情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
【秘】 技術指揮 シトゥラ → 夜の一族 チャンドラ「"そんなこと"より、危ないことだ」 「命を狙う、傷を負う。 ……大切なものが失われる。 そういった全ての可能性がこの俺にはあって、彼らにもある。 経験しないとわからないのであれば、一度だけは見逃してやる。 次、また無防備に誘われようものならこの手は止めてやらないから」 そのきめ細やかな頬を撫でる。 柔らかな髪を掬って、言葉とは裏腹に丁寧に口づけを落とす。 「……真に悪い狼は、連れ去らうだけで済まないんだよ」 「それで、料理だったか。 食べたいなら作るけど、作りたいならレシピを貸すから。 しばらく見ていけば?」 体を話して机の方へ。 何冊かあるノートを取り出しで、あなたに渡せば自分は別途に寝転んだ。 ノートにはかんたんな絵と、味、作り方について丁寧に書かれていて。 どんな国の人が残して来たかも事細かに書かれていただろう。 (-78) 2021/10/18(Mon) 3:58:10 |
【秘】 技術指揮 シトゥラ → 巫女 ユピテル「国ごとで違うと呼ばれる地域信仰もすべては、 死は自然にもたらされるとされる自然信仰からなっている。 皆が納得するのも、ユピテルが説明するのに適している言葉なのもわかる。 君はとても賢くて聡明だ。 巫女という職業を、どこかで聞いたことがあった。 ……身近にあればどれだけまた研究できたか。 今でも十分なほどに聞けているが。 俺の学んでいた学問は犯罪心理学。 だけどここに来てからとある考古学者に説かれたんだ」 「ここに法もルールもなにもない。 治外法権、誰かが規制することのない領域ということ。 そんな場所で手を汚さない選択肢を、取らないことにするもの。 ……不自然ではない」 「だろ?」 ▼ (-138) 2021/10/18(Mon) 12:51:51 |
【秘】 技術指揮 シトゥラ → 巫女 ユピテルそこまで言い切って、ため息をつく。 「……直接聞くか? 正しく、殺人鬼だったらどうするんだよ」 答えは是である。 きっと己は誰かを人前で殺しても問題はない。 隠れないと次ができないだけなのだから。 (-139) 2021/10/18(Mon) 12:53:06 |
【秘】 技術指揮 シトゥラ → 浮遊想 テラ黄色い空の部屋。 なぜ読めたんだ、なぜ聞こえたんだ。 そんなのはどうでもいい。 何年もいたから、かの存在がわかるのかもしれない。 雲の中で揺蕩う彼がわからない。 どこの世界か常識に当てはまるものかもわからない。 こうしたものを見ていると、まるで自分が"一般人"になったかのような錯覚をする。 「……、……」 「絵を描く人なんていくらでもいただろうに」 名が残るものがいる、存在が覚えられるものがいる。 それは実に幸福であるのだろう、彼らの世界にとって。 知っている人を探した、誰かに声をかけた。 その部屋にたどりつこうとして、扉に触れた。 俺の名前を知るものがよこした手紙だ。 理由なんてそれだけだった。 (-140) 2021/10/18(Mon) 13:03:11 |
【秘】 技術指揮 シトゥラ → 夜の一族 チャンドラ「……はぁ。 見た目がそそられるものとかで選んだらどうだ。 それこそ、味、色。 行事に食べるもんもある。 どこの箱入りかは、しらないが"ここの文字"は読めるはずだ。 気になった名前を、作ってやるよ」 腹ペコなのだろうか、多くを食べる人種などは存在するだろう。 人は見かけによらない。 それはそうと、食べられる側の想定をしていないのは、いささか不安だ。 心配なわけではない。 一人でも存在する異分子は猟奇的な者たちを刺激する。 今の自分のように。 「"今日"は面倒だから"明日"でも」 時間の進みがおかしいこの旅館でこの言葉を使うとき。 一日の基準は誰かがいなくなったら、と決めたことがある。 もうはっきりとわからないからだ。 明日は我が身、そして目の前の存在だ。 ▼ (-145) 2021/10/18(Mon) 13:14:25 |
【秘】 技術指揮 シトゥラ → 夜の一族 チャンドラだがそうだな、時には血迷ってもいい。 「満腹になりたいなら」 「作ってやってもいいから、その前に何処かに食われるなよ」 約束した人間が食卓に揃わないのは。 刃[殺意] を向けた存在を誰かに取られるのは、主人でも気に食わない。「俺は 眠くなったから、寝る。 それも持って帰ってもいい……後で返せ。 次に部屋に来るときは使用人でも連れてくるんだな……」 あなたに背を向け布団に沈めば、 丁寧な説明をしているようで自分勝手に話をすすめた。 やはり困るな、とても。 手を出せるのに出さないという環境は。 (-147) 2021/10/18(Mon) 13:28:43 |
【見】 技術指揮 シトゥラ>>@0 トラヴィス 「ハロウィンパーティー……? ああ、あの 茶番劇 ですか」やや辛辣な口調だが、悪意も善意も感情もなく零して、賑やかな方角を一度見つめた。 「楽しいものが見られるといいんですがね」 他人事のようで、今度は何処か浮足立っている声色で告げれば偉そうな佇まいのあなた[トラヴィス]に焼き立てのパンを添えた。 言われた通りのクロワッサン。 黄金色に焼かれ、香ばしい香りを立てるそれは素人なりには美味しそうで。 誰かの手を借りたのかもしれないが、持ってきたものとしては一流品だった。 「そうだ……トラヴィス、あとで話せませんか」 自分から誘うのは久しぶりだな、と見えないまぶたをわずかに伏せた。 (@1) 2021/10/18(Mon) 13:35:02 |
【見】 技術指揮 シトゥラ>>@2 トラヴィス 「あなたが欲しがったんでしょう、トラヴィス」 見えない目の瞳孔が細まった。 こんなところで、 への言葉が反故されることはないと思っていたのに。 「……ハロウィンは、とある国では死者の祭りと言われています。 死者が招かれて、それとともに来た悪い死者には、 対価を払って帰っていただく話なんです。 話としては愉快で好きですよ、邪魔なんて、する気もないです。 むしろ協力をしたかったんです。 まぁ、今度の機会にでもしましょう。 …俺たちで宴ですか? いいですが、先日のように寿司を食べて驚ないでくださいね。 口に合わないなら、言えばよかったのにと思いました」 (@3) 2021/10/18(Mon) 18:57:32 |
【秘】 技術指揮 シトゥラ → 浮遊想 テラ「何かがずっとちらつくんだよ、誰だ? まさか、これが死神の正体とも言わないだろうな」 こんな部屋初めてだ、気味が悪い。 ただなぜだかあの黒点が、太陽だか月だか空に浮かぶものだということはわかった。 「聞き取れないこともあるが、聞こえてる」 目の前の見えない存在を探す。 声の聞こえる方を見ればそれがあるのだろうか。 「椅子を転がしたのも、お前なのか? なんの用があるんだ」 怪しむ様子を隠さず、 あなたに、君に、お前に話しかけた。 (-259) 2021/10/19(Tue) 4:17:05 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新