人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 XII『吊された男』 ユグ

[そうだ。
 僕らが
ちょっと
我慢をするだけで、箱庭はひとつになれる。
 魂の反発も拒絶も、気持ちの問題だ。
 神話の昔、 箱庭の子たちは諍いを表出させて、すべてを壊してしまった。
 けれど僕らは彼らではなく、ひとは過ちから学べるもので。
 今度こそ僕らがひとつになれば、 いつかの刻と約束をした幸せな世界が叶うのだ。]
(196) 2022/12/14(Wed) 21:18:50

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[僕らが争わなければ、崩壊は起きず。

 誰も僕らを傷つけることなく。

 神は微笑み。

 そこに幸福だけがあるはずだ。]
(197) 2022/12/14(Wed) 21:21:53

【人】 XII『吊された男』 ユグ


[だから。
 彼の来訪はまさしく福音のようだった。]
 
(198) 2022/12/14(Wed) 21:22:19

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[にわかに騒がしい朝。
 身支度を済ませ、カルクドラから借りた本を読んでいれば、職員のひとりがどこか不安げな表情を浮かべてホールに集まってほしいと伝えに来た>>3
 断る理由もなく従う。そうやって集められたのが、21人。
 前に、知らない顔が立っている。

 それが意味するところを、知っている。]
(199) 2022/12/14(Wed) 21:22:39

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[『世界』はもう戻らない、どこかで死んだのではないかという口さがない噂。
 それらを話半分に聞いていた。
 もしも亡くなったのならば、生まれるのを待てばいい。
 洋館に集まった21人は自分を含めてまだ若く、5つで引き取られてきたアリスの例からすれば、次代の『世界』が生まれこの洋館にやってくるまでの期間を待つことくらいは叶うだろう。
 むしろ、その間を平穏無事に過ごし心安く暮らせる絆を作り待つことこそが自身の至上命題なのではないかとすら思っていた。

 その『世界』が、目の前に立っている。
 顔は知らなかったが、疑うべくもない。
 22人の証持ち。様々な思いの入り混じった空気。]
(200) 2022/12/14(Wed) 21:23:06

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[この場において、ユグの全身を支配する感情は。

恍   惚

それのみであった。]
(201) 2022/12/14(Wed) 21:23:38

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[そのひとの声が鼓膜を打った瞬間>>5から、笑みはより深まった。
 瞳いっぱいに喜色を浮かべ、うっとりと頬まで紅潮させて。
 幾星霜離れた恋人に出会ったかのような心地で、かの人を見。]
(202) 2022/12/14(Wed) 21:24:03

【人】 XII『吊された男』 ユグ



["壊してしまおう"の言葉には、僅かにはたと瞬いたものの。]


 
(203) 2022/12/14(Wed) 21:24:47

【人】 XII『吊された男』 ユグ

はい。喜んで。

あなたのお望みのままに。

[選びなさい、と言われる間もなく、かの人の望みを承諾していた*]
(204) 2022/12/14(Wed) 21:25:06
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a28) 2022/12/14(Wed) 21:27:17


[ それは深い闇だった。

 とうに温度を失った抜け殻を抱きながら、
 ずっとずっと考えていた。

 考えて、考えて、考えて――

 そうして思った。

 死とは唯一の不変。永久の安寧。魂の救済なのだと。
 あの子にとって救いはもうそこにしかなかったのだ。
 
そう結論付けてなお、受け入れることなどできなかった
]
 


[ 世界はとっくに壊れているのに、
あの子はもういないのに

 どうしてそれでも回るのか。

 失われた命を、あの子を、僕を置き去りにしておいて。
 どうしてどうしてどうして。
 くだらない混乱はいつまで経っても終わる気配もなく
 取り返しの付かない死はやがて過去になり風化する
 誤りも罪も罰も忘れられてしまえばただ死んだだけだ
 そうやってただあの子の存在が消えていくこんな世界で
 のうのうと生きて息をする有象無象の全てが憎くて、
 疎ましくて羨ましくて妬ましくて妬ましくて妬ましくて――


 ふっと気付いた。

 どうせ混乱は果てまでも転がり続けるだろう。
 どうせ壊れる世界なら、僕が壊したって変わらない。 ]
 


[ わかってほしかった。
 この闇を。痛みを。絶望を。

 …… もしかしたら、

 彼女なら、彼女だけは、理解してくれるかもしれない。

 
の眼をした怪物はそう思った。
 何故って、彼女もまた、自分だけの光を持っていたから。

 けれど――少なくとも、
 彼女はその手で、怪物と成り果てたそれに幕を引いた。

 当然だったのかもしれない。
 だって彼女の「光」は、まだそこに生きていたのだから。 ]
 



 
『僕は僕の、君は君のなすべきことをした。それだけだよ』


 


[ それはかつて友であったきみへの、最期の贈り物。
 たとえ落ちる砂をひととき止めただけだとしても、
 きみの決断は正しいのだと保証する肯定。

 …… でも、僕の言葉なんかでは
    きみの心を軽くすることはできなかったらしい。

 まあそれは、当然といえば至極当然のことなんだけどさ *]
 

【人】 [『 力 』 フォルス

 
  
――売店:カルクドラと


[ カルクドラとよく話すようになったのは
 ヴェルトが居なくなってからだったように思う

 そう感じているのはあくまでも俺の体感だけれど
 彼はヴェルトと一緒に居る印象が強かったから。

 似た時期に住み始めた事もあって>>38
 不思議な親近感のようなものはあった。

 見かければ挨拶もしたし
 時には軽い話題を持ちかけたり
 今と然程も変わらない、そんな日常

 尤も相手から返るものについては
 今とは少々、大分――かなり色が違ったが。 ]
 
(205) 2022/12/14(Wed) 21:36:05

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ それでも、七年
 七年もあれば変わっていく
 日々少しずつ、人も、環境も、何もかも

 俺が祈祷室に足を運ぶ頻度は多くなくとも
 たまには祈祷室で茶をしたり
 たまには売店奥で茶をしたり
 帰省の折には珍しい茶葉を土産にしたり

 彼と過ごした時間はきっと、証持ちの中でも多い方
 思えば長い付き合いになったものだ ]
 
(206) 2022/12/14(Wed) 21:37:22

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ だからもし、三人で商品を選ぶ内
 彼がなんらか視線を送ってきたなら


 「 そーだカルクドラ
   実は相談したい事があってさ
   この後、ちょっと時間いーかな? 」


 何かをこぼしたい時 助けを乞いたい時
 カルクドラを頼る人間は多い>>42

 頷いたなら、ユグには一言謝って
 彼に暫しの間相談にのってもらおう ] *
 
(207) 2022/12/14(Wed) 21:38:38
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a29) 2022/12/14(Wed) 21:44:55

T『魔術師』 シンは、メモを貼った。
(a30) 2022/12/14(Wed) 22:03:54

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 回想:三年前、『彼女』との出逢い


[ その日。私は偶然にも出遅れて、
 新しく来たというその子を迎える流れに乗り損ねた。

 辿り着いた時にはもう彼女は幾人と挨拶を交わしていて
 私は、……私は、その姿を目にして立ち竦んだ。
 懐かしい。私もそう思った。>>0:659
 けれど同時に真っ黒な感情が思考を塗り潰していった。

 身に巣食う
絶望
が、いつになく燃えていた。
 次の瞬間には、私はもう背中を向けていた。

 どうして。どうしてどうしてどうして。
 らしくない感情は、ともすればあの子シトラの時より荒れる。
 
けれどそもそも、「らしい」っていったい何だっけ。

 目にするだけでどうにもならなくなって数回、
 そのうち私は、自然とひとつの結論を導き出した。]
 
(208) 2022/12/14(Wed) 22:10:57

【人】 IX『隠者』 アリア



   [ 彼女には近付かない方が良いのだと思っている。 ]

 
(209) 2022/12/14(Wed) 22:11:12

【人】 IX『隠者』 アリア


[ それこそシンが私に対して置いた距離と同じように、
 私はその子に、キュリアに対して距離を置く。

 時折遠くからふたりが話しているのを見かけるかもしれない。
 
それを羨ましく思うのが「誰」なのか、私はもうわからない。

 そういう時はどうしてか懐かしさに似た感情を覚えて、
 足を別のところへ向けることにしたと思う。

 そんな個人の意識を超えても交差する接点が
 この三年の間に存在したとすれば――

 その時は、それでも、
 会話するくらいならば出来たはずだ。
 さすがにそこまでじゃない。…たぶんだけど。 *]
 
(210) 2022/12/14(Wed) 22:12:32
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a31) 2022/12/14(Wed) 22:14:35

XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a32) 2022/12/14(Wed) 22:15:05

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― 邂逅/『審判』――

[チェレスタと出逢ったのは、5年前のことだ。

 洋館の人たちとは話しかけられた時以外は、
 こちらから話しかけることもなく。
 いつものように『塔』の居る中庭に向かおうと、
 ぱたぱたと足を鳴らしていたところだった。

 目の端に立ち止まったままの女性が居て、
 自然と意識がそちらに向いた。

 初めて私を見た時のチェレスタは、
 驚いたような、泣いてしまいそうな、
 ともすれば、笑いだしてしまいそうな、
 とても複雑な表情をしていた。>>27

 今の今まででも、そんな表情をした人を見たのは、
 彼女だけだったように思う。]
(211) 2022/12/14(Wed) 22:20:59

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[不思議と、嫌な感じはしなかった。

 自身も足を止めて、方向を変え、
 彼女の元に向かった。興味からだった。
 今思えば、その時から既に
 惹かれるものがあったのかもしれない。

 伸ばされた手は自然と手に取った。

 これは『塔』との出会いがあった影響もある。
 伸ばされた手は取ってもいいのだと、
 刷り込まれたみたいに、自然と握り返した。

 歩き出す彼女に、また問いかけた。]



  
『どこにいくの?』



[その声に目を見開くようにして驚いた彼女は、
 その時、何を思い、何を見つめていたのだろう。]

 
(212) 2022/12/14(Wed) 22:21:52

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[チェレスタと名乗る彼女はかつての『審判』だったという。
 箱庭昔話でも『太陽』と隣合わせてよく語られる。
 
 証持ちなのにどうして洋館に住んでいないのだろう?
 それも気になったけれど、]



  
『……おうた、うたうの?』



[興味を惹かれたのはそちらの方だった。
 尋ねれば彼女は微笑み、花畑へと連れて行ってくれた。]

 
(213) 2022/12/14(Wed) 22:22:50

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク


[花畑に広がる彼女の歌声は、遠くまで澄み渡り。

 花の蜜を吸いに訪れた蝶が、
 まるで彼女の歌に誘われるかのように辺りを舞った。

 花は風に揺れているのか、音に揺れているのか。
 楽しげに肩を揺らしているように見えた。

 義父母が、町の子供が、童謡を歌うのとは違う。

 魂に直接触れてくるような歌声は、
 包み込んでくれるような温もりと、
 感じたことのない、母の胸の中を想わせた。]

 
(214) 2022/12/14(Wed) 22:23:26

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[歌い終えた彼女は、しばらく沈黙した。
 私もまた、拍手や賛辞などを送る術を知らなかった。

 彼女を見上げれば泣きそうな顔をしていたから、
 何かを言おうとして、言葉に詰まる。

 沈黙の後に、響いた音。>>29

 その音に弾かれるように顔を上げた。

 ――――味方。
 そんなこと言ってくれる人は誰も居なかった。]



  
『……ほんとう?

  じゃあ、じゃあ。
  チェレスタといっしょにいれば、
  わたしもチェレスタのようになれる?

  きれいなうたを、うたえるようになれる?』



[誰かの心を、震わせられるような歌を。]
(215) 2022/12/14(Wed) 22:24:24

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク




 
[表情の乏しい少女が、
 初めて高揚したような瞳を彼女に向けた。]




 
(216) 2022/12/14(Wed) 22:24:55

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[それからは、彼女が洋館に訪れる日が待ち遠しかった。

 今まで他の証持ちには
 自発的に話しかけることのなかった少女が、
 年下には比較的人当たりの良さそうな
 タナトスやマドカ、フォルスなどの袖を引いて、

 
『チェレスタは今日はここにくる?』


 と、尋ねることもあっただろう。

 洋館の扉が開く音に、誰よりも早く
 反応を示すようになったのはそれからのことだ。

 静かな場所に立ち竦んでいたままの少女は、
 彼女と出会ったことで少しずつ変わっていった。]

 
(217) 2022/12/14(Wed) 22:25:51

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[南東の地域のほんの一部しか知らなかった彼女の世界は、
 チェレスタから耳にする世界を聞いて広がった。

 南東よりももっと華やかな地域があること、
 のどかな農村のような地域があること、
 移動しながら暮らしを続ける人たちが居ること、
 寒さが厳しい場所に身を置く人々。

 住まう場所も変われば着るものも食べるものも違う。
 聞く度に新しい話を教えてくれるチェレスタは、
 なんでも知っているかのように思えて、
 チェレスタが話す世界は、いつもキラキラしていた。]


  
『チェレスタ、眠いの?
  じゃあ、今日はヒナギクの部屋で一緒に泊まろう!』



[夕暮れにきらめく彼女の横顔が名残惜しくて、
 そう引き止める日も、少しずつ増えていった。]

 
(218) 2022/12/14(Wed) 22:27:51

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[だから、彼女に習って自身も歌うようになり。

 少しずつ明るさを取り戻した私に、
 政府から広告塔の仕事の話が出た時は、
 私もキラキラした世界をこの目で見れるのだと喜んだ。

 その時、彼女は珍しく笑わずに真剣な表情をしていた。

 一度だけ、彼女の口から聞いたことがある。
 証持ちは『特別』だけれど、迫害の対象でもあること。
 
 ――――知っていた。
 私も両親に疎まれてきたから。それだけは。

 心配そうに目を伏せるチェレスタの手を>>31
 私が両の手で引き寄せ、包み込む。]

 
(219) 2022/12/14(Wed) 22:28:27

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

  
  
  そういう人たちが居ることも知ってる。
  でも、私が人前に出ることで
  『証持ち』の印象が変わるなら意味はある。

  まだ見つかってない『証持ち』の子にも、
  私の声が届くこともあるかもしれない。

  それに、チェレスタみたいに、
  私の、自分自身の目で、世界を見てみたいの!

  ……
『大丈夫』

  私にはチェレスタが教えてくれた歌があるもの!


 
(220) 2022/12/14(Wed) 22:30:31