147 【ペアソロRP】万緑のみぎり【R18G】
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[「ひぁ」だって。
流歌は漏らす声もかわいいね。
のけぞった彼女の
くるしげな吐息が右耳に当たった。
僕が与えた痛みを受け止めてくれてる。
彼女の両手は自由だけど、
僕を退けようとはしないみたい。
少なくとも今のところは。
背筋がゾクゾクして、
ますます、苛めたくなってしまう。
どこまでの苦痛や羞恥なら、
僕のために耐えてくれるんだろう?
……って、そんなことを考える僕は、最低かなぁ。
きみを幸せにしたいんだけどな。]
[童顔で、目が大きくて、出るとこ出てて、
優しくて、ちょっと天然で、気遣い屋さん。
きみに想いを寄せる男は実際かなりいたけど
幼馴染がアレなら、って諦めるように仕向けてきた。
そのせいもあってかきみの自己評価は低い。
そこは、完全に誤算だったな。
少しくらい警戒心を持って欲しい。
だけどそれは彼女が他の男へ
意識を向けてこなかったことの証左でもある。
────僕の流歌。僕だけの、流歌。]
そんなわけ、あるよ
流歌を見てたらこんなになっちゃったんだから
男って生き物はさ……
いつだってかわいい女の子のナカに
こいつをブチ込みたくて仕方ないんだよ
[ごりごり擦り付けながら、……いけない。
興奮してるから、下品な言葉遣いが混じっちゃった。]
[学校の後のことも思い出す。
一体何人の野郎に見られたかわからないけど
そいつらが見てないもっと内側まで
見せて貰わないと気が済まない。]
ねえ、おねがい、流歌。
服を捲って、胸を僕に見せてよ
ここは僕だけしかいないから……
[耳に吹き込むように囁いて
動きやすいよう抱擁の手を緩めた。
流歌は叶えてくれるかな。
夢の中って気づいてるのかいないのか。
……気づいてても嫌がられちゃうかな。*]
[ だから、こんな夢を見るのかな。
私はきちんと正しく、今を夢だと理解してる。
夢だって理解してるから逃げないのかな?
もっと奥深く牙を突き立てられたのならば
私は潮音のものにしてもらえる?
痛みに耐える吐息はそんな無意識を、孕んでる。]
[ 潮音の言葉遣いが普段と違う。
夢は私の願望が反映されるって聞く。
私はこんな潮音を望んでるのかな、
そんなはずはない、だって潮音はいつも優しい。
望んでない?ほんとに?
……わかんない。
だってちょっとだけ怖いのは、本当。 ]
そんなこと言わないで、
おかしいよ、……どうしたの、潮音、
夢だから……?
私がそうして欲しいって思ってるの?
[ 違う、違わない?違う、
自答は頭を駆け巡って、気づけば声にもでてる。]
[ 吐息も、押し付けられる感触も、
ほんものみたいに熱い。
……どうしよう。
わたし、こんな場所で、
潮音にこんなことされるの、望んでるのかな。
部屋でのこと、何も考えてなくたって
潮音に抱かれる日の事を何も想像してない
……わけじゃない。
あんなにくっついて、おでこのキスはすんでても
ファーストキスですら
恥ずかしくてまだ待ってもらってるの。
どうしよう、どうしよう。
潮音のお願いが降ってくる。
耳をくすぐる甘い声が、
潮音じゃないのに潮音なのがわかるこえ。 ]
[ 抱きしめられた体制のまんま、
緩くなった腕のなか、
死にそうな心臓の音をならしながら、そっと
体操服を胸の上まで捲り上げる。
今日は白のレースのブラだった。
すっごく大きくもないけれど、
抱きしめられた体制でも
膨らんでるのはわかると思う。
これで、ゆるして ください
[ 泣きながら、
甘い声で
懇願する。 *]
[彼女の躰を穢す白を喜ぶ姿に息が上がる。
おいしい、と綴る声に目を見開いてそれから年上の女性に翻弄されている自分をしる。責任を取ると自分は言った。だが、果たして彼女は取らせてくれるだろうか。深い思いは濃厚で、自分の感情に自分で振り回されている。
自分と彼女の見ている世界は違う。
だからこそ、息をあげ
濡れ染まった彼女を見て
染みついた熱を感じた]
……そうですね。
[それから、苦笑いをする姿を視線でとらえ
それから横を見、小さく首を振った。一緒にという申し出に対して自分の理性が効かないのではと思うのあるけど。]
先にナナミさんが入ってください。
俺、その間に此処片付けておくっすよ。
[旦那さんが帰ってくるまでになんとかしなくちゃ。と真面目な顏をみせ、それから、官能的な姿を思い出せば、染みたシーツを撫で。彼女の頬にと手を添えた。
旦那さんが帰ってくるかも、というスリルもいい。けど彼女を困らせたいわけではないのだ。
先ほど、ねばついた精液であそび。
自らを彩った姿を思い出して
前のやり取りを蘇らせれば]
そういや、おっぱいまんこなんて
……あまり言わないと思うんっすけど。
ナナミさん、今まであまり言わなかったんっすか?
もちろん俺としては興奮するんで良いんですが。
[翻弄してくる彼女のどこか幼い部分
知識と行動、それらのずれを問いかけつつも、体を軽く拭い。彼女がシャワーに向かうのなら、体を気遣いエスコートしよう。もっとも場所はしらないので案内してもらうことになるのだが、彼女が自分で洗えるようなら、此方は軽くふき、汚れを落として、その間に寝室を整えるつもりで]
あ、あとこれから口説いて
好きになってもらうつもりなんで
改めてよろしくっす。
[今後も頑張ります。と真剣な顏で。
シャワーを浴びて汚れを落とす彼女を見ていたい。のだけど、其処はきちんとしたところを見せないといけない。のだと、周回遅れで追いかける男は思うのだ。*]
[ 実のところ、悪魔は少年に大した期待をしているわけも無かった。
駄々をこねたり帰りたいと泣き出したのならば、
適当に遊んで飽きた後、相応の使い道に回すつもりだった。
それでも時間を掛けることにしたのは、
間違えてもあの拙い誘惑に揺かされたからではない。
空腹に任せて悪魔すら喰らおうと思い至り、
敵わぬと思いながら他害行動をやめられなかった。
少しも悪びれることも無く、更に交渉まで仕掛けてきた。
そして何よりも、あの日々の中彼は――――
もう既にこちら側なのは確かだったから。 ]*
| [かつての少年も、魔術師も 気づけば冷たく黒い石畳の上で光亡しの空を見上げていた。
立ち上がり、辺りを見渡してみる。 暗色の世界を彩るのは、不気味な葡萄の樹の紅と灯る翠のみ 風一つ無い箱庭は、何一つあの頃と変わっていない。
神に呪われ墜とされた楽園の成れの果てのようだ。
館に背を向けて、門構えの方へと向かうことはしない 見通せない闇が広がり、奈落の大口が開いているだけと知っているから。
──誘われるがままに中へと踏み込んでも、同じことかもしれないが 自ら捕食者の口に飛び込む餌たる弱者である点においては。 しかし、他の選択は赦されていなかった。
他ならぬ過去の私自身が、望んだことなのだから。]
(18) 2022/05/22(Sun) 23:12:51 |
|
[故郷の跡地で語った身分不相応で背伸びをした口説き文句は、 失敗したと言うのが正しいのだろうが、私は確かに彼の地へ招かれた。
夜を骨組みに建てたかのような館の異様さに緊張した。 そして、幼子の見せた歪みを一笑し、 視覚と聴覚から立場の差を伝えた悪魔の変化に惑いながら。
一方、農村育ちが見たことがあるわけもない数々の芸術品に目を丸くし その美しさと不可思議さに惹き付けられ、 ありもしない時間を忘れて夢中になっていた。
その心を我に返らせたのは、忘れかけた現実を再び認識させたのは 黒い館を飾る眩い数々の品に纏る、思いも寄らない真実と。]
(19) 2022/05/22(Sun) 23:13:08 |
| 「なれなくていいです。だって、僕は生きますから」
「その為に貴方は、僕をゾラですらなくしたのでしょう?」
[驚きに見開いていた目をふっと細め、嗤った。 そんな様子には僅かに顔色を窺うような様子が見て取れるが、 本質的にはあの時見せた笑みと変わりない。 貴方が厭い、奪った名前。名無しであれと定義されたことを受け入れた。 黄金の夜明けは、地獄には訪れないのだから。] 「でも、貴方のことはなんと呼べばいいの?」 [ろくな教育も受けていない子供、拙い敬語は崩れて これからの生活を思い、必要であろう問いをする。 首を傾げる仕草にばかり、健全な幼さの名残が乗った。 御主人様、悪魔様? 執事になるわけではないし、後者は少し滑稽な気もする。] (20) 2022/05/22(Sun) 23:14:48 |
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[かつて信仰した神の子供達の真実の姿に失望し、 そんな者達の為に、彼らの同胞として死ぬことを止め 道理の外の存在に傅いて、地獄に落ちても生きることを選んだ子供。
強欲で傲慢で、暴食的に生存本能を満たそうとしていた。 全てを失った後残った欲求こそが、全てだった。 だからこそ悪魔は、美しさを宿さない魂を拾い上げた。
しかし、永きに渡り歴史を渡り続けた今かつての自分を思うと その選択はあまりにも──
永久の踊りを強いられる貴婦人を見上げ、少しの間思考が巡った。*]
(21) 2022/05/22(Sun) 23:15:34 |
| (a2) 2022/05/22(Sun) 23:19:30 |
[彼女の声は怯え、微かに震えていた。
こんな僕では、流歌はいやかな。
怖がらせたい訳じゃないんだ。ごめんね。
だけど、そうさせているのが自分だと思うと、
やっぱり、少し興奮してしまった。]
うーん……
[惑う声への返事を勿体ぶる。
実際、少し悩む時間が必要だった。
夢の内容はきみの願望だと頷けば、
きみは流されてくれるんだろうか。
それはとても……、魅力的。
だけどこの期に及んで彼女を穢したくない自分も、
彼女の方から堕ちてきて欲しい自分も、居て。]
[自らの願望だけ伝える。]
……それは、どうだろうね。
でもね、僕の方は、そうしたいと思っているよ。
[きみは自分で決めて良い。
それが僕と同じじゃなくたって、
僕の欲望すべてを受け止めてくれなくたって、
僕はきみをすきじゃなくなったりしない。
僕もきみに嫌われるのが怖くて。
夢の中じゃなきゃこんな風に触れられない。
離してあげることなんか絶対に出来ない。
僕はきみが、きみだけが、すきだから。]
[ひとつ彼女に投げたお願いは
僕の願望の第一歩みたいなもの。
彼女の手が体操服の裾を掴めば、
肩越しにじっ……と見下ろした。
服はゆっくりと持ち上げられていき
いよいよ膨らみが露わになる
タイミングで、ゴクリと唾を飲み込んで。
天使の羽みたいなレースに包まれた
双丘には、目が釘付けになった。]
……っ、すご……
[すごく、きれいだし。大きいし。えっちだし。
流歌が自分の手で晒してくれてるという事実に
頭が沸騰しそうになる。]
[そこに聴こえてきた蚊の鳴くような声。
甘い声。
視線を滑らせると、流歌は…… 泣いていた。]
[ゾクゾクゾク、って、背筋に痺れが走る。
嗚呼もう、なにその顔。その声。
……かわいすぎるにも、程があるでしょぉ?]
〜〜っ、
はァ
……
……ごめんね、恥ずかしい? 嫌だった?
[昂りを抑え込み、努めて優しく問いかけつつ
右手で頬に触れて、こっち向かせて。
目許に唇を寄せて涙を吸い取っていった。
なんてきれいな涙だろう。白い肌も。
もっと見たい。
]
[僕って本当に、駄目な彼氏だ。
大事な彼女を泣かせて、悦んでるんだから。
嫌われたくない。好き。大好き。
でも、もう少しくらいなら────……、
と、次のお願いをしかけたとき。]
[体の相性も合うけれど、好きだとか愛してるの延長線上にある盲目気味の自分を、彼の虜だと表現したつもりでいた。誤解を招きかねない文脈だったと思い至らないが、嘘偽りない本心とはいえ、陳腐にも聞こえる台詞を紡いだ自覚はあった。
それを笑う訳でもなく、彼が黙ったまま動きを止める。
一体何を考えているのか、……そもそも聞こえていなくて呆けているだけなのか、考え得る可能性が浮かんでは消えていく。話したいから口を動かすのに、頭を働かせた彼の思考がどこに転ぶのか予想出来ない。
頭の中を覗くことも、思考回路を手繰ることも。
誰にも出来ないと分かってはいる]
ふ、……はあっ、はは……駄目なのか。
でも君も、自分で……っ動いてる、だろ?
馬鹿になってる瑠威も可愛いから……、
……もっと馬鹿になってくれよ。
[少し腰を揺する度に、途切れ途切れの甘ったるい嬌声が彼の唇から溢れた。素直に快感を得ようとして子供のようにぐずる姿が、可愛くて愛おしくて、同時に安堵を覚える。彼につられて馬鹿になった素振りで、弾む息に機嫌良さげな笑い声が混じった。
実際はセックスを始める前──そもそも転院する以前から。とっくの昔に、自分はある意味馬鹿になっているのだが]
[ぐずる彼が可愛いとは言っても、意地悪く与えずにいられるほど歪んでいなければ、もっと奥まで繋がりたいのは私も同じで。涙声を口付けで塞ぎながら侵犯を深めて腹の奥を抉り、欲望に従って彼の言葉に応えた。
彼の痴態でどろどろに頭が溶ける。
自制心や理性が削ぎ落とされた後に残ったのは、彼の胎内の最奥で果てたいという原始的な欲求で。男だから孕みはしないのに中に注ぐことしか考えられず、思考の破綻を自覚出来る余裕もない]
っは、…………あぁ、 私も────、
[ほとんど意味のある音を発せないで、嗚咽の断片めいた声を殺す。絶頂への階段を駆け上がるように律動を早め、震える背中を抱き締めた。どくりと脈打った熱が吐き出す白濁を、一滴残らず絞り取るような容赦無い収縮の余韻が続き、堪らず呻く]
[びくびくと打ち震える脈動を埋めたまま、荒い呼吸を繰り返す。満ち足りた感覚と、どっと押し寄せてきた疲労感が心地良い怠さを運んで来る。重い腕を彼に巻き付けて、寄り添ったまま暫くは呼吸を整える]
はあ、…………っは、ぁ……、っ
…………だいじょうぶ、か?
[あまり大丈夫だとは思えないけれど、働かない頭で言えるのはそれぐらいで。口付けようとするが、ぐったりと項垂れているなら首筋あたりに唇を押し当てて。
細い身体を支えながら、ゆっくりとシーツに横たわらせようとする]
[身体は疲れているのに神経は昂っていて、思い出したように睡魔が凭れかかって来るのに、頭は冴えているような妙な感覚。長年片想いしていた相手と結ばれたのだから、興奮が落ち着かないのも無理はないのか。
と、そこまで考えて何か引っ掛かる。
……私達は結ばれたのか?
彼の「好き」を疑う気持ちはないのだけれどまだ実感がない。
掴み所のない幸福感を抱いたまま、ぼんやりと彼の顔を眺める。こういう時、世の中の人達はどんな会話をするんだ。そもそも会話より休ませた方が良いんじゃないか……、そういえば左手は?
今までずっと意識の外だった怪我を、今更思い出す。
彼の左手を掬い、腕の傷を目視で確認して]
……無理させたな。君は休んだ方が良い
[何か話し掛けられれば答えるけれど、ぐったりした様子なら そう声を掛ける。頭を撫でようとした色々な体液塗れの手が宙を彷徨い、やがて下す。代わりにキスをして薄ら口角を持ち上げる。
結局歯止めが効かなくて加減出来なかったし、腹の中には精液が入ったままだ。かなり負担をかけてしまった。彼が眠るまで横にいるつもりで隣に並ぶ*]
[ 可愛いなんて母以外に久々に言われた。
母に一瞬意識が向きかけて一気に萎みそうになる気持ちを
可愛いの言葉だけに向けて引き戻す。
今この人に俺は可愛く見えてるのか。
昔の印象のまま固定されているにしても
昔だってそう幼くはなかった筈なのに。
如何して大の大人の男が可愛く見えるやら
なんともおかしな話だと思うのに
何故だか悪い気はしなかった。
嫌な気分ではなかった。
どんな評価であれどんな見解であれ
彼に与えられるものなら、なんだって。
あの頃も今も変わらず彼が好きな証明なんて
それだけで足りるだろう。
あと男に抱かれてるのも。
こんなに気持ちいいって知ってたとしても
彼以外になんて、考えるのも嫌なのだから。 ]
[ 興奮の滲む彼の荒く艶やかな呼吸の音。
潤いも足さずに交わる結合に女を抱く時のような水音はなく
汗に湿る肌同士が当たる音と軋むベッドの音が耳についた。
馴染みのある分かり易い快感を以て
欲望の弾ける瞬間へと向け急速に駆け上がりながら
覚えたばかりのまだ不慣れで、
それなのに強烈な心地よさを同時に味わわされて
頭が、混乱する。
男として生きてきた自分の体を作り替えられるような
おかしな錯覚に酔い痴れて。
あとを追うように限界を訴える彼の声にぞくぞくと
絶頂の余韻とは違う法悦が駆け抜けて
熱いものを吐き出すさなかの体を休む間もなく
断続的に攻められ、声にならず吐息の音だけで喘いだ。
気遣いや手加減を取り払ったような力強い抽挿に
彼が彼だけの快感を求めて動いているんだと理解して
彼の欲をこの身にぶつけられ受け止めているんだと思えば
訳のわからない感情が込み上げてきて堪らなくなった。
愛おしさと呼ぶには如何にも狂暴で酷く淫らな。
言い表す言葉は見つけられる気がしない。
過去に抱いた女が興奮を煽る為紡いだ言葉が頭に浮かんで
「なかにだして」と強請った気がする。
彼を悦ばせるためではなく純粋に自分がそうされたくて。
きちんと言葉になった自信はない。 ]
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