はあるか。] (83) 2022/11/25(Fri) 12:48:11 |
【人】 大富豪 シメオン[娘が画術を使うならばその魔法は発動と共に掻き消える。 姿を眩ませたと思ったのなら、それは甘いと言わざるを得ない。 ここは男の巣の中なのだ。 アンチマジックフィールド。 この男が己の住処に何も仕込まないことなどありはしないことなど明白なことである。身一つでやってきて、男を挑発することの危うさを知らなかったのであれば、それは迂闊であり、致命的なミスだった。] 私の庭で好きに魔法が使えると思ったのか? [男の右手にはいつの間にか『カタナ』が握られている。] 無知な小娘と笑って見逃すと思うか? [男は笑わない。その表情は未だ凪。] (84) 2022/11/25(Fri) 12:49:13 |
【人】 大富豪 シメオン[刹那。 男の左手が振るわれる。 神速とは言わないまでも、それは武芸の心得なしに追えるものではない。] このジョスイを侮ったこと、その身で贖え。 [声が先か、それとも衝撃が先だったか。 ゴン と、娘の頭で大きな音が鳴った。] (85) 2022/11/25(Fri) 12:49:54 |
【人】 大富豪 シメオン[振るわれたのは右手の刀ではなく、左手による手刀。 つまり、脳天にチョップ。] リュディガー、相手を見て物を言え。 それにドメネクの名を使うのは百年早い。 [男ため息を一つつくと、その表情には呆れが浮かんでいた。] 小娘の無礼でドメネクをどうこうする訳がなかろう。 この調子では父君も苦労が絶えないな。 [少なくとも男は『芸術の一族』に敬意を持っている。 でなければ、いかな有力者の頼みでも小娘に自分のコレクションを見せる訳がない。親しからずともそれなりに良好な仲なのだ、娘の父とは。] (86) 2022/11/25(Fri) 12:51:19 |
【人】 大富豪 シメオン帰るなら、正面から堂々と帰れ。 [手をシッシと振ると「さっさと去ね」と残して、それで男は刀を納めてスタスタと屋敷の方へと歩き始めた。 勿論、後日この話は酒の肴にドメネクに聞かせた。 それによってドメネクはジョスイに詫びを入れる羽目になったし、リュディガーが滅茶苦茶に叱られたのはきっとそうなのだろう。 そんなつもりはなかったのだが。*] (87) 2022/11/25(Fri) 12:52:43 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a48) 2022/11/25(Fri) 12:56:14 |
【赤】 大富豪 シメオン[今、男には喜びがあった。 それは無垢な女の純潔を奪ったからではない。 女の『美』がまた一つ花開く実感があるからだ、それも己の手によって。 無垢であるはずの胎の中は剛直を強く締め付ける絡みつく。 柔襞が絡みつき男を離そうとはしない。 その筈だ、女はすでに快楽を知っている。 貪欲に喰らいつく女。 男はそれに応えるように、女に己を打ち込んでいく。] (*72) 2022/11/25(Fri) 13:47:53 |
【赤】 大富豪 シメオンそうだ、足りぬよな。 [共に満たされるのは一瞬のこと。 その次の瞬間から飢えがはじまっている。 貪欲で、強欲で、飽くことをしらぬ。] 私の全てが欲しいか? [突き入れた剛直は入り口まで引き抜かれ、破瓜の血に濡れながら再び奥へと打ち込まれ、暴力的なまでの質量と勢いが女を犯していく。 それは、ただ獣性に任せたままの交合。] (*73) 2022/11/25(Fri) 13:48:09 |
【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト[濡れた唇に笑みを浮かべる女を見て男ほ背筋にゾクリと走る。 その美しさに魅入られるか。] 欲深い女だな。 だが、それでこそ美しい。 [足りぬ、足りぬ、足りぬ。 この程度ではまだまだ足りぬ。 女の欲が深いほど、男もまた女を欲していく。] (-85) 2022/11/25(Fri) 13:48:39 |
【赤】 大富豪 シメオン[処女であったことなどお構いなしに、男はその欲望のありったけを女へとぶつけていく。 バチンバチンと肉のぶつかり合う音。 グジュグジュと接合部から漏れ出る音。 男自身を刻みつける様に、まるで傷痕を残すように、男は女を味わい喰らい尽くし、己が欲望を女へと捧げる。*] (*74) 2022/11/25(Fri) 13:49:05 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン 全てでは、足りませんわ。 今のあなただけではなく、貴方の此れから 磨かれ、昂り、深まるであろう美しさ。 私を喰らいながら、魅せる輝き。 それも含めての、”ぜんぶ” 私、欲しいの。 (-92) 2022/11/25(Fri) 20:27:06 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[だから。まだ足りないの。 これだけで満足、できない。 抱き潰されるほどに、喰らわれたい 貴方が欲しがる以上に、喰らいついて味わい尽くしてしまいたい。 只管、欲しがる貴方は。 ――誰よりも、私にとっては美しい。 それに触れられ、喰らい、 貴方の欲を捧げられたなら。 私はもっと自分の音を深められる それでこそと、肯定する貴方の言葉に微笑めば 貴方に求めるのは砂糖菓子のような甘いものではなく 熱く激しい欲望、そのものを。 だって、足りない。たりないの それを埋めるように。貴方は私に欲を刻んでゆく] (-93) 2022/11/25(Fri) 20:28:02 |
【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルトなんて強欲な女だ。 私の全てを、この命尽きる先までも欲するのか。 いいだろう。 ならば……くれてやる。 (-95) 2022/11/25(Fri) 20:55:53 |
【赤】 大富豪 シメオン[背に走る痛み。 女の残した爪痕が背中に赤い軌跡を描く。 だけど、そんな傷では霊にまでは届かない。 もっと、もっと。 もっと純粋に、ただ一つだけを。 喰らうも喰らわぬもない。 男が女に刻むのはただただ快楽のみ。 それは『美』のた女が味わうことのできてる最上の悦をその身に刻む。 突き入れるたびに甘い声を上げろ。 絡みつく柔襞が擦れるたびに喉を鳴らせ。 今はただ、淫欲と肉欲を満たし上り詰めるがいい。] (*96) 2022/11/25(Fri) 20:56:12 |
【赤】 大富豪 シメオン[女の細腰を男の手ががっしりと掴む。 昨夜奏でられた音に刻まれた快楽の種子、男はそれを花開かせていく。 そうだ、もっと感じるがいい。 もっと快楽を貪り尽くせ。 男は朱に染まる肌をさらに昂らせ、胎の奥に言いしれぬ快楽を刻み続ける。 肌を合わせ、肉をぶつけ合い、昂る熱をを擦り合わせる。 それは昨夜と同じ。 そして昨夜とは違う確かな肉体の悦を刻み合いながら、男は女の官能を限界まで引き上げる。] (*97) 2022/11/25(Fri) 20:56:49 |
【赤】 大富豪 シメオン[激しい律動はさらにその強さを増していく。 女の体を壊してしまいそうなほど、男はその欲情を、その飢餓を女の中心へとぶつけっていくり 受け止めろ、 ……私の命を。 [そうして、溜まりに溜まった官能が女の中で行き場をなくして溢れたとき、男もまたその欲の行き場を失って女の中へと解き放った。 年齢からは考えられないほどのそれは、女を内側を白く熱く染め上げていった。*] (*98) 2022/11/25(Fri) 20:57:17 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a60) 2022/11/25(Fri) 21:00:56 |
【人】 大富豪 シメオン[シメオン・ジョスイは誰にも何も命じてはいない。 女を舞台に上げるなとも、干せとも何も言ってはいない。 ただ「あれは気に入らない」とそう呟いただけ。 それだけで女の未来は簡単に道を閉ざされようとしている。 無論のこと、男はそうなることをわかっていたのだ。 それこそが男の力の一旦。] (102) 2022/11/25(Fri) 21:28:28 |
【人】 大富豪 シメオン[確かに男は女に『美』を見出していた。 その舞いに『美』の片鱗を見ていたのだ。 踊りに込められた妄執。 自分の執念とはまた違う形の何か。 男はそれに興味を持ったからこそ声をかけた。 だが、女は男の手を掴まなかった。 「覚悟はある」とそう啖呵を切った女。 そのせいで、女は今、道を閉ざされようとしている。 男は何もせぬままに嘲笑う。 この苦境を乗り越えるために、お前は私に何を見せてくれるのかと。*] (103) 2022/11/25(Fri) 21:28:54 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオンこんなにも、熱く、激しい命を。 貴方はお持ち、なのですね。 ジョスイ様。 [女は全て受け止めた胎を撫でる。 その様は、一見無垢そうにも淫蕩にも見えながらも その実。美を垣間見ることができた喜びに ただただ、嬉しさを零しているのだった。*] (-102) 2022/11/25(Fri) 21:33:03 |
【赤】 大富豪 シメオン[男は女を見下ろしながらその美しさを堪能していた。 精を放たれ、官能の頂きに達し、痙攣させながらも未だ剛直を強く締め付ける女は今なお貪欲に男を喰らおうとしているかのようで。 剛直を女の中から引き抜く。 ともに血と精の混ざり合うが零れ落ちる。 その淫靡な美しさ。 男は満足気に笑みを浮かべながら、乱れに乱れた女の長い髪を愛でるように優しく撫でた。] (*110) 2022/11/25(Fri) 22:07:56 |
【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト[男は『美』を求めている。 そも『美』とは何か。 男はそれを人の在り方の中に見出している。 愛、憎悪、執念、信念、妄執、そして渇望 それらが純粋であれば純粋であるほど、男はそれを美しいと感じ、その『美』を強く強く欲するのだ。 故に、男はイルムヒルトという女を欲し、強い執着を女に感じている。] やはり、お前は美しい。 [男は『美』のみを渇望する。 だが、男にとっての『美』とは何かと顧みれば……男は女に抱く思いの名を知らないまま、ただただ『美』を渇望するのみ。] (-107) 2022/11/25(Fri) 22:08:23 |
【赤】 大富豪 シメオン[一頻り、女の髪の感触を楽しむと男は女から離れ、広いベッドから降りると近くのテーブルへと向かった。そして、そこに置いてあった水差しというには些か小さな瓶を手に取る。] 時間というものは残酷だな。 体力ならばそこらの若造には負けんつもりだが、 こちらはそうはいかん。 [それを口に運んで一気に喉へと流し込んだ。 鼻腔にまで抜ける濃い苦み。 それと間を置かずして強い鼓動とともに血が駆け巡るのを感じる。] この日にお前と共にいられるのは、 私にとっては幸運なことだ。 [この日は『美』の祭典。 この街にあって、この日ほど『美』の価値が問われる日は他にない。] (*111) 2022/11/25(Fri) 22:09:25 |
【赤】 大富豪 シメオン[ベッドに戻るや否や、男は女を組み敷いた。 片足を高く持ち上げれば自然と足は大きく開かれることになる。 瞬間、薬によって熱を取り戻した剛直が再び女の中へと突き入れられた。 そして緩やかに行われるストローク。 先ほどの激しいばかりの交わり方とは違う、老練で習熟された動きは女の官能をジワリと呼び起こす。] まだ、なのだろう? まだまだ、満足には程遠い。 [リズミカルな動きにベッドのスプリングが軋む。*] (*114) 2022/11/25(Fri) 22:10:26 |
【人】 大富豪 シメオン─ 魔女への頼み事 ─ [それはいつのタイミングだったか。 しかし、それはさして重要なことではない。] 一日でいい。 いや、半日でもいい。 薬でも魔法でも構わん、私の全盛期を取り戻したい。 [過ぎ去った時を戻すことなど出来はしない。 それは神の定めた摂理に反すること。 だが、この魔女はそれを可能だと言った、相応の対価を支払うことで可能なのだと。] 対価はお前の望むだけ…… [たとえそれで残りの時間全てを奪われることになったとしても構わなかった。本当にそれが叶うのならば男はそれだけの価値があると思えたのだ。] 私の時間をくれてやる。 [影街の一角にあるとある店。 男はそこで店の主人たる魔女へとそう告げた。*] (104) 2022/11/25(Fri) 22:22:31 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a65) 2022/11/25(Fri) 22:23:40 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[形は違えど、貴方の美に対する生き様を目にしてしまえば それこそ美しく。もっとそれが磨かれ、 紡がれる様を見て、味わいたいと欲が募る。 なら、貴方の在り方を美しいと思う。 この感情は一体何なのでしょう。 自身を花開かせるものとして 貴方を選んだ、その理由は。 ――……それに名をつけぬまま、 美しいと零された言葉に女は微笑む。 嬉しそうに、されどそれだけでは足りないと 体が、魂が、本能が訴えている。 まだ、この男を味わい尽くすには足りなさすぎる。 自身の美を花開かせたなら、次はその花弁に水を。 咲く花の色を、より鮮やかにと。 女の渇望は留まることを、知らない。 とはいえ、男の体力というものも、幾ら鍛えているとはいえ 限界があるのだろうことは理解していた。 ああ、また疼く日々が始まるのだろうか。と 少しばかりの飢餓を覚え始めた、ときであった] (-112) 2022/11/25(Fri) 22:33:11 |
【赤】 大富豪 シメオン[渇くのならば与えよう。 満たされぬのならば満ちるまで。] 好きなだけ喰らうといい。 [強く押し入っては緩く引き抜く。 女が強く感じるところは昨夜の情交で既に把握している。 巧みに焦らしながら、絶妙なタイミングでそれを刺激する。] お前が満足するまで幾らでも。 [漣のような責めは確かに官能の昂りを着実に積み上げていく。] (*123) 2022/11/25(Fri) 22:57:11 |
【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト[交わりの中、女の髪を攫い口付ける。] 本当に美しい。 だが……もっと美しくなれ。 [その行為に意味などなかった。 少なくとも何かを意図したものでない。 ただ、そうしたかったから男はそうしたのだ。] (-113) 2022/11/25(Fri) 22:59:07 |
【赤】 大富豪 シメオン[強く体重をかけて深く結合する。 顔と顔が近づき合い、互いの吐息が鼻先をくすぐる。] 何度でもイクといい。 その度に……お前は美しくなる。 [女が悦び乱れる様を見て男もまた強い官能を覚えいく。 二人はどこまでも互いに喰らい貪り合うのだ。 グリっと女の弱い部分を男の先端が抉る。 快楽の中に堕ちてしまてと言わんばかりに、男は女に絶え間ない快感を与え続ける。] そのためなら何度でもくれてやる。 [焦らし、与え、また焦らし。 そうして何度も何度も快感の漣は女を攫い飲み込んでいく。 接合部はまるで溶け合うように、蜜と精とネットが混ざり合っていく。*] (*124) 2022/11/25(Fri) 23:00:17 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a67) 2022/11/25(Fri) 23:01:33 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[先とは違う、動作。ただ貪るだけではなく。 それはどこか、女の心に漣を齎す。 ただ、男の美への憧憬と 其れを喰らってより己を高めたいという欲だけの ――筈なのに。] 貴方が喰らい。 私があなたを、喰らうなら。 幾らでも。きっと美しくなれる。 [あなたによって、私は花開き。 私によって貴方も、 そうであればいいのに。 ] (-115) 2022/11/25(Fri) 23:33:21 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[中でも、繋がった場所でも貴方と私は混ざり合う。 魂さえもそうであるのなら。 ――と、ウロボロスの輪のように 喰らわれ、そして喰らう私は、今、あなた という美 だけを。見て、感じて、求めている*] (-116) 2022/11/25(Fri) 23:34:49 |
【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト[こんなにも惹かれ合う。 男は女に『美』の可能性を見る。 それは男が理想の先に見た、届かぬはずの光。 その可能性に嫉妬さえ覚える。 女の『美』を喰らい、己が『美』をさらに美しいものとする。 そのはずだった。 でも違う。 確かに惚れているのだ、この女の『美』に。 美しい音色を耳にした時から魅了されていた。] 嗚呼、もっとお前が欲しい。 [そして今も、この女に惹かれてやまないのだ。] (-119) 2022/11/26(Sat) 0:05:50 |
【赤】 大富豪 シメオン[混ざり合い溶け合い、触れ合う熱の境界線すら曖昧になる。 ただ女の強い締め付けに、快楽に侵され絶頂を迎えながら甘く喘ぐその声に、男もまた快楽の波に攫われて、びゅくびゅくと再び女の中に精を放ちながらも、しかし男はその律動を止めようとはしない。 強い薬のせいか剛直はその硬さを保ったまま。 男は体勢を変え、女をうつ伏せにすると後ろから犯し始め、白い桃尻に腰を打ちつけて、肉の打ち合う音が広い部屋に響きわたる。 体位を変えたせいで、剛直は先ほどとはまた違った角度と触れかたで女の中を刺激していく。男は力強くも巧妙な腰使いで女に休む間など与えずに三度快楽の渦へと引き摺り込む。] (*134) 2022/11/26(Sat) 0:06:12 |
【赤】 大富豪 シメオン[だが、やはりそれはととかも同じ。 男が女を導けば、女もまた男を引き摺り込む。 女が官能を覚えれば覚えるほど、より一層男を誘い昂らせていく。] また、出すぞ、 [余裕のなくなった男の動きは、貪るような激しい動きへと変わり、女の背に男や汗が飛び散る。] っ、は、っっ [男が呻く。 絡み合い、食みあう肉と肉、男はまるで女の中に飲み込まれてしまうような錯覚さえ覚えながら、何度目かの射精となった。] (*135) 2022/11/26(Sat) 0:09:54 |
【赤】 大富豪 シメオン[力無く背中から覆い被さるように女の背中に密着すれば、肌に流れる汗が互いを濡らし合い、混ざり合う互いの熱がなんとも心地よく、荒らげた呼吸は今もまだそのままに、女の中に剛直を納めたまま肌を重ねていた。*] (*136) 2022/11/26(Sat) 0:11:43 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a72) 2022/11/26(Sat) 0:24:31 |
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