人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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視点:


U『女教皇』 キュリアは、メモを貼った。
(a70) 2022/12/15(Thu) 23:47:57

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[チェレスタの過去は確かに色々あったが、
かといって、己を不幸だと思っているわけではない。
なぜなら、歌があるからだ。


歌があれば痛みを消せる。
歌があれば新たなつながりを生み出せる、
それに歌がある限り生み出されたつながりは消えない。

神様がくれた贈り物なんかよりもよっぽど強い、存在証明の手段。
―――それが歌だってことにしたかった。

だが、歌があってもどうやら世界は、
『箱庭の神』にとってはいらないものらしい。
身勝手な神様に対しては、『審判』の身勝手な怒りが内側で炸裂しているのだけれど、
それを除いたうえで、チェレスタの中にあるものといえば――]
 
 
(445) 2022/12/15(Thu) 23:48:43

【人】 IX『隠者』 アリア


[ ほんの少し遡って、先程のこと。
 私にそれを聞かせてくれたのは、
 シンだったか、それともフォルだったか、他の誰かか。

 誰ぞの話でしか聞いたことがなかった
 『世界』の証持ちが現れた…らしい。

 教義的には一大事に違いないな、と
 只ならぬ様子の職員たちを目にしつつ
 指示された通りに玄関ホールへと向かう。

 ひとつ屋根の下に住んでいても全員が集う機会なんて、
 直近こそ昨日だけれど、普段はなかなかない。
 ある種壮観…と思った、その時はまだどこか俯瞰だった。

 それが喋りだすまでは。>>6 ]
 
(446) 2022/12/15(Thu) 23:49:19

【人】 IX『隠者』 アリア


[ ああ、もう、うんざりだ。

 裡に湧いた感情が魂の叫びであることはわかった私の感情ではないことはまだ判別できた>>7
 
 
は――
 そう、彼なのだと思う。
 記録にはほぼ残っていないけれど、私はそう感じている。

 『隠者』はどうやら、それを心底恨んでいたらしい。

 愛したものを奪った不完全な世界。
 誰のことも咎めることも出来ず、戒めることも出来ず、
 作っておきながら管理もできずに崩壊させたカミサマ。

 勝手なことばかり。…勝手なことばかりだ。

 それを「愛」だとか宣うことが何より許し難い。
 
うん、そこについては「私」も同感するほかない
]
 
(447) 2022/12/15(Thu) 23:50:44

【人】 IX『隠者』 アリア


[ ……瞳はまずシトラの姿を探した。当たり前に。

 けれど――今ばかりは、その傍にいてはならないと
 そう思ってしまったからああなった。

 私には帰る故郷も残してきた家族もありはしない。
 世界がどうなったって、たぶんきっとどうでもいい。
 けれど彼女は、そうじゃない。

 私では、あの子の選択のためになることを言えない。 ]
 
(448) 2022/12/15(Thu) 23:50:59

【人】 IX『隠者』 アリア


 [ 私の思考と選択とは、別物だ。

  何を思い、何を感じ、何を考えても
  私の答えは決まりきっていて、
おそらく
変わらない。

  あの子の選んだ世界。あの子の選択と運命を共にする。

                ただ、それだけなのだ ]
 
(449) 2022/12/15(Thu) 23:51:36

【人】 IX『隠者』 アリア


[ それを話してしまうには早すぎると思った。

 「シトラがしたいようにするのが一番」
 「私は何があっても、そばにいるから」

 そうやって、

       全てを肯定することは本人のためにならない。
           私は、本当は、それをわかっている。


 ひとりぶんを余計に背負わせるには、
 彼女の背中はまだ少し頼りなくて。

 だから、どうか、叶うなら、
 ここに来てから彼女が得たものの中に
 彼女を導いてくれるものがあればと勝手に願った。 *]
 
(450) 2022/12/15(Thu) 23:52:17

【人】 ][『月』 エーリク

―― 玄関ホール・シトラと ――


[ 控えめなのか、卑屈なのか。
 もっと近くで彼女のことを見ていたら
 どちらであるのか、判断することは出来たのだろうか。

 ――これまで、彼女がまた他の住人たちが
 どういう扱いを受けてきただとか、それは
 想像の範疇でしかないが、少なくとも
 彼女の立ち振舞や仕草などから、察せる部分は
 察していたと思う。

 もっとも彼女に限らず、
 聞かせてくれるなら聞いていたし、
 知りたいと請われたらならかいつまんで
 話していたこととは思う。

 ゆっくりと、静かに喋るシトラのことは
 自分なりには好ましく思っていた。
 それがただしく、伝わっているとは思わないけど。 ]
(451) 2022/12/15(Thu) 23:53:51

【人】 ][『月』 エーリク

[ ただ、もう既に自分の意見が固まっているもの、
 笑い出すもの、真剣そうに考えると口にするものが
 いるなかで、自分と表向きは同じように
 呆然として言葉を失うシトラがいてくれたことで
 芽生えたちっぽけで矮小な仲間意識というやつが
 このときばかりはありがたく、正常に発揮されていたと思う。


 これまでもわざわざ君を探すことは
 なかったとしても、そこに君が居たなら
 迷いながらも袖を引き、僅かな時間を
 過ごすことはあった。

 ふるりと首を横に振って>>378
 彼女はやはり、静かに、ゆっくりと喋りだした。

 じっとシトラ>>380の目を見つめていたが
 やがて視線は雨粒が落ちるように、
 すとんと下へ落ちる。 ]
(452) 2022/12/15(Thu) 23:54:32

【人】 ][『月』 エーリク

 考える、とは別に
 感じるものは、ある。あった。

 心がどこか、僕の知らないところに
 飛んでいってしまっているみたいに、

 僕をおざなりにしたままで、
 彼の膝下に、すり寄りたい、と思いながら
 同時に、

 不愉快でもある。
 
 ……説明が難しいな。
 考えなければいけないことは分かっている

 だけど、そうして出した答えが
 本当に僕のこころなのか、 今は分からない。

[ そう、とも。ちがう、とも言わなかったけれど
 紛れもない本音ではあったんだ。 ]
(453) 2022/12/15(Thu) 23:54:59

【人】 ][『月』 エーリク

[ どこか納得もしている。
 どこかで反発もしている。

 魂の記憶に振り回されるなんて
 馬鹿げてると思いながらも、

 泣き縋りたくなった理由も、
 恐ろしくて近寄ることが出来ない理由も、

 説明なんざ出来やしない。

 友人の顔を出来るように成りたい
 それなら、少しは説明もつくというのに。 ]
(454) 2022/12/15(Thu) 23:55:30