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【人】 飄乎 シヴァ「た〜〜のも〜〜〜!! ここエリーの城ってマ?」 痣持ちが教会に集まった翌日のどこかの時間、店先から軽い調子の声。どうやら宣言通り彼がやって来たらしい。腕には随分と立派な花束を抱えている。 「あ、店員さん? 俺ちゃんシヴァってェの、 エリーに開店祝いに来たのサ、聞いてない?」 「え〜〜いや〜〜〜?? 店開いたのいつって昨日知ったんですよ俺ちゃ〜ん。 お祝いとかいつにしててもいいじゃんね」 ってことでお花飾っちゃってて〜!と、店員に花束を渡せば、店内をうろつき始めるだろう。店主が出てくる方が先かもしれないが。 #Moordag (49) 2024/01/27(Sat) 21:38:44 |
【人】 仕立て屋 エリー>>49 シヴァ 店内はほどほどの客入りで、飾られた服の注文などを店員が受けたり、ウィンドウショッピングを楽しむ客が見受けられる。 が、あなたの騒がしさで、皆一様にあなたへ視線を向けた。 「うちの可愛い店員とお客様を困らせないでくれる?」 奥の部屋から騒ぎを聞いて、店主が現れた。 タイトなパンツスタイルは、細身のエリーによく似合う。 「祝いに来るとは聞いてたけど、まさかこんな喧しいとはね。 って、シヴァはいつでもうるさいか。 で、何の用? 仕立て? 食事とかならもう少しで店閉めるからそれまで待ってくれるかな」 #Moordag (50) 2024/01/27(Sat) 22:11:08 |
【人】 飄乎 シヴァ>>50 エリー 「祝い事とかいっくら賑やかにしてもいいじゃんね、 ってあっれもう閉めちゃうん? 宴会でもする??」 適当なことを抜かしながらドンドドン。しっかりプレゼント用にラッピングされた品々がアイテムボックスから取り出され、カウンターの邪魔にならないところに置かれていく。 教会では酒がどうのと言っていたが、半分はジュースの類だ。元々の土産は勿論、祝いの品としてメジャーな品目も見受けられる。新しく購入したのだろう。 「は冗談としてェ。いや全然普通にお客をプレイする気 だったんだワ。コレがあんまり目に入らんように なるくらいの上着でも欲しいって言うか〜?」 左手首をひょいと持ち上げる。複雑な装飾の、古びた銀の腕輪。好みがシンプルやスタイリッシュに寄っている彼の趣味には合わないものだ。 「旅してる時はまだいいんけど、 こうやってふつーに町にいる時に あんまり意識したくないとこがあると言いますか」 「ただ隠すだけなら別に何でもいいんけど、 俺ちゃん好きじゃない物は身に着けたくないし? それでお祝いがてら見に来たってワケ」 あっコレは別ね!と付け足して左手をひらひら。 #Moordag (55) 2024/01/27(Sat) 23:03:41 |
【人】 飄乎 シヴァ>>76 エリー 「遺跡探索してて進むのに要るっぽくて装備してたら 最後の部屋で外せなくなってンたワ、罠が過ぎる〜」 「ってか早ェンよ、昔の100億倍早くなってるくね? さっすが気分で営業時間変えてもヘーキなとこの 大将なだけあるワ、よっ若旦那!!」 そんなふうに一通り囃し立ててから、改めて紙を見やった。 「え〜っとォ。…うん、俺ちゃんも好み変わってねェし 言うことナシでバッチリだワ、さんきゅーエリ〜! 取りに来るンは明日とかで良さげ?」 支払いは言い値でされることとなる。相場からかけ離れすぎた額なら流石にツッコミが入ったかもしれないが、ジョークでなくあなたが吹っ掛けることもないだろう。 #Moordag (84) 2024/01/28(Sun) 16:00:48 |
【人】 飄乎 シヴァ>>89 エリー 「 俺ちゃんってば男の子で冒険野郎だからサ…。 冒険者ってそんなモンでね? とりま俺ちゃんはそう〜」 一瞬カッコつけたポーズをしたが、すぐにやめていた。彼の思うカッコ良さは長く保ち続けられないので。 彼は観光目的でなく、わざわざ装備を整えて寒さの厳しい北に向かうような人間だ。こうして好奇心によるところと言われても頷けるだろう。 「えっっびっくりしたァ〜〜、泣く泣くキャンセルして 金貯めるのからのスタート考えるとこだったじゃんね?? 賭けで稼ぐにも限度はあるンですよ? も〜〜〜!!」 ジョークに対し、俺ちゃんライト層の信者なんだからね?とかなんとか呟きつつ。カウンターに硬貨6枚でピッタリの額を置いた。 「オプションなしオッケ〜、キリ良くて払いやすいワ。 …ちな店閉まるまで居座ったら邪魔ァ?」 彼の用事は一通り済んだもので。これはあなたの希望を窺っての言葉だ。 仕事に集中したいようなら大人しく帰るし、もう少々程度だけ話すことがあるようなら言った通りに居座る。積もる話がありそうなら店が閉まるまで待つつもりだ。 #Moordag (105) 2024/01/29(Mon) 4:45:25 |
【人】 飄乎 シヴァ>>109 エリー 「エリーだって男の子じゃん?? 男はジジイになっても男の子なんだってェ〜〜! この感覚わからん? くっ、これがジェネギャか…」 ジェネギャではなく元々の感性の違いである。彼はあなたを男性だと思っているが、あなたが本当に男性だったとしても同じやり取りをしていたに違いない。 彼はあなたが故郷を出奔した理由のひとつが、服飾は女の仕事と蔑まれ続けたからだと勝手に思っている。 「そォ? ん〜じゃこのまま オススメの屋台くらいはご紹介預かりますかァ〜!」 そうして町へ繰り出せば、彼は屋台ひとつごとに何かしらの酒も購入していた。量に呆れられてもなんのその。笑い飛ばして終始楽しげな様子だっただろう。 誰に聞かれても困りはしない、他愛のない話をいくらかして解散の運びとなったのだった。 → #Moordag (112) 2024/01/29(Mon) 22:18:40 |
【人】 飄乎 シヴァ>>110>>112 エリー 翌日には彼はきちんと店に足を運び、ピカピカおニューのコートの出来に大変満足をしていた。 惜しみない称賛ついでに勢いで愛してるワだなんて言っていたが、今日の会話の流れとそう遠くないテンションで軽く流されていたに違いない。 彼があなたを女性と思っていたのなら出なかった言葉だ。 「聖女様の祝福受けた奴が 買ってくれたとかって結構な箔になンじゃんね?」 バチバチに広告塔になる気満々の彼に、やり過ぎ厳禁と嗜める一幕があったかもしれない。 ごく軽い別れの挨拶を送り合えば、何事もなく見送り見送られていたことだろう。祭りはまだこれからだ。 #Moordag (113) 2024/01/29(Mon) 22:21:41 |