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【神】 不知 ミナイ『そこはどこだい、麻弓くん』 送ってから気づく、声のありか。 もうすっかり減ってしまった熱のこもった声。 さあ、彼女には何を送ってあげようか、とん、とん。 と液晶を叩いて。 『うーん。彼は』 少しもったいぶってから声をたどって、 その帽子とやらをさがしに向かった、 (G1) 2022/07/14(Thu) 21:55:46 |
ミナイは、声の聞こえる場所へ、なんだここに落ちていたのかキミは。ようし、掴まえた、あとは。 (a8) 2022/07/14(Thu) 22:03:39 |
【人】 不知 ミナイにゃあ。と一鳴き。 廊下を一人で歩いて耳を済ます。 たくさんの声が聞こえるけどどれも冷めたものばかり。 帽子をみなかった? どこにあるか教えてくれないかな、おやありがとう。 彼らはどこにいったの? 内緒なんていけずだね。 あのこはまだぶじかい? なんだよ、対価なんてやらないよ。 キミからなにももらえないからね 「……さて、ここか。 やっぱりキミの気配は黒くない、ははっ」 栗栖の帽子を掬って、大事に抱き締める。 カメラと、夢と、そしてこの帽子と。 まだ足りない、 まだ返してない。 欲しいな、もっと欲しい。 「 逃がさないからね 」 (4) 2022/07/14(Thu) 22:12:43 |
ミナイは、栗栖の帽子を被りながら、気分良さそうに人を探している。 (a11) 2022/07/14(Thu) 22:13:27 |
ミナイは、マユミのメッセージに新着。『栗栖くん、まだ生きてるよ』 (a13) 2022/07/14(Thu) 22:15:17 |
【置】 不知 ミナイ人が死ぬと何もなくなる。 それはほんとうであって、違うと言える。 生きて居る人は、死んでいる人を認識できなくなる。 別の世界に彼らはいってしまった、と感じてしまうだけなのだ。 だけど、ボクは違う。 薬袋明日香は彼らが見えた。 終わった、彼らが残した者が彼らがいた証が見えた。 黒い靄のようにみえるそれは、人に見えて、動物に見えて、 悲しそうで、辛そうで、ずっと停滞していた。 それは幽霊とよばれるようなものだったのかもしれない。 もしかしたら魂といわれるものだったのかもしれない。 非現実的で、見えることは少数で、誰しもが出来るわけじゃなくて。 間違いなのは、ボクで。皆が正しくて? 死んだ人がいる世界が間違いで、生きてる人がいる世界が正しい? わからないよ、ただ生きてるだけなんだから。 (L4) 2022/07/14(Thu) 22:29:43 公開: 2022/07/14(Thu) 22:30:00 |
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