
![]() | 【人】 フラウア心が軽くなった、か。 じゃあやっぱり、俺とは違うんだな。 [俺は君を羨ましがるのをやめられないかもしれない。 己とて選択をして決めたはずのその諦めだって、 ちっとも心を軽くしてくれやしないのだから。 嫌悪と飢えでは、やはり違うのだろうなと思う。 彼女と違って、何処かから睨みつける視線も感じない。 だから、もしかしたら。 俺がただ一方的に己が求めているだけなのかもしれない。 分からない、見えない何かを。]* (1) 2026/03/20(Fri) 8:22:24 |
![]() | 【人】 ニナリス……違う、とは思う。 でも、羨ましがられるようなものでもないかな。 [君が抱えてるものは、君のものだよ。 軽くならないなら、それはそういう重さなんだと思う。 しんどくても諦められないほどに求めてしまう心境を、 私はわからないままだけれど。 きみのしんどさを、抱えてあげられる人が いつか現れますように── そう願うことくらいなら、できる。 視線がふと細められた気がした。 前にも、こんなふうに誰かを見ていた。 それがいつのことだったかは、思い出せない。]* (2) 2026/03/20(Fri) 10:32:19 |
![]() | 【人】 フラウア[これが元からそんな重さであったなら。 なんて忌々しいのだろうと思う。 そんな重たいものを抱えて生きるのは その重さに押し潰されろと言われているみたいで。 どうして俺は、その重さを持つことを選んだのだろう。 記憶にない、男の記憶。 繰り返し見る、いとしい紫髪の男。 それがそんなに良かったのか。 つい、恨みがましく。 そう尋ねたくなるのも仕方ないだろう。]* (3) 2026/03/20(Fri) 13:25:35 |
![]() | 【人】 ニナリス[二つの視線があった。 ひとつは私を見ていた。 もうひとつの紅は、 ずっと私ではない誰かを見ていた。 相手の輪郭はわからない。 けれど嬉しそうに、楽しそうに、 愛おしそうに、相手のことを見続けていた。 これ以上の幸福はないとでもいうように。 ──紅は、まだずっと誰かを見ている。]* (4) 2026/03/20(Fri) 14:35:16 |
![]() |
参加者はログインして下さい。