【独】 志隈叶わない夢に願掛けする気は無かった。 願う事に意味を見出さなかった。 笑わせる事すら出来ない。 その先の姿など思い描けない。 あの人の“───”と呼ぶ声だけが木霊する。 (-34) 2020/09/27(Sun) 20:49:36 |
【人】 志隈[数ヶ月前の出会いを経て、なんやかんやとあり、 何かを得た実感は無くとも変化をし、 仕事をこなすだけの無愛想な人間にも些か楽しみが出来た。] 『今日22時 XX館のXXX号室に』 [約束の日時を知らせるメッセージが届く。>>74 用件だけが書かれたものに“了解”とそれだけを返す。 常々世間話の1つでもしたいと思わなくはないが、 口下手な性分ではあるし、表情が見れなければ嘘にも気付けないから、此方から返す言葉も多くはなく。 追加の注文にも“わかった。”と入れて、“他にもいるか?“と一応一文を増やす。 平和な国に慣れる為に、“誰かに慣れるならあんたしか思いつかなかった“と、呆れられるの覚悟で頼んだ事は今も隔週で続いている。 他と同衾の予定がある訳でもなく、ああいう騒ぎでもなければ普段は一人寝でも何も困らないのではないかと、 相手と会う為の口実になっている気もしたが、練習を続けてくれるのなら甘えた。 会いたいのだと思う事に間違いはない。] (77) 2020/09/28(Mon) 1:53:01 |
【人】 志隈[与えられなかったものを与えてくれると言うのならば、 …何よりあんたから貰えるものなら欲しいと思う。 そんな事は此方は言ったような気がしたが、 未だに相手の理由には理解が及んでいなかった。 年の功と言うべきか、性格の違いか、 相手の掌で転がされて自分が騙される事もありそうだとかは よく考えている。] (78) 2020/09/28(Mon) 1:53:08 |
【人】 志隈[ノックを3度する。>>76 迎えられたらパルミジャーノと他に頼まれたものがあれば、それを渡し。 酒に視線を向ける前に、やけに何時もより広く感じた事で部屋を見回し、ツインルームに目を瞬かせ。] 練習ならあんたの近くで寝ないと意味ないんだが。 [距離がある分、警戒レベルも落ちていくし、 別々のベッドに寝るんじゃ練習にならないと示した。 ただのお泊り会と化すのも悪いとは思わないが、どうなんだろうなとは思考に浸り。] 男二人でツインに入って、乱れた寝具は一つだけ……。 [ある意味如何わしいのかと、淡く過ぎった想像を紡いで途中で留めた。 シングルの時だって結論同じではあったし、メイキングするホテルマンがいるかは知らないが、何を思われたとしても特に此方は気にならない。 どう寝た方がいいかは相手に問いかけた。]* (79) 2020/09/28(Mon) 1:57:20 |
志隈は、メモを貼った。 (a10) 2020/09/28(Mon) 2:09:45 |
【人】 志隈[メッセージを見て、何種類かのチーズとナッツを購入した。>>80 食べたい物があったかと言えば特に思い付かず、 パルミジャーノだけでは味気無いかと相手が食べる事も考慮して買ったもの。 実の所、相手とのメッセ欄は事務的な会話ばかりではあるが、 海を隔てた向こうの人間とも、 此方の同僚との付き合いもあるにはあるから、 絵文字はあまり使わないが、スタンプを使う事は普通にある。 追加注文を聞いた際には了解と敬礼スタンプで返したかったが、 態々文字で返してるのは、 友達相手でなく目上と接してるようだからだろうか。 相手がどういう位置なのかと聞かれれば一言では言えず。] (99) 2020/09/28(Mon) 7:49:23 |
【人】 志隈向こうだとろくな宿泊施設は無かったから、 テントにすし詰めはあった。 [ベッドの距離を確かめて見れば思うよりは近いなとは感じたが、 “練習”をするには遠く思える。>>81 最初から、懐かしさを求めて話しかけていた所はあるし、 今もその懐かしい距離を求めているのかもしれず。] それだけ近寄ってもいいと思うのは、あんたしか思い付かなかったが。 だから、あんたで慣れようとしている。 [無愛想に淡々とした口調を続ける。 この国では他にいないとの、限定ではあるが、 何の思いもなく寝ている訳ではない。 向こうでの相手は仲間や友達と呼ぶが、相手には当てはまらず、 他の誰とも違う“特別”とは名付けている。 家族とは共に寝たりしないから、それとも違う。 頭を軽く叩かれれば肩を竦める。 冗談とも本気とも言えないものだ。 起こり得ない事実なんだろうとは認識している。] (100) 2020/09/28(Mon) 7:49:28 |
【人】 志隈[感情の伴わない交流によって、 親父好きの扉は開いた事には、開いているが、 ムキムキの妙齢の男の裸写真を見る機会があっても、 アジダルじゃないから何か違うと留まっている。 かと言って、彼の裸写真──水着写真などが見たいかと言われれば悩むほどではあって、その感情はそのままに放り。 報われない片思いに恋情がくっつくかくっつかないか程度の違いだ。 元よりこの不毛な思いは抱えて生きてくしかない覚悟はある。] (101) 2020/09/28(Mon) 7:49:46 |
志隈は、メモを貼った。 (a13) 2020/09/28(Mon) 7:58:41 |
【人】 志隈[一晩頭を撫でる事で対象の負の気持ちを和らげる能力。 十六日間の夜、 眠る人の傍らで祈り撫で続ける事で記憶を強固に封じるが、 その代償に自らに関する記憶を失っていく。 今は使わないと決めた力。 この国にいた事、付けてもらった名前は忘れ、 血の繋がったあの人に会いたいと思う事すら曖昧。 思い出したいとさえ思わないが、 あんたから“名前を呼んでやりたい”なんて 序での様に言われた言葉が投げ捨てられなくて、 楔になったから、元の自分の家を探し始めた。 手掛かりが見つかって、もし興味を持ってどの辺かと聞かれれば 地域くらいは答えて、覚えてる事は世間話のように話す。 親戚や祖母達に嫌われていた話はしてなかった気がするし、 聞かれなければ深く話す事はせず。 あの人に会うにしても、面倒はごめんだと考えた。]* (120) 2020/09/28(Mon) 20:28:15 |
志隈は、メモを貼った。 (a18) 2020/09/28(Mon) 20:29:07 |
【独】 志隈……あれ…ドア枠で……懸垂してた…元気なお兄さん……ですか…? お久しぶりです…… [ぎらぎらと照りつける太陽、砂埃の舞った古びた住居の前に、 10代前半の表情の乏しい子供が立っている。 そちらに気付いたら、ぺこりと頭を下げて。 ──日差しがあっても暑さを感じる事はなく、 空気は清浄そのもので、息苦しさを感じる事もない。] ……ごめんなさい…冗談です。 ここは月の届かない奥底。 何か、俺について知りたい事はありますか? [あの時出会ったものとも本来のものとも違うように、 怯えもなく少年は話しかけた。] (-101) 2020/09/29(Tue) 0:39:23 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新