人狼物語 三日月国


181 忘却の前奏曲、消失の1ページ

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視点:


一日目

村人:1名、人狼:1名、童子龍:2名

【人】 名坂愛子

  

[ 陽だまりにいる人には
  太陽の気持ちは推し量れない。 ]

  
(0) 2022/10/26(Wed) 0:00:00
コミット要求:ON

【独】 惜別ハツナ

/*
一日目だー!
ちなみに最後のタイトルは色付け悩んだけど
記憶取り戻せたら色つく、みたいな方が綺麗かなと思って灰色にしてあります…。どうなるかな……私にはわりと予想がつかない……。
(-0) 2022/10/26(Wed) 0:03:15

【独】 木津 愛美

/*
書いたやつ落とそうか悩んだけど蛇足かなって思ってやめた( ˘ω˘ )
(-1) 2022/10/26(Wed) 0:07:40

【雲】 朝日元親




     ここは……どこだろう?


(D0) 2022/10/26(Wed) 15:02:32

【雲】 朝日元親



[ 辺りは白い、白くて、何も無い。
  その先は永遠に続いてるような真っ白な世界。

  ボクの色も、誰の色もない。
  何一つ存在しない世界に、ボクは立っている。

  聞こえた気がする悲鳴も
  感じた気がする涙も

  何もかもが現実味を感じられなくて
  味のしないガムを噛み続けている気分になった。]



(D1) 2022/10/26(Wed) 15:03:28

【雲】 朝日元親




   なにもない。


         その事実に、何も感じられない。


(D2) 2022/10/26(Wed) 15:04:51

【雲】 朝日元親




     ボクは……誰なんだ……



(D3) 2022/10/26(Wed) 15:06:14

【雲】 朝日元親




      ─────────。


(D4) 2022/10/26(Wed) 15:06:51

【人】 朝日元親




  [ 目を開けると、白い天井に虫が湧いていた。]



(1) 2022/10/26(Wed) 15:08:12

【人】 朝日元親



[ 柄石膏ボードとカーテンレールが包む部屋に
  消毒液が充満して、頭が痛くなる。

            ボクの、知らない臭いだ。



   ………………。


[ ボクが起きたことに気づいた看護婦さんが
  慌てて先生を呼びに行く声が聞こえる。

  けど肝心のボクは、まだ身体が動かせなくて。]


(2) 2022/10/26(Wed) 15:09:10

【人】 朝日元親




  どうして、ボクは病院で寝てるんだろう。



(3) 2022/10/26(Wed) 15:09:43

【人】 朝日元親




      どうして、ボクはここにいるんだろう。



(4) 2022/10/26(Wed) 15:11:00

【人】 朝日元親




    どうして、ボクの傍には

          誰もいないんだろう。



(5) 2022/10/26(Wed) 15:11:22

【人】 朝日元親



[ ボクは手を伸ばした
  誰もいない空へ、手を伸ばした。

         誰も居ない事実に、目を背けて。]**


(6) 2022/10/26(Wed) 15:14:33

【雲】 惜別ハツナ



[ 私のせいなのかな。
  私が、夜ご飯一緒に食べようって言ったからかな。
  
  
私が、君を危険にさらしたんだ。


  
君と一緒に、って望んだから。 ]


  
(D5) 2022/10/26(Wed) 17:00:52

【雲】 惜別ハツナ



[ 太陽は独りでいるべきだったのかな。 ]


  
(D6) 2022/10/26(Wed) 17:01:25

【人】 惜別ハツナ



[ 私はあの後、君と一緒に病院に行った。
  私も突き飛ばされた時に軽く怪我したから
  それを診てもらって。

  一度君から離れたんだけど、
  君の目が覚めるまで私は家に帰らなかった。
  親には大事な人が病院にいるから、って
  連絡だけは入れた。
  流石に迎えに来るって言われたけれど。 ]

  
(7) 2022/10/26(Wed) 17:02:44

【人】 惜別ハツナ



   
こんな時だけW親っぽいWこと言わないで。



[ って言ったら何も言えなくなったみたいで。
  それ以上は言われなかった。 ]


  
(8) 2022/10/26(Wed) 17:03:12

【人】 惜別ハツナ



[ 君が目覚めるまで、私はずっと病院にいた。
  ずっと、待ってた。

  
もし君に何かあったら、って思ったら

  
病院を離れるなんてしたくなかったし

  
君が目を覚ましたら真っ先に君の隣にいたくて。 ]


 
(9) 2022/10/26(Wed) 17:04:18

【人】 惜別ハツナ



[ 先生を呼びに行った看護婦さんと
  入れ違いで私は君の病室に入って。
  
  ベリー系の甘い匂いの制汗剤が
  なんとなく場違いな気がして、
  一瞬だけ足を止めるけど。
  君のことが心配だからまたすぐ歩き出して。 ]


   
元親くん……?



[ 君の横に行って、声をかけるんだ。 ]

 
(10) 2022/10/26(Wed) 17:05:39

【人】 惜別ハツナ



[ 天に手をのばしている君をみていると
  どうしようもなく不安になるのはなんでだろう。 ]


  
(11) 2022/10/26(Wed) 17:07:12

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親



[ そうやって空に手をのばしている姿が
  ひとりぼっちで声にならない悲鳴をあげてた
  私に、重なる気がして。


  
大丈夫だよ、私がいるよ、って言いたかった。 ]


  
(-2) 2022/10/26(Wed) 17:08:36

【人】 惜別ハツナ



[ でも、まずは君の怪我とか……
  それが一番心配だから。 ]


   ね、その……。
   身体、痛いところとか、ある?


[ 君の手を握って、聞いてみるんだ。 ]**

  
(12) 2022/10/26(Wed) 17:10:28

【雲】 朝日元親




[ 太陽の傍にいたいんだ。

     そんな願いも、消えていく。>>D6



(D7) 2022/10/26(Wed) 17:36:27

【雲】 朝日元親




     [ ボクは嘘つきなんだ。

          その事実すら、闇に消える。]

(D8) 2022/10/26(Wed) 17:37:14

【人】 朝日元親



[ 本来いるべきなのが親というもの。
  たとえボクがどんな存在だったとしても
  いて当然なのが親のはずだったのに。

  キミの当然を崩壊させるきっかけを作ったボクは
  あまりに罪深い存在なんだろう。>>7>>8
  でも今のボクには、それを詫びることも出来ない。]



(13) 2022/10/26(Wed) 17:38:02

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ



[ きっとボクが戸惑っていたとしても
  キミなら違和感を覚えていてもおかしくない。

  本来ボクの身を案じて当然の二人がいないことも。
  唯一ボクのことを想って
  傍にいてくれたのが君だけだったってことも。>>9


(-3) 2022/10/26(Wed) 17:39:09

【人】 朝日元親



[ 伸ばした手を掴んだ人は
  甘く優しい香りがする人だった。>>10>>12

  独りかもしれないという恐怖心が
  少しだけだけど薄らいだ気さえする。
  きっと、彼女がボクと同じだから。>>11



(14) 2022/10/26(Wed) 17:40:23

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ



[ わかる。この人は、優しい人だ。
  指先から伝わる感情が全てを物語っている。

  彼女の手は、ボクにとっては確かな救いの手で。
  ボクは彼女に強い感謝の念を抱くことになるだろう。]



(-4) 2022/10/26(Wed) 17:42:19

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ



    [ でも、この人は、一体誰だろう?]


(-5) 2022/10/26(Wed) 17:42:50

【人】 朝日元親



[ 彼女が何者なのか。
  どれだけ記憶を辿っても、答えが見つからない。
  元親くんって誰の事だろう?>>10

  どうして彼女はここにいるのだろう?
  何も分からないボクはキョトンとした様子で。]



(15) 2022/10/26(Wed) 17:43:55

【人】 朝日元親



  えっと、とりあえず…大丈夫です。

  なんか身体はまだ痛いけど
  まだ耐えられるくらいのものだから。


(16) 2022/10/26(Wed) 17:44:13

【人】 朝日元親



   ところで…

     はじめまして、ですよね。
     貴女のお名前を、聞いてもいいですか?


(17) 2022/10/26(Wed) 17:44:41

【人】 朝日元親



[ ボクがキミにそう尋ねた時だ。

  先生がボクの所へやってきて
  ボクの身に起きたことを説明してくれた。]*


(18) 2022/10/26(Wed) 17:45:21

【人】 惜別ハツナ



[ 私の両親が私に強く言えないのは
  決して君のせいじゃない。


  
元から壊れてたんだよ。

  それがよく見えるようになったきっかけは
  確かに君だったのかもしれないけれど
  君は何にもしていないよ。 ]


 
(19) 2022/10/26(Wed) 18:42:15

【人】 惜別ハツナ



[ 私は君が無事かどうかで頭がいっぱいで。
  自分の親のことなんて構ってる場合じゃないって
  そう思ってしまったから。

  ……君の親がいない、って事実に
  すぐには気づけなかったんだ。


  普通なら真っ先に来るはずの
  二人がいないってことに。  ]

 
(20) 2022/10/26(Wed) 18:43:49

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親



[ 君の手はいつも握っていた手と同じだった。
  その手がちゃんとあたたかくて、
  私は安心するんだ。

  君が死ななくてよかった、って。 ]


  
(-6) 2022/10/26(Wed) 18:44:29

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親



   
[ そう、安堵してたのに。 ]


  
(-7) 2022/10/26(Wed) 18:44:57

【人】 惜別ハツナ



[ 君のよそよそしい言葉づかいに
  私は戸惑ってしまう。

  どうして、そんな顔してるんだろう。
  
まるで……私の事を知らないみたいな。 ]



   
…………はじめまして、じゃないよ?



[ だから、君に名前を尋ねられて
  私は頭が真っ白になっちゃったんだ。

  どうして?
  
どうして、ハツナ、って呼んでくれないの? ]


 
(21) 2022/10/26(Wed) 18:46:07

【人】 惜別ハツナ



[ なんて言ったらいつもの君に戻るのかも
  わからないまま、名前を言おうとしたら、
  先生がやってきて、説明してくれた。>>18

  私、ここでようやく気付くんだ。
  君のご両親は、何処なんだろう、って。
  先生と一緒に来るのかと思ったのに。


  先生はそんな私をよそに教えてくれた。
  身体の怪我の方は、ちゃんと治るみたい。
  でも問題は別にあって……。 ]

 
(22) 2022/10/26(Wed) 18:47:05

【人】 惜別ハツナ




[ 頭を強く打ったせいで記憶をなくしている。 ]



  
(23) 2022/10/26(Wed) 18:47:38

【人】 惜別ハツナ



[ それを聞いた時、
  私はさっきの朝日くんの反応に
  納得せざるを得なくなるんだ。

  嘘だ、って言いたいよ。
  言いたいけど、君が私の名前を知らないはずない。


  さっきの君は冗談言ってるような顔じゃなかった。
  だから、それが事実だって、
  受け入れざるを得なくて。 ]


 
(24) 2022/10/26(Wed) 18:48:33

【人】 惜別ハツナ




   元親くん……え、っと……。
   私の名前、わからない、んだよね。

   惜別ハツナ、だよ。
   
君にはハツナ、って呼ばれてた。



 
(25) 2022/10/26(Wed) 18:49:14

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親



   君と私は、付き合ってるんだよ。
   私にとって、君は誰より大事な人なんだ。


 
(-9) 2022/10/26(Wed) 18:49:51

【独】 惜別ハツナ




     
―――――私には君しかいないんだ。



 
(-8) 2022/10/26(Wed) 18:50:13

【人】 惜別ハツナ



[ そう言って、君の手をぎゅっと握る。
  信じてほしい、でもいきなりそう言われても
  君はすぐに理解できないのかもしれない、

  拒絶されるかもしれないと思うと、怖くて。
  それを誤魔化したかった。


  こわい、怖いよ。
  いま私、泣きそうなんだ。
  でも君の前でだけは、泣くわけにはいかない。
  泣いたら、優しい君はきっと自分を責めてしまう。]


  
(26) 2022/10/26(Wed) 18:50:49

【人】 惜別ハツナ


  
   ……何も、覚えてないの?
   たとえばそう……
   私が屋上で歌を歌ってた時とか。



[ もしかしたらなにか、
  記憶の欠片が残ってるかもしれない
  そう思って、聞いてみるんだけど。
  
覚えて、ないのかな。  ]*


 
(27) 2022/10/26(Wed) 18:51:16

【人】 朝日元親



[ ボクが彼女の名前を聞いた途端に
  空気が凍りついたような気がした。>>21

  ボクの言っていることがおかしいと。
  信じられないと、そう言いたげな顔で
  ボクの記憶を否定する。]


   ……え?



[ でも明らかにボクへの意地悪じゃない。
  本当に、心から信じられないって顔だ。

  すると決して噛み合わない鎖が
  先生が繋げてくれた。>>22>>23

(28) 2022/10/26(Wed) 19:38:20

【人】 朝日元親



[ 
ボクの記憶が無い。

  今度はボクが信じられないという顔を浮かべた。
  でも、さっきの噛み合わない会話の説明をつけるには
  あまりにも納得がいってしまう事実で。


       ボクは思わず頭を抑えてしまった。
       だって頭が、痛くて仕方がなかったんだ。


(29) 2022/10/26(Wed) 19:39:10

【人】 朝日元親



  (……うそ、だ。そんなわけ……。)


(30) 2022/10/26(Wed) 19:40:03

【人】 朝日元親



[ 何も知らないまま産み落とされた赤子のように
  右も左も分からないという恐怖心に
  頭がクラクラと悲鳴をあげてしまう。

  それでも落ち着いていられたのは
  ボクと同じくらい真剣な表情で
  この事態を受け止めている人がいたから。>>24


   あの…先生…

   ボクの記憶って…
   それに、ボクの父さんと母さんは…


[ ボクの質問に先生が首を横に振る。
  ボクの記憶が戻る確証はなく、
  地道に治療を続けていくしかないらしい。

          そして真にボクの心を抉ったのは
          両親がここにいない理由だった。


  
(31) 2022/10/26(Wed) 19:41:23

【人】 朝日元親



[ 先生がボクと彼女の前で口を開く。
  彼女の前で言っていいのかと躊躇う先生に
  構いませんと言い切ったからだ。


  ボクの父さんも母さんも>>0:106
  違う場所でそれぞれ家庭を築いている。

  中学生の頃までは親戚のお婆さんが
  親の代わりになってくれていたけど、

  そのお婆さんもボクが高校に上がる頃には
  既に施設に入ってしまっていて。

  今は元両親から養育費だけが>>0:107
  毎月振り込まれている。


  それがボク、朝日元親の現状なんだと。
  緊急連絡先に登録された母さんの携帯に繋げて
  先生が全て母さんに確認してくれたらしい。]



(32) 2022/10/26(Wed) 19:43:17

【人】 朝日元親



[ ボクがこんな目に遭っているのに
  それらしい人が誰も来ない理由が分かる。


      でも、涙は見せなかった。
      見せるほど、悲しくも感じなかったから。]**



(33) 2022/10/26(Wed) 19:45:00

【人】 朝日元親


***

[ 心の整理がつかないことを察してなのか。
  先生が病室から出ると、彼女と二人きりになって。
  すると、彼女がさっきのボクの質問に答えてくれる。]


   ハツナ、さん…?


[ 確かめるように名前を呼んでみて。>>25
  必死に記憶の中を探ってみても、心当たりがない。
  ハツナさん、と名前を呼んだのは
  ボクが以前そう呼んでいたと聞かされたから。


  でも、ボクの手を握る彼女の言葉に
  ボクは首を横に振る。>>26

  予想だにしなくて当然驚いたけど
  疑うよりも先に、哀しかったんだ。]


(34) 2022/10/26(Wed) 19:45:58

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ



  キミみたいな素敵な女の子は
     きっとボクみたいな男には勿体ないよ。


  本当にキミを忘れてしまったなら
     ボクは最低で、救いようのない男だ。



(-10) 2022/10/26(Wed) 19:47:16

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ


[ ボクの言葉が紛うことなき本音であることを
  彼女は分かってくれないかもしれない。

  それでもボクは
  そう思えて仕方がなかったんだ。


         彼女の感情が、届いた気がして。


(-11) 2022/10/26(Wed) 19:47:51

【人】 朝日元親




   ………ごめん。



[ 彼女の微かな望みを断ち切るように
  ボクはまた、首を横に振る。>>27

  もし彼女の話が本当だとしても
  今のボクに彼女の特別である資格が
  あるなんて到底思えなかった。
]*

  
(35) 2022/10/26(Wed) 19:49:00

【人】 惜別ハツナ



[ 記憶がない、って聞いた時の君は
  頭を押さえてて。>>29
  大丈夫?ってつい、見ちゃった。
  
  
そうだよね、一番怖いのは君なんだ。 ]


  
(36) 2022/10/26(Wed) 23:05:19

【人】 惜別ハツナ



[ 君の記憶は、戻る確証がないみたい。
  どうしよう、もし記憶が戻らなかったら。

  
私、またひとりぼっちになっちゃうのかな。


  そんな自分本位の心配をしてたら
  今度は君のご両親の事へと話が移る。
  私が君に聞けずにいた事。
  君は私の事だけじゃなくて
  本当に何も覚えてないんだ、って
  改めて事実を突きつけられる。

  でも記憶を失う以上に最悪なことを
  私は聞くことになるんだよ。   ]


  
(37) 2022/10/26(Wed) 23:06:04

【人】 惜別ハツナ


[ 席を外してほしいと言われたなら
  そうするつもりだった。
  だってどうやら今の君にとって
  私は他人でしかないみたいだったから。

  構わないと言い切ってくれた君に
  すこしだけ、信用してくれてるのかな、
  なんて淡い期待を抱いたけれど

  そんなの吹き飛ぶくらいの君の過去に、
  私は表情が消えていく。 ]

  
(38) 2022/10/26(Wed) 23:06:35

【人】 惜別ハツナ



   
なんで、そんなひどい、こと……。



[ 私の声は自分で思ったよりずっと冷たい。
  そうだね、この場にいない人に怒っても仕方ないし
  怒る権利、ほんとは私にはないのに。

  それなのに、怒りが抑えられない。
  君はずっと、ずっとひとりだったんだ。
  

  
こんな時でさえ、見舞いにも来ないなんて。

  
本当に、ふざけないでよ、
って言いそう。 ]


  
(39) 2022/10/26(Wed) 23:07:25

【人】 惜別ハツナ



[ でもそれは私が言う事じゃないから。
  辛うじて、それだけは飲み込んで。

  君がショックを受けてないかなって
  思って君の顔を見ても、
  君は悲しそうじゃなかった。

  
私はそんな君を見て……。


       
哀しいな、って思ってしまうんだ。 ]**


  
(40) 2022/10/26(Wed) 23:08:01

【人】 惜別ハツナ


***

[ 先生が病室から出た後
  私の質問に答えてくれた君は
  ピンと来てないみたい。 ]

 
   ううん……、ハツナ、って。
   呼び捨てだったよ。

   なんて言っても、呼びづらいかな。
   呼びづらかったら
   君が呼びやすいように呼んで大丈夫だよ。


[ そう言って気にしなくていいよって
  安心させようと笑ってみせた。
  
ぎこちなくなってないかな、大丈夫かな。 ]


 
(41) 2022/10/26(Wed) 23:59:20

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親



   
……そんな、ことっ、…………。


   そんなこと、ないよ。
   元親くん、自分の事だって忘れちゃったんだから
   私の事忘れちゃうのは仕方ないよ。


   それに……
   忘れたなら、思い出せばいい、
   そうでしょ……?


  
(-12) 2022/10/27(Thu) 0:00:01

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親



[ だから、そんなこと言わないで欲しい。


  わかっちゃうよ。
  今の君にとって、その言葉は
  多分本音なんだ、ってこと。


  わかってしまうから、胸が苦しくなる。 ]


  
(-13) 2022/10/27(Thu) 0:00:45

【雲】 惜別ハツナ



[ あの時君は、傍にいるよ、って言ってくれた。
  私はあの言葉を忘れてないのに>>0:187
  君はきっとそれも忘れちゃったんだね。

  私の中にははっきり残ってるのに。
  
苦しくて、悲しくて、泣きたくなっちゃう。


  ねぇ、あの時>>0:189
  君はなんて言おうとしたんだろう。 ]

  
(D9) 2022/10/27(Thu) 0:01:28

【雲】 惜別ハツナ



   [ 今の君に聞いても
        ……わからないんだよね。 ]


  
(D10) 2022/10/27(Thu) 0:01:56

【人】 惜別ハツナ



[ 微かな望みも断ち切られて
  私は、内心ずっとどうしようって思ってた。
  でも、君にそれは見せないように。

  
それに謝らないといけないのは私だから。 ]


  
(42) 2022/10/27(Thu) 0:03:36

【人】 惜別ハツナ



   そっか、謝ることないよ。

   あのね、謝るのは私の方なんだ。
   君が怪我したのは、突っ込んできた車から
   私を守ろうとしたからなんだよ。
   だから、君が怪我したのも
   記憶をなくしてしまったのも私のせい。 


   
ごめんね、君に、こんな痛い思いをさせて。


  
(43) 2022/10/27(Thu) 0:04:33

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親



[  最低で救いようのない人なのは
   きっと君じゃなくて、私なんだよ。 ]


  
(-14) 2022/10/27(Thu) 0:04:56

【人】 惜別ハツナ



[ そう、君に事故の経緯を説明して。
  
  私はただ、泣いてしまわないように
  必死で笑顔になろうとしてた。
  今は駄目だ、ないちゃだめ。

  
今だけは―――――。 ]


  
(44) 2022/10/27(Thu) 0:06:36

【人】 惜別ハツナ



[ 闇夜に彷徨う君に、>>0:112
  手を差し伸べる太陽でいなきゃいけないから。 ]

  
(45) 2022/10/27(Thu) 0:06:53

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親



[ ううん、君だけの太陽でいたいんだ。

  ひとりぼっちの君を照らす、君だけの太陽。 ]


  
(-15) 2022/10/27(Thu) 0:07:29

【人】 惜別ハツナ



[ 泣くのを我慢してる私は、君が少しでも
  記憶を取り戻すための手掛かりを探そうと。

  そういえば、君は何度も聞いてた歌なんだから
  歌えば少しは思い出せたりしないかな、なんて
  そんなことを思って、私はよく歌っていた
  あの曲を口ずさもうとして―――――。 ]

  
(46) 2022/10/27(Thu) 0:09:02

【人】 惜別ハツナ

 

   
……あ、れ……?



[ 歌えない。歌えなかった。 ]


  
(47) 2022/10/27(Thu) 0:09:32

【人】 惜別ハツナ



[ 歌わなきゃ、って思って焦ってるせいなのかな。
  歌詞もメロディも確かに覚えてるのに
  歌おうとしたら声が出なくて。   ]


  
(48) 2022/10/27(Thu) 0:09:58

【雲】 惜別ハツナ



[ 当たり前だよ。

  だってあれは私が
  W太陽じゃない時にW歌ってたんだもん。


  そう、教えてくれる人は今、
いない。
 ]

  
(D11) 2022/10/27(Thu) 0:10:49

【人】 惜別ハツナ



   ごめんね、歌ってた歌、
   君が聞いたら何か思い出すかなって
   そう思ったんだけど……

   
ド忘れ、しちゃったのかも。



[ 一瞬、歌えないことに動揺して
  顔にも出してしまったけれど

  すぐに困ったように笑って、謝った。 ]

  
(49) 2022/10/27(Thu) 0:11:18

【人】 惜別ハツナ



   えっと……
   しばらくは入院することになるのかな。

   着替えとか、きっと必要だよね。
   私、君の家知ってるから……
   私でよければ必要な物、持ってくるよ。

   私じゃない方がいいなら……
   その時は先生に聞いてみるね。


[ 話題をそらすようにそんなことを言って。
  入院しないとしても、必要な物
  多分此処にはないはずだから、
  どっちにしろ誰かが
  持ってこないといけないと思うし。
  君の両親は頼れないってわかってるから。
  たぶん君はこの提案、断れないんじゃないかな。

  断られたら、勝手に家には入れないから
  素直に他の大人に頼るつもりではいたけれど。 ]


  
(50) 2022/10/27(Thu) 0:11:53

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親



   あのね、元親くん。
  
   君のご両親は来ないのかもしれないけど…。
   私は、毎日だって君のいる場所に行くよ。
   
   私は、君の傍を離れないから。
   一人にはさせないから。


  
(-16) 2022/10/27(Thu) 0:12:37

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親



   
だから……大丈夫だよ。

 

[ そう言って、君の手を両手で包み込む。
  すこしでも安心してほしかったから。 ]*


  
(-18) 2022/10/27(Thu) 0:13:26

【独】 惜別ハツナ

/*
朝日くんの記憶取り戻すトリガーがもし歌だったら今の所詰んでますっていうあれ……
実際PLは何なのか分かってないんですよね……(おま
(-17) 2022/10/27(Thu) 0:15:00

【独】 惜別ハツナ

/*
んーーーーなんだろうな……
流石にプロローグの積み上げの中に答えあるよね……?

読み返してこよう……
(-19) 2022/10/27(Thu) 0:18:12

【独】 惜別ハツナ

/*
私が朝日くんの立場なら交換日記か歌をトリガーにしちゃうんだよな……交換日記置いてきちゃったな(おま)
まあ……日記は親切な誰かに届けてもらおう……(((
(-20) 2022/10/27(Thu) 0:19:22

【独】 惜別ハツナ

/*
やっぱり歌か交換日記じゃない……?(読み返してきた)
朝日くんがハツナちゃんを好きになったのって、
>その声を聞けて安心したんだよ。
 キミも人間なんだって、分かったから。
こことかで言ってるように抱えてるものが同じで、それでいて違うから、だから…多分抱えてるものが同じってとこは見せないと多分ダメなんじゃないかな……
(-21) 2022/10/27(Thu) 0:41:53

【独】 惜別ハツナ

/*
歌だとしたら相当な地獄叩きつけてるので違うものであって欲しい気持ちもありつつ……でも他に思いつかない……
ちなみに歌じゃなくても今のハツナちゃんは朝日くんに弱いところを見せられない、っていう意味で歌えないので……
書いてる意味はあるとおもう……たぶん……(自信なくなってきた
(-22) 2022/10/27(Thu) 0:44:56

【独】 惜別ハツナ

/*
>>D1
誰の色もない、ってすごい心抉られる……
これ意味ないわけないよね……って思うけど…。

悲鳴ってハツナちゃんの悲鳴だよね……???
やっぱり悲鳴(歌)聞かせたらいいのでは……?
(-23) 2022/10/27(Thu) 0:56:19

【独】 惜別ハツナ

/*
西先生!わかりません!!!!(((

わからないけどとりあえずハツナちゃんがやりたいことは全部やろう……話はそれからだよね……

とりあえずアリスさんへ
交換日記の回収の件書くの忘れないでくださいね……
ハツナちゃん的にもやりたいことあるから忘れないとは思いつつ書いてるといろいろ忘れてるからな…()
(-24) 2022/10/27(Thu) 0:59:34

【独】 惜別ハツナ

/*
歌のこと言った時朝日くん反応薄かったし違うのかな後も思うけど覚えてないんだからそりゃ薄いよねとも思ったりする。
ずっと考えてたら一時間たってるの笑えない()
(-25) 2022/10/27(Thu) 1:08:09

【独】 惜別ハツナ

/*
ハツナちゃんだってわかってないんだし私が分かってなくてもいっか(結論がひどい)
(-26) 2022/10/27(Thu) 1:11:29

【独】 惜別ハツナ

/*
やりたいこと全部やってだめだったらその時はその時ですよね。
ちなみに最悪のエンドに進むとハツナちゃんは文字通り死ぬ……ので必死で頑張ろう( ˘ω˘ )
(-27) 2022/10/27(Thu) 1:13:12

【人】 朝日元親



[ 今ここに両親が居ないことが
  悲しいことだなんて思わない。

  自分が闇の奥深くに落とされて
  手を差し伸べない親なんているだろうか?
  考えたらたとえボクにだって答えが分かる。

  ボクには、はじめから親なんて居ないんだ、と。]


(51) 2022/10/27(Thu) 4:08:09

【人】 朝日元親



   え?あ、う、うん…大丈夫だよ。


[ そんなわけがない。誰だって分かるのに。>>36
  反射的についそう答えてしまうのは
  ボクが彼女という人を知らなすぎるせいだ。

  信用はしてる。でも信頼は……。


  ボクの記憶が戻らないと困るのは
  どうやら彼女も同じみたいだったけど。>>37

  太陽が枯れ、死んでいく姿に>>38
  ボクはひどく冷静な頭で、言葉を被せた。]

(52) 2022/10/27(Thu) 4:08:54

【人】 朝日元親



   ………ボクの肉親は、その程度ってことだよ。



(53) 2022/10/27(Thu) 4:09:35

【人】 朝日元親



[ 家族だった人達を信頼出来ずに
  蔑み続けた結果、自己嫌悪に苛まれる。

  奇しくも記憶を無くす前と同じ道を辿って
  同じ台詞を吐いていたことにボクは気づけずに。


  でも言葉を被せたボクの傍らで
  キミはボク以上に怒り、哀しんでいたから。>>39
  ボクは思わず目を丸くしてしまうんだ。]


(54) 2022/10/27(Thu) 4:10:06

【雲】 朝日元親



[ それが同情じゃないことくらいわかるよ。
  彼女が本当に優しい子なんだってことも
  その感情が決して安くないことも。>>40

            ボクには、伝わってる。]



(D12) 2022/10/27(Thu) 4:10:43

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ



   [ でも伝われば伝わるほど
        ボクは自分が嫌いになっていく。]**



(-28) 2022/10/27(Thu) 4:12:00

【人】 朝日元親


***

[ ボクは以前彼女のことを名前で呼んでいたらしい。
  しかも呼び捨てで。なんと仲睦まじいのだろう。
  自分のこととは到底思えない。

  疑うわけじゃないけど
  まだ彼女を完全に信頼出来るわけじゃないから。
  彼女の言うことを信じたくても、まだ踏み込めない。



   うん……ごめんね。


[ 気を遣わせてしまったことにも
  すぐに彼女の期待に応えられないことにも。
  どこか無理をしているようにも感じる
  その笑顔にボクは心が痛くなってしまった。>>41


(55) 2022/10/27(Thu) 4:12:44

【雲】 朝日元親



[ 彼女の言葉を信じるのなら
  彼女がそう言いたくなる気持ちだってわかるんだ。
  分かってるのに。理解出来ているのに。


          そんな想いが、怖くて仕方がない。
          お前には過ぎた宝物だと
          心の奥に潜むボクが否定する。


(D13) 2022/10/27(Thu) 4:13:59

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ



[ 好きな女の子との約束を反故にして。>>D9

  好きな女の子のことを信じられなくて。

  答えることも、応えることも、できない。>>D10]



(-29) 2022/10/27(Thu) 4:15:14

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ




  [ 今のボクにできることなんて、なにも……]




(-30) 2022/10/27(Thu) 4:15:51

【人】 朝日元親



[ 途端、ボクの自己嫌悪を食い止めるように
  彼女の口から事の顛末を語られる。

  交通事故があった時のこと。>>43
  彼女の言うことが本当のことなら
  ボクも…こんなボクでも、誰かを守れたんだって。

  少しだけ、安心することが出来たから。
  ボクは謝る彼女に向かって、小さく微笑み。]


(56) 2022/10/27(Thu) 4:16:27

【人】 朝日元親



    貴女に、怪我がなくてよかった。


(57) 2022/10/27(Thu) 4:16:47

【人】 朝日元親



[ 記憶を無くす前の自分の言いそうなことを
  彼女へと告げる。

  きっとボクなら、そう言うはずだ。

  でも彼女は未だ崩れてしまいそうな
  不安定に揺蕩う笑顔のまま。>>44
  秘めた決意だけで、突き動かされていた。

  とはいえそれも全てボクの感想でしかない。
  何を決意し、何を望んでいるのか。>>45

  今のボクには推し量ることしかできない。]


(58) 2022/10/27(Thu) 4:17:28

【雲】 朝日元親



[ ボクは彼女が太陽だなんて知らない。
  知らないからこそボクは彼女に太陽は求めずに
  それでいて彼女を役割から解放することが出来ず。

  今のボクは、何かをしようとして
  何も出来ずに戸惑う彼女を>>46>>47
  心配そうに見つめることしかできないままで。]



(D14) 2022/10/27(Thu) 4:18:23

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ



[ そのきっかけは分からない。
  でも言わなきゃいけない気がしたんだ。

  彼女の思い詰めた雰囲気の原因が
  たとえ自分自身にあったとしても。

      言わなきゃいけない気がしたんだ。]



(-31) 2022/10/27(Thu) 4:18:56

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ




    大丈夫だよ。無理、しなくて。>>49




(-32) 2022/10/27(Thu) 4:19:35

【人】 朝日元親



  ごめん、ボクが言っても説得力、ないよね。


[ 口をついて出てしまって数秒。
  ボクは困ったように笑う彼女に、頭を下げた。]

(59) 2022/10/27(Thu) 4:20:31

【人】 朝日元親



[ 謝罪を終えて頭を上げると
  彼女から今後のことの話をされた。
  話題を逸らしたかったなんて
  そんな意図にも気づかないまま。


  ボクはと言えば思わず唸ってしまう。
  何から何まで彼女に手伝わせるわけにはいかないのに
  先生の話からして、ボクに頼れる大人はいない。

  しかも当のボク本人はこのザマだったんだから、
  たとえ信頼しきれなくても、頼るしかなかった。]


(60) 2022/10/27(Thu) 4:36:23

【人】 朝日元親



   なにもそこまでしなくても…


[ けど分かっていながらそう答えてしまうのは
  ボクにとっては彼女は身内ではなかったから。
  特別な人以外には当然の遠慮があった。>>50

  いくら彼女がボクに負い目を感じていても
  たとえ心優しい子だったとしても
  つけ込むような真似はしちゃいけない。]


(61) 2022/10/27(Thu) 4:36:55

【人】 朝日元親



[ でもそれ自体がボクの思い違いで
  彼女のことを誤解し、見くびった証拠だと
  ボクはすぐに思い知ることになったんだ。]



(62) 2022/10/27(Thu) 4:37:41

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ



   ハツナさん……
   貴女は本当に、ボクを好きでいてくれたんですね。

   なんとなく、分かった気がしました。


(-33) 2022/10/27(Thu) 4:38:33

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ



   あなたみたいな子に好いてもらえて
   きっとボクは、幸せ者だったんだと思います。



(-34) 2022/10/27(Thu) 4:39:44

【雲】 朝日元親



 [ 信頼出来る確証がない以上
   あとは信じるか、信じないか。
   そして信じたいか、信じたくないか。


              決めるのはボクだから。]



(D15) 2022/10/27(Thu) 4:43:33

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ



  [ ボクは、この手を包んでくれた
      そんな彼女を信じる事にしたんだ。]**



(-35) 2022/10/27(Thu) 4:43:49

【独】 惜別ハツナ

/*
なんで返事かえってきてるの??なんで????
(-36) 2022/10/27(Thu) 6:29:04

【人】 惜別ハツナ



[ 
その程度ってことだよ。>>53


  君の言葉が頭から離れない。
  ずっと、ずっとそう思ってたのかな。

  本来頼れるはずの人を頼れない。
  それが悲しい事だって、私は知っている。

  誰も来ない授業参観とか
  運動会の親子競技。あとはそう……
  自分で作ったから中身を知っているお弁当とか。

        半端に知ってるから許せないんだ。 ]


  
(63) 2022/10/27(Thu) 13:47:57

【雲】 惜別ハツナ



[ 同情なんて安い感情じゃないよ。
  きっと、君を馬鹿にしてた人には一生分からない。

  そしてそれを私ならわかる、って。
  君には言えないことも思ってるんだ。 ]


  
(D16) 2022/10/27(Thu) 13:48:18

【人】 惜別ハツナ


***


[ 君に守られたんだよ、って伝えた私は覚悟してた。
  君のせいで怪我をしたんだ、って言われたとしても
  私はそれを受け入れるつもりでいたのに。 ]


 
(64) 2022/10/27(Thu) 13:49:06

【人】 惜別ハツナ



[ 記憶がなくなっても君は君のままだった。 ]


 
(65) 2022/10/27(Thu) 13:49:36

【人】 惜別ハツナ



   ……優しいね、君は。
   
君のおかげで私はなんの怪我もしてないよ。

        
           
(見える怪我は、何も。)


  
(66) 2022/10/27(Thu) 13:50:05

【人】 惜別ハツナ



[ 元はと言えば全部私のせいなんだ。
  私が夜ご飯一緒に、なんて言わなければ
  夜道を歩くこともなくて
  私を送り届ける必要もなくて
  君は、怪我をしなかったし
  記憶だってなくさずに済んだんだ。

  ずっと、そんな思いを抱えたまま。 ]


  
(67) 2022/10/27(Thu) 13:51:20

【雲】 惜別ハツナ



[ 太陽から解放してくれたのが君だった。
  太陽を求めないでいてくれたのも。

  だから、君がいなくなってしまうと
  私は太陽に戻ってしまうんだ。
  今の私は、太陽でいようと思って
  それを望んているのに。


         
それが自分の首を絞めている。 ]


 
(D17) 2022/10/27(Thu) 13:51:47

【人】 惜別ハツナ



[ 私よりずっと不安なのは君なんだ。
  だから、君の前で不安な顔しちゃいけない
  君の前では笑っていなきゃ、って。

  無理するの、慣れてるから
  それでよかったのに。   ]


  
(68) 2022/10/27(Thu) 13:52:21

【人】 惜別ハツナ



[ 休んでもいいんだ、って言ってくれた時の君と
  今、無理しなくていいよって言ってくれた君が
  重なって、言葉に詰まってしまうんだよ。


  君の言葉だ、って安心して。
  弱いところ、全部見せてしまいたくなる。 ]


  
(69) 2022/10/27(Thu) 13:53:00

【人】 惜別ハツナ



[ でも、きっとそれは
  今の君を困らせてしまうから。

        
―――――今の私には、出来ない。 ]


  
(70) 2022/10/27(Thu) 13:53:27

【人】 惜別ハツナ



   不思議だな、
   
前の君も同じようなこと言ってたよ。

   記憶がなくても、考えることは同じなんだね。
   心配させちゃってごめんね?
……ありがとう。



[ 説得力、あるよ。
  君の言葉に救われた私だもん。

  ほら、今だって。
  いつも君は私の事、救ってくれる。


  謝罪を重ねた後、違うな、と思って
  付け加えたのは感謝の言葉。 
  私はね、君の優しさに救われてるんだよ。 ]

  
(71) 2022/10/27(Thu) 13:56:17

【人】 惜別ハツナ



[ 君にとって、私は赤の他人。
  君にとって私は恋人じゃないし、
  多分同じクラスにいるってことすら知らなくて。
  得体の知れない人なんだから、
  家っていう自分のパーソナルスペースに
  入られたくないって言われるのなら
  仕方ない、って覚悟するつもりだった。 ]


  
(72) 2022/10/27(Thu) 13:56:53

【人】 惜別ハツナ



[ ただ、もし受け入れてくれるのなら
  私は負い目があるからとか
  優しいだけとか、生半可な気持ちで
  言いだしてるわけじゃない、ってことは
  どうしても伝えたかったから。 ]


   
私がしたくて、してるんだよ。



[ そう言って、笑うんだ。>>61 ]

 
(73) 2022/10/27(Thu) 13:57:36

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親



   
私は、今でも君のことが好きだよ。

   
        
     
[ ごめんね、この想いは消せないよ。 ]


   
(-37) 2022/10/27(Thu) 13:58:41

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親



   君の傍にいるときが、一番幸せなんだ。
   私が、一緒にいたいから。
   だから……傍にいさせてほしいんだ。



      
[ 今の君にもできること、あるよ。 ]


 
(-38) 2022/10/27(Thu) 13:59:21

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親



[ そんな我儘が、君に響いたのかな。
  私の事、信じてくれたって思っていいのかな。 ]


 
(-39) 2022/10/27(Thu) 13:59:56

【人】 惜別ハツナ



[ 結局、今後も君のことを手伝うって
  話がまとまって、そうと決まれば
  担当の先生にも話をしてこないと、とか
  君が何か思いつく範囲で必要な物があるなら
  持ってくるつもりで、聞いたりもして。 ]


   また後でね。
   何かあったら、いつでも連絡してね。


[ 多分前の君なら
  私の連絡先は登録しているだろうけど
  念のために電話番号を書いたメモを渡して。
 
  私は一度、病室を後にするんだ。 ]**

  
(74) 2022/10/27(Thu) 14:00:15

【人】 惜別ハツナ



[ 病室を出るまでは、
  私はしっかりとした足取りで歩いていたと思う。

  病室を出て、扉が閉まったのとほぼ同時に
  眩暈がして、思わず私はその場に
  座り込んでしまった。

  不安で不安で仕方ない。
  大好きな人の記憶がないなんて。
  私の事全部忘れちゃったんだ、って。

  事実は消えないのに、
  君に聞いても分からない、って言われちゃう。
  幻を見ていたみたいな気持ちになって
  何もかも失ってしまった気持ちになって。 ]


  
(75) 2022/10/27(Thu) 14:42:09

【人】 惜別ハツナ



[ こんなところでいつまでも
  座り込んでるわけにはいかない。

  わかってるから、立ち上がった。
  ふらり、と身体が傾きかけるけど
  そんなことは構わず、私はふらふらと
  人のいない方へ、いない方へと進む。

  気づいたら辿り着いていたのは
  滅多に使われてなさそうな非常階段。

  踊り場で私は歩けなくなって
  ぐったりと壁に背を預けた。 ]


  
(76) 2022/10/27(Thu) 14:43:21

【人】 惜別ハツナ



[ 君に見せないように、って
  我慢していた涙がもう、抑えられなかった。

  誰も見ていない、ここなら。

  
ここなら、太陽は陰っててもいいはずだから。 ]


  
(77) 2022/10/27(Thu) 14:43:56

【人】 惜別ハツナ



   
っ、ぁ……。



[ 決して聞かれないように、口元を押さえて。
  涙で押さえてる手が濡れていく。

  
  もし記憶が戻らなかったらどうしよう。
  怪我が治るまでは、
  君は私を頼らざるをえないけど
  そのあとは?私はもう要らないって  
  そう思われてしまったらどうしよう。


  君は確かに君なのに
  今まで過ごした時間を共有できないのが
  すごく怖い。こわくて、さびしい。   ]


  
(78) 2022/10/27(Thu) 14:45:13

【雲】 惜別ハツナ



[ 本当は君に縋りたい。
  本当は君に、大丈夫、って抱きしめて欲しい。
  傍にいるよ、ってもう一度聞きたいよ。


  
でも、いま、それはできないんだね……。 ]


  
(D18) 2022/10/27(Thu) 14:45:51

【雲】 惜別ハツナ



[ あぁ、今、私は―――――。

          ひとりぼっちなんだ。 ]


  
(D19) 2022/10/27(Thu) 14:46:12

【人】 惜別ハツナ



[ 誰にも頼れない太陽の
  声にならない悲鳴は、君には届かない。 ]**


  
(79) 2022/10/27(Thu) 14:46:35

【独】 惜別ハツナ

/*
これが書きたかった(大満足のアリス)
(-40) 2022/10/27(Thu) 14:49:56

【独】 惜別ハツナ

/*
>>D11
西さんならこのロルで多分ハツナちゃんが歌えるようになるフラグみたいなのわかってくれてると思ってる((
(-41) 2022/10/27(Thu) 14:58:10

【独】 惜別ハツナ

/*
>>76
ここでもう一度座りこまないのは
座り込んでしまえばもう立てないから。

でもこれ、ハツナちゃん身体的に割と限界でしょ…
私わかるよ……(?)
(-42) 2022/10/27(Thu) 18:45:11

【独】 惜別ハツナ

/*
とりあえず現状地獄すぎるので日記の回収は…しよう……
(-43) 2022/10/27(Thu) 18:45:41

【独】 惜別ハツナ

/*
歌えないの地獄なんだけど……
なんでこんなことに…………
(-44) 2022/10/27(Thu) 19:06:05

【人】 惜別ハツナ


***


[ 病院を後にした私は、
  一度、自分の家に戻った。

  流石に心配だったのか、なんなのか。
  仕事でいないはずのお母さんが家にいた。
  怪我はないから、大丈夫だから。
  それだけ言って、私は横をすり抜けようとする。 ]


   「……これ、届けてもらったから。
    だめよ、無理したら。」



[ そう言って差し出されたのは、
  あの時落とした鞄。>>0:206
  お金とかスマホとかが入ってなかったからか
  中身は盗られたりしなかったみたい。
  
君との思い出が綴られた交換日記もある。 ]


  
(80) 2022/10/27(Thu) 20:43:53

【人】 惜別ハツナ




    
……うるさい、あなたには関係ないでしょ。



  
(81) 2022/10/27(Thu) 20:44:12

【人】 惜別ハツナ



[ 鞄は受け取っても、心配の声は受け取らない。

  こんな時だけ心配されても
  信じられるわけ、ないでしょ。
  ひったくるように取った鞄を持って
  私は一度自分の部屋へといった。


  本当は私もすこし休むべきなのかもしれないけど
  君がひとりで待ってるから。休むわけにはいかない。

  でも、ここに戻ってきたからには、
  私はどうしても綴っておきたいことがあって。 ]


  
(82) 2022/10/27(Thu) 20:45:49

【置】 惜別ハツナ



   
■■ ■■■■■■ ■■■■■■■■■■?



      [ 交換日記の一番最後のページ。
        青色のペンで綴ったそれを暫し見て。]

  
(L0) 2022/10/27(Thu) 20:47:07
公開: 2022/10/27(Thu) 20:50:00

【置】 惜別ハツナ



[ やっぱりこんなこと書いても仕方ない。
  そう思ってしまった私は、
  そのページを破ってしまうんだ。

      
でも、破ったページは捨てられなかった。 ]


  
(L1) 2022/10/27(Thu) 20:47:43
公開: 2022/10/27(Thu) 20:50:00

【人】 惜別ハツナ



[ 
交換日記は君に見せてみた方がいいのかな。

  迷ったけれど、ここに置いていくより
  持っていたかったから、また鞄にしまって。
  私は、汚れてしまった服を着替えて。
  髪を結い直してから、
  さっき受け取った鞄を手に家をでた。 ]

  
(83) 2022/10/27(Thu) 20:48:30

【人】 惜別ハツナ



[ その後の私はそう……
  君の家に、必要なものを取りに行ったんだよ。
  着替えとか、タオルとか……要るよね?
  いくら何度も来てるからって、
  関係ないものまで見ちゃいけないと思って
  出来るだけ、余計なものは見ないように。

  なんて、私が見るのに耐えられなかっただけ。
  余計なものまで見たら、
  君とここで過ごした時間を思い出して
  また、泣いてしまいそうで。 ]


  
(84) 2022/10/27(Thu) 20:48:58

【人】 惜別ハツナ



[ そうして、君の元へと荷物を届けて。
  ついでに、ささやかなお見舞いの品を君に渡すんだ。
  お見舞いっていっても
  君の好きなチョコレートと
  遠足のあの日にも一緒に食べたチョコボール。
  それだけ。本当はお花とかの方が
  いいんだろうけれど……。

  売店で見かけて、買いたくなったんだ。
  君が要らないなら私が食べればいいし。 ]

  
(85) 2022/10/27(Thu) 20:51:11

【人】 惜別ハツナ



[ 他人の私が色々する姿を見て
  君はどんなことを思ってたんだろう。
  それは言われない限りわからなかったけど…

  どんなことを思われてても、
  私はやめるつもり、なかったから。

  君の元へと通うのが
  私の新しい日課になるんだ。

  学校には行っていたよ。
  君の分のプリントも貰って届けようって
  そう思ってたし、板書だって完璧にして。

  怪我してるんだし勉強なんてしたくないかな?
  そうだとしても私は届けたけどね。 ]


  
(86) 2022/10/27(Thu) 20:52:15

【人】 惜別ハツナ



[ 事故は学校のみんなにも軽く伝わってたみたい。
  なんだか腫れ物に触るみたいに色々言われたな。
  学校のみんなのW助言Wは全部無視した。

  そこまでハツナちゃんがする必要ないとか
  なんでそこまでするんだ、とか。

  無理しちゃだめだよ、とか。

  周りの声なんてどうでもよかったし、
  私は、君のことしか考えてなかった。 ]*


  
(87) 2022/10/27(Thu) 20:54:05

【独】 惜別ハツナ

/*
>>L0
消失の1ページ……( ˘ω˘ )
(-45) 2022/10/27(Thu) 21:01:55

【独】 惜別ハツナ

/*
最初はそのまま書こうかと思ってたけど
折角だから(?)伏せました
(-46) 2022/10/27(Thu) 21:03:03

【人】 朝日元親



[ ボクが優しいだけだったのか。>>66
  彼女にそうさせるだけの気持ちがあったのか。

  答えが分からなかったとして
  腐っても自分のことなら、想像くらいはできる。
  ボクが彼女の言葉に疑問を持っていることは
  彼女になら伝わってしまうかもしれない。

  ボクが優しいはずないし
  貴女にそうさせる魅力があっただけではと。

  記憶がなくとも思考の癖は変わらない。]


(88) 2022/10/28(Fri) 22:37:10

【人】 朝日元親



[ そう、ボクという人間は変わらない。
  だから知らずのうちに過去を掘り返して
  彼女の心に枷を嵌める。>>68>>69

  彼女が誰よりも強くて脆いことすら忘れて。>>70



   そう、なんだ。
   どういたしまして…でいいのかな?


[ 自分のことだというのにまるで他人事だ。>>71
  そんな態度だから、彼女の心に影を落とすのか。>>72


  この実感の無さが、今は心苦しい。
  彼女の張り裂けそうな笑顔に>>73
  見合う人間なら、こんな事考えなくて済むのに。]


(89) 2022/10/28(Fri) 22:38:05

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ



 [ でも、彼女の強い想いに

      ボクもそうだよ、なんて言っても

         その先は、底の見えない地獄だ。]



(-47) 2022/10/28(Fri) 22:39:05

【人】 朝日元親



[ それでも今は、社会的弱者のボクは
  彼女にすがりつくしかなくて。>>74


   あ、うん、その…ありがとう…。


[ どこまでも優しい彼女の言葉に甘えるように。
  ボクは彼女に頭を下げる。
  時に距離を感じさせかねない
  親しき仲を通り越した、礼儀だった。



(90) 2022/10/28(Fri) 22:39:30

【雲】 朝日元親



[ 考えてみれば分かるはずだ。
  彼女の立場に立ってみれば分かったはずだ。

  自分にとって大事な人間が
  自分のことを忘れているとなったら
  ボクならばどう思う?


  哀しいと思うはず
  寂しいと思うはず


  そうだ。それなのに

           どうして、気づけないのか。]



(D20) 2022/10/28(Fri) 22:40:16

【人】 朝日元親



[ 彼女の声は届かないまま。>>79

  病室に一人になったボクは
  彼女が残してくれたメモ書きよりも先に
  自分の携帯を開いて、連絡帳を見た。

  一応頼らせてもらう立場上、
  彼女の連絡先も登録しておく必要があったから。]


(91) 2022/10/28(Fri) 22:40:43

【人】 朝日元親



[ ほとんど登録されてない連絡帳は
  たった1ページに収まっている。

  友人と思しき連絡先もなければ
  グループチャットなんてひとつも入っていない。

  登録されていた数少ない連絡先は
  『元母親』という冷たい名前と、もうひとつだけ。]



(92) 2022/10/28(Fri) 22:41:07

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ




         『ハツナ』




(-48) 2022/10/28(Fri) 22:42:08

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ




        [ 彼女の……名前だ。]



(-49) 2022/10/28(Fri) 22:42:43

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ



[ ボクが知らないだけで
  縁の鎖は確かにつながっている。

  ボクが知らないだけで
  ボクが忘れているだけで

  確かな時間が、流れている。]


(-50) 2022/10/28(Fri) 22:43:20

【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ



[ ボクはたまらず携帯のメッセージ画面を開く。
  そうしてメッセージの履歴を辿ると
  ボクじゃないボクと彼女のメッセージが
  そこには残っていた。


      なにか大切なことを忘れている。
      その疑惑が確信へと変わった時。
      ボクは本当の意味で恐怖を覚えたんだ。



(-51) 2022/10/28(Fri) 22:43:50

【人】 朝日元親



[ 緊張の糸が切れて、ボクは現実から目を瞑る。
  彼女がここに来てくれた時には>>84>>85
  意識を手放して眠ってしまっていた。

  そうして目覚めた時に
  ボクは初めて彼女の見舞い品を目にして
  手に取り、俯く。
  チョコボールなんていうお菓子は
  本来は見舞い品には相応しくないはずだから。

  彼女がもしそこに居たとしても
  この見舞い品のことは今は聞けないだろう。

  明らかに不相応な見舞い品には
  絶対になにか意味があるはずで、
  それが分からないことに、もやっとしてしまう。



(93) 2022/10/28(Fri) 22:44:13

【人】 朝日元親



[ 知らないという恐怖を乗せたチョコボールを
  ボクは口に放り込む。

  彼女がいたら、一緒に食べようと差し出すけど
  もし彼女がいなかったら。
  ボクは静かに涙を流すことになるのだろう。
]**


(94) 2022/10/28(Fri) 22:45:03

【人】 朝日元親


***

[ 疑念が確信に変わった。
  けれどボクに何ができるかと言われれば
  何も変わらない。

  画面に残る無数の着信履歴を眺めながら
  空白の時間に思いを馳せるだけ。
  片方は『元母親』で、もう片方は知らない番号。
  調べてみると高校の事務室の番号だった。


  何十回にも及ぶ着信を無視し続けたけど
  要件なんてどうせ分かりきっている。]


(95) 2022/10/28(Fri) 22:45:47

【人】 朝日元親



[ 学校はどういう場所か、ボクは知らない。
  けどあの連絡帳を見てしまうと
  どうしても学校に行きたいなんて
  そんな感情は湧いて来そうにない。

  ボクのことが学校に広まっているとは
  知りもしなかったけれど。

  本能的に、行ってはいけない気がしたんだ。]



(96) 2022/10/28(Fri) 22:46:33

【人】 朝日元親



[ そんなボクが学校のことに触れるのは
  彼女がボクに逢いに来てくれた時だけだ。
  けれど板書が綺麗なノートも、プリントも
  もらう度にボクは苦い顔をして言う。]


   いつもありがとう
   でももう、ノートもプリントも無くて大丈夫。

   貴女のことも思い出せないのに
   そんな事に、労力は割きたくないんだ。


[ ボクのためと思ってくれているのは嬉しいし
  それが迷惑だなんて思っていないけど。

  ボクには、強い負い目があったから。]


(97) 2022/10/28(Fri) 22:47:19

【人】 朝日元親



  ねぇ、ハツナさん。

  ボクは…学校ではどんな人だったの?


(98) 2022/10/28(Fri) 22:47:36

【人】 朝日元親



[ 話題をボクが本当に必要な方へ逸らす。
  きっとボクを誰よりも知っているのは
  他でもない彼女のはずだから。

  彼女から聞けばなにか思い出せるだろうかと
  そんな期待を胸に、ボクは尋ねてみたんだ。]*
   

(99) 2022/10/28(Fri) 22:47:56

【独】 惜別ハツナ

/*
朝日くんとチョコボール食べるか朝日くん泣かせるかで悩んでる(?)
どっちがいいんだろう……
(-52) 2022/10/28(Fri) 23:01:54

【雲】 惜別ハツナ



[ 気づかなくていいんだよ。>>D20


  
気づかれないようにしてるんだから。 ]


  
(D21) 2022/10/29(Sat) 0:59:10

【雲】 惜別ハツナ



[ 何処か他人事のような君の態度を見て>>89
  見えない傷が増えてることなんて
  君は知らない方がいい。


  大丈夫、この痛みは
  私が抱えなきゃいけないものだから。 ]


  
(D22) 2022/10/29(Sat) 0:59:54

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親



[ 大丈夫……

  今の君から同じ気持ちが返ってこないの、
  ちゃんと……わかってる、から。


        それでも私は
        君に好きだよ、って言うから。 ]


  
(-53) 2022/10/29(Sat) 1:00:56

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親



[ そうじゃなきゃ、今まで綴ってきた物語が
  ぜんぶ、ほんとに消えちゃう気がして。

  
君が忘れていても、私は全部覚えてるよ。 ]


  
(-54) 2022/10/29(Sat) 1:01:23

【秘】 惜別ハツナ → 朝日元親



   今日のデート楽しかったね、とか
   明日の晩ご飯は何にしよう、とか。

   他愛もない話が、
   メッセージにも残ってるんじゃないかな。

         それは二人で紡いできた時間。


  
(-55) 2022/10/29(Sat) 1:01:46

【人】 惜別ハツナ


***

[ 私がついた時、君は眠っていた。
  そうだよね、疲れちゃう、よね。

  自身の身体だってもう疲れた、って
  悲鳴を上げてるのには目をそらして

  私は君の頭をそっとなでる。
  記憶が戻る日、来るのかな。

  
私が事故に遭えばよかったのに。

  そんな思いが、ぐるぐる、頭に巡っていく。
  そうしたら……君が怪我しなくて済んだのに。 ]


  
(100) 2022/10/29(Sat) 1:03:01

【独】 惜別ハツナ



[ でも、私が君のこと忘れちゃったら
  ……そうなった時の方が、怖いかもしれない。

  君はひとりぼっちを選びそうだから。 ]


  
(-56) 2022/10/29(Sat) 1:03:26

【人】 惜別ハツナ



[ 君が起きるまで、待ってよう。
  そう思ってたんだけど、
  気づいたら私は
  ベッドの横の椅子に座ったまま、
  眠ってしまってたんだ。

  だからそう、君が涙を流してしまっても
  きっと、気付けない。 ]



   あ、食べたんだね。
   美味しかった?


[ 私が起きたとき、
  君がもう一度寝てたりしないなら
  そうやって聞いてみたけれど。

  私は、ふたりぼっちの遠足で
  一緒にチョコボール食べたんだよ、とは
  この時は、言わないんだ。 ]**

  
(101) 2022/10/29(Sat) 1:04:36

【人】 惜別ハツナ


***


[ 私が君のもとに毎日行ってることは
  クラスメイトならみんな知ってた。
 
  それを良く思わない人たちが
  いつしか私への忠告をやめて
  ひそひそ、何かをしだしたことに
  私は気づく余裕もなくて。


  先生だって知っていたから、
  遠回しに学校に来るようにとか
  そんな伝言も頼まれたりはしたけれど
  学校にいけないから入院してるんじゃないですか?
  とか言って、先生を困らせたりもした。

  先生には先生の事情があるから
  仕方ないのも、わかってるんだけどね。 ]

  
(102) 2022/10/29(Sat) 1:05:39

【人】 惜別ハツナ



[ 行けない分届けてるから、文句ないでしょう?
  って先生を言いくるめてたから
  無くても大丈夫、って言われても
  簡単にやめるわけにもいかなかった。

  今要らなくても、後でいるかもしれないし。 ]


   私がやりたくてやってるから。
   それにね、今じゃなくても
   あとで必要になった時にないと困るでしょ?


[ そう言って、勉強しなくてもいいから
  受け取って欲しいな、って。
  私からは学校に行こうとかそんな話しなかった。
  ただ、勉強面で困っちゃいけないから
  ノートとかを渡しているだけで
  
……行きたくないなら無理することないよ。 ]


  
(103) 2022/10/29(Sat) 1:06:30

【人】 惜別ハツナ



   どんな人、か……。

            うーん……。


  
(104) 2022/10/29(Sat) 1:06:58

【人】 惜別ハツナ



[ 話題がノートの話から移って、
  私は困ったように眉下げて、言葉を濁す。

  君のことを誰より知ってるのは確かに私だね。

  でも、今聞かれてるのは学校での君。
  知ってるよ、
知ってるから言いたくない。 ]


  
(105) 2022/10/29(Sat) 1:07:52

【人】 惜別ハツナ



   …………。
ごめんね、言いたくない。


   でも、知りたいんだよね。
   だから、少しだけ、待ってもらえるかな。

  
(106) 2022/10/29(Sat) 1:08:55

【人】 惜別ハツナ



[ そう言って、鞄から取り出したのは
  いつも持ち歩いて、渡すのを迷っていた
  交換日記。
最後の1ページは破り取ったけど

  それ以外のページは今でも、読める。

  日記をぱらぱらとめくって、
  書いてない真っ白なページを開くと、
  私は、君の質問に文字で応えるために
  ベッドの横にある机を借りて
  答えを綴り始めるんだ。 ]

  
(107) 2022/10/29(Sat) 1:12:26

【置】 惜別ハツナ



   口では言いにくいことも
   文字なら……って。
   この交換日記は
   そんな風に私が提案して始めたんだよ。

   気が向いたら、このページ以外も
   読んでみて欲しいな。

  
(L2) 2022/10/29(Sat) 1:12:55
公開: 2022/10/29(Sat) 1:15:00

【置】 惜別ハツナ



[ この言葉通りに
  君がもし他のページも読んでくれたなら
  そこには、私の弱音だって
  書いてあったかもしれないね。 ]


  お父さんもお母さんもほとんど家にいない。
  料理は好きで上手くなったわけじゃない。
  上手くなるしか、なかったんだ。

  だから、心配してくれるの、君だけだよ。
  君と一緒にご飯食べられるの、嬉しいな。

  
ずっとひとりで食べてたんだもん。


  
(L3) 2022/10/29(Sat) 1:14:05
公開: 2022/10/29(Sat) 1:15:00

【置】 惜別ハツナ



[ 勿論、弱音だけじゃなくて。
  君への感謝や好意だって、たくさん。 ]

   
   大好きだよ、元親くん。
   ずっと、ずっと傍にいるよ。

   悩み事とかあったら、何だって聞くから
   いつでも、言ってね?


  
(L4) 2022/10/29(Sat) 1:16:39
公開: 2022/10/29(Sat) 1:20:00

【置】 惜別ハツナ



   君の質問に答えるね。>>98
   君は……
   隅の席でひとりでいることが多かったよ。

   授業中、何か考えごとしてることも多くて
   何考えてるの、って聞いてみたら
   被害妄想が止まらなくなるんだ、って
   返されちゃったな。

  
(L5) 2022/10/29(Sat) 1:17:32
公開: 2022/10/29(Sat) 1:20:00

【置】 惜別ハツナ



   私以外の周りからは……。
   あんまり、よく思われてなかったみたい。

   みんなが君に押し付けてたイメージは
   暗いとか、そんな感じ、かな。

   全然違うのに、酷いよね。
   
   これ以上知りたいって言われると… 
   むずかしい、かな。
   私が君に思うことと
   私以外の人が君に思うことは違い過ぎるから。

  
(L6) 2022/10/29(Sat) 1:18:00
公開: 2022/10/29(Sat) 1:20:00

【人】 惜別ハツナ



[ 君が知りたいであろうことを綴ると
  私は持っていた付箋をそのページに貼って
  ノートを閉じて君に渡した。
  付箋のページに
  君が知りたいことを書いたよ、って言いながらね。

  そして、今日はそろそろ帰らないと、って
  その場を後にするんだ。

  ほら、誰かに見られながらだと
  読みづらいかもしれないし。 ]**

  
(108) 2022/10/29(Sat) 1:19:06

【人】 惜別ハツナ



[ 君の質問に言葉を濁してしまったの、
  君にとっては良くなかったのかな。

  私は言いたくなかったんだ。
  君の悪口とか、勝手なイメージとか……。

  ハツナには相応しくないって
  言われてたこととかね。


  君の記憶は戻って欲しいけれど
  それは忘れていて欲しい、なんて。 ]

  
(109) 2022/10/29(Sat) 23:23:21

【人】 惜別ハツナ



[ クラスの中には君のことを良く思わない人たちが
  いるって、私は散々言われてきたから知ってる。

  私がいない所でも君が直接言われてたことは
  聞きそびれてしまったけれど、それでも。


  君のことを嫌いな人が
  クラスに居るんだってことは知っていた。
  
  知ってたけど、私には関係ないって、
  そう思ってたんだよ。

  
君のことを真に知ってるのは私だけでいいから。 ]


 
(110) 2022/10/29(Sat) 23:24:10

【人】 惜別ハツナ



   「朝日くん、怪我しちゃったんでしょ?
    怪我が早く治るように、って
    みんなで心を込めて
    千羽鶴を折ったんだ。

    ハツナちゃん、いつもお見舞いに行ってるし
    渡してきてくれないかな?

    ね、お願い。
    ハツナちゃんにしか頼めないんだ。」


  
(111) 2022/10/29(Sat) 23:24:35

【人】 惜別ハツナ



[ そんなことを言われて、
  紙袋に入った千羽鶴を
  クラスメイトに押し付けられたとき、
  私は微かな違和感を覚えてしまったんだ。

  そうやって声をかけてきたの、
  君のことを嫌いだって思ってる人だったから。


  でも、半ば押し付けられたそれを
  私は断ることも出来ず。

  ここ最近、ずっとうまく眠れてないから
  昼間は眠くて仕方ない。
  それが断れなかった原因かも。 ]


  
(112) 2022/10/29(Sat) 23:25:40

【雲】 惜別ハツナ



[ それに……
  これで君が前向きになれるなら…
  
  そんな微かな期待を持ってしまったんだ。


  それが、間違いだと気づいたのは
  君のいる病院についてから。   ]


  
(D23) 2022/10/29(Sat) 23:26:07

【人】 惜別ハツナ



  
[ この鶴……なんか、変だな。 ]


  
(113) 2022/10/29(Sat) 23:27:12

【人】 惜別ハツナ



[ 病院についてから、改めて鶴を眺めていると。
  普通の鶴と同じように俯く鶴に
  胸がざわついてしまったんだ。   ]

  
(114) 2022/10/29(Sat) 23:27:30

【雲】 惜別ハツナ



[ 千羽鶴の鶴は首を折らない方がいいって
  一般的には言われてる。

  本当は折っても問題ないんだ、って
  私が知ったのは後になってからだけど。


  この時は、なんとなく違和感があったんだ。 ]


  
(D24) 2022/10/29(Sat) 23:28:01

【雲】 惜別ハツナ



[ 根っからの悪人なんて、いないんだ。
  そう、私が信じられる人だったなら
  いいように解釈して、その結果、
  あの子達の思惑通りに事が運んだんだろうけど。

  私は、そうはなれない。


           
――――なれないから。 ]


  
(D25) 2022/10/29(Sat) 23:28:29

【人】 惜別ハツナ



[ 糸を通された鶴を一羽、手に取って
  中身を開いていく。

  
嫌な予感なんて、外れててほしかったのに。 ]


  
(115) 2022/10/29(Sat) 23:28:48

【人】 惜別ハツナ



[ 
「このまま学校には来るな」


  目に映った文字に、目の前が真っ赤になった。
  これを、私に、渡させるつもりだったなんて。


  怒りに任せて、何羽か鶴をもぎとって
  乱暴に開いていった。
  鶴のお腹には君への悪口が
  それぞれ違う悪口が、書き連ねられていた。


          
息が、苦しくなっていく。 ]


  
(116) 2022/10/29(Sat) 23:29:53

【人】 惜別ハツナ



[ これは君に見せちゃいけない。
  絶対に、見せちゃだめだ。

  
はやく、捨てないと………。 ]



         
[ 捨てなきゃ、いけないのに。

           ひらり、嘲笑うように
           千代紙が手から離れた。 ]


  
(117) 2022/10/29(Sat) 23:30:40

【人】 惜別ハツナ



[ 焦りと怒りと……
  見られたらどうしようって不安からか
  それとも、他のなにかのせいなのか。
  
  上手く息が出来なくなっていく。
  息を吸っても吸っても苦しい。  ]


  
(118) 2022/10/29(Sat) 23:31:20

【人】 惜別ハツナ



[ 悪意にあてられた私は
  開いた鶴を拾うことも出来ずに。
 
  よりにもよって
  君の病室の近くで倒れてしまうんだ。 ]


  
(119) 2022/10/29(Sat) 23:31:45

【人】 惜別ハツナ



[ 勿論、ここは病院だから。
  すぐにしかるべき手当はしてもらえたけれど。


  
君にはどこまで知られてしまったんだろう。 ]*


  
(120) 2022/10/29(Sat) 23:32:15
 




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生存者 (2)

惜別ハツナ
26回 残----pt

 

朝日元親
21回 残----pt

 

犠牲者 (1)

名坂愛子(2d)
0回 残----pt

 

処刑者 (1)

木津 愛美(3d)
2回 残----pt

 

突然死者 (0)

舞台 (0)

発言種別

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bAroQue / tradimento by souya
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ニューホライズン by youden
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