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【人】 宝石人 リリス「子供を作りたくなると熱くなるの? 精力?魔力?を、吸われた感じはあったけど 男は魔力を放出して女に注ぐけれど 女はそれを受け取る側なのに? うーん、うーん…保健室の先生に聞きます。 なんで精気?を吸われたらそうなるの…?」 答えを聞いたのに、また新しく疑問がいくつも生まれました。 これは、彼の時間を使ってもらって答えを聞くより、おとなしく保健の先生に聞きに行くしか無いでしょう。 (252) 2023/06/22(Thu) 16:05:12 |
【人】 宝石人 リリス物語は最後までページが進んでいたでしょうか。 そちらも気になったので、チラリとそのタイトルを見ようとしましたが、立ち上がると笑顔を向けます。 「ありがとう、今度保健室行くわ。 いろいろありがとう! 私はマーリン寮のリリス。 今度何かお礼させてね。」 そして、そう名乗ると地面を蹴り魔力に身を任せて、ふわりふわりと影や枝の合間を跳ねながら教えてもらった川の方へと向かいました。 魚を手に入れるのにどんな手段を使ったのか。 一人検討してびしょ濡れになった後、彼が紹介してくれた大柄の毛むくじゃらの人に魚を譲って貰った、が正解でした。* (253) 2023/06/22(Thu) 16:05:33 |
【人】 宝石人 リリス―現在地・森の側― 貰ったお魚は魔法で氷漬けにして、その後に木の実も沢山拾いました。 魔法の袋に放り込んで、水浸しの格好のまま移動します。 風や火の属性があれば乾かせたかもしれませんが、リリスにはその属性は無いのです。 肌に張り付くローブがちょっと不愉快ですが、我慢することにしましょう。 歩く度にリリスの足跡が濡れて残ります。 こんなふうになってしまうと魔力で軽やかに飛ぶなんてこともしたくなくて、今は普通に歩いていました。 (254) 2023/06/22(Thu) 16:35:52 |
宝石人 リリスは、メモを貼った。 (a60) 2023/06/22(Thu) 16:46:37 |
【人】 宝石人 リリス「大丈夫?立てる?人を呼ぶ?肩を貸す?」 手を伸ばして引っ込めたのは、先ほど川でずぶ濡れになった雫がぽたりと地面に落ちたからでした。 まだローブはぐっしょりと濡れています。 服を乾かす魔術はまだ習得できていないのです。 けれど、何かできる事はないかとまた彼女に尋ねました。 「魔力なら、分けられるけど…?」 魔力枯渇で倒れたのかしら、と思ったリリスは、ジッと彼女を見つめたまま答えを待ちました。* (260) 2023/06/22(Thu) 17:36:14 |
【人】 宝石人 リリス「うん。キノコ美味しい。キノコ好き。 だけど死ぬキノコもある…。」 そう、キノコは美味しいものもありました。 でも今はそれで死んだという情報が鮮烈過ぎて、驚いてしまっていたのです。 疲れが出たらしい彼女>>263が気掛かりですが、なんとリリスの方が心配されてしまいました。>>264 ハンカチを差し出してもらえましたが、ふるふると首を横に振ります。 ハンカチが勿体無いからです。 「でも、心配…。魔法で運んでも良いなら 寮か、保健室、連れて行くけど…。 あなたの寮はどこ?私はマーリン寮。 ええと…えっと、えっと。」 このままでは支えることもできません。 それにリリスは大丈夫なのに、リリスの方が心配されています。 どうしようと辺りに視線を向けたリリスは、アッという声と共に何か思いついた様です。 両手を下から上へ向けて、何事かを口にします。 それは言葉というより、鈴を鳴らした音の様な響きでした。 その途端魔力が周囲に広がり、リリスの体が水球の中に閉じ込められます。 ニコニコしたままリリスはその中から手を振って、ぱしゅん!と水球が消えると同時にリリスの体に纏わりついていた川の水は綺麗さっぱり無くなりました。 (270) 2023/06/22(Thu) 19:22:01 |
【人】 宝石人 リリス「私はこれで大丈夫! あのままでも多分大丈夫だったよ!」 自分の体力を過信するのはリリスの悪い癖ですが、にっこり笑ってやっと彼女に手を伸ばしたのでした。* (271) 2023/06/22(Thu) 19:22:23 |
【人】 宝石人 リリス―回想・涙を欲しがる人たち― リリスは幸いなことにこの学院に来てからは平和です。 生き延びる術を学ぶためにここで魔術を学んでいるからです。 マーリン寮は勉強家が多い傾向にあるからか、魔法を学ぶのにはとても良い環境でした。 リリスはのびのびと、リリスの魔力を扱う方法を学べましたし、それはとても楽しいことでした。 でも、時々憂鬱なお願いをされるのです。 宝石人の涙の魔石を用意できないか、と。 あまり泣くのは好きではありません。 泣くために心も体も傷付けられたくありません。 悲しくもないのに泣く事はできません。 研究や、何かの材料で必要だと言われたこともありますが、無理なものは無理なのです。 そんな人たちは、リリスに悲しい物語を聞かせたり読ませたりすることもありました。 でも、リリスは宝石人です。 宝石人の哀しいことと、ヒトとしての哀しい事が少しずれていることも多くて、なかなか涙は流せませんでした。 何より、泣いているより笑顔の方が良いではありませんか。 涙自体を渡すのは構いませんが、涙のために泣くのは本末転倒だと思うのです。 (272) 2023/06/22(Thu) 19:55:05 |
【人】 宝石人 リリス「本当に大丈夫?一人で平気?」 差し出した手を取ってもらえないなら無理強いはできません。 もう一度だけそう尋ねてみましょう。* (282) 2023/06/22(Thu) 20:41:48 |
【人】 宝石人 リリス−そしてその後、つまり現在− マーリン寮に戻ったリリスは、凍らせた魚や採取した木の実を保存箱に入れました。 アーサー寮に届けてもよかったのですが、グランドサマーフェスの前日です。 明日から始まってしまうので、一緒に食べるならグランドが終わってからの方が良いかもしれません。 きちんとそれまで保つように保存すると、マーリン寮の中にある食堂へと足を運びました。 みんな、グランドのために頑張っているか、研究のために時間を費やしているのでしょう。 今のマーリン寮の食堂にはあまり人はいません。 それを良いことに、リリスは食堂の隅のソファにごろりと転がりました。 だって、ここのソファはリリスのベッドより心地よいのです。* (291) 2023/06/22(Thu) 21:16:59 |
【人】 宝石人 リリス−回想・涙とふんわりヘア− そういえばと思い出したことがあります。 あの時のリリスも、マーリン寮のソファでごろごろしていたのでした。 まったりしたい時は大抵この場所にいるのです。 勉強も研究も楽しかったですが、ヒトの常識を覚えるのにまだまだ苦労していたのです。 今ではだいぶマシになりましたけれどね。 でも、名前を呼ばれて>>290ビックリしました。 知らないヒトです。がばりと飛び起きて、リリスは一応頷きました。だって、リリスはリリスですから。 でも、彼の申し出に思わず体を固くします。 差し出されたものは魅力的なものでしたが、首をふるふると横に振りました。 (292) 2023/06/22(Thu) 21:28:56 |
【人】 宝石人 リリス「ごめんなさい。また、は、分からないの。 だって、いつ泣くか分からないから。 あれが、私の涙なのは、知ってる?」 まずはそこから確認します。 また手に入れるためには、リリスが泣かなくてはいけません。 でも、悲しくないのに泣けないし、その為に痛かったり怖かったりしたくないのです。 「だから、もし今度泣いたら、あげられる。 けど、お約束は、難しい…です。」 涙は好きに使って良いけど、泣かされるのはイヤ。 リリスはそんな思いを込めて、けれど協力できないのは申し訳なくて一生懸命説明して見たのでした。* (293) 2023/06/22(Thu) 21:29:24 |
【人】 宝石人 リリス−回想・涙とふんわりヘア− あくびでもして、涙が出れば確かに良いのでしょう。 でも、あくびはしても涙がこぼれた事はありませんでした。確かに目は潤むのですが、そこまでそこから涙をこぼそうとは考えなかったのです。 だから彼の提案>>299には少し驚きましたし、そんなふうに簡単に涙が出れば良いのですが…。 無意識に転がり落ちれば問題ないのです。 意識的に涙を流そうとするのは、今までの過去から何となくイヤなのでした。 それを言葉にするのも、何となく難しく感じたのです。 ただ彼の落ち込んだ様子に>>300流石に少し申し訳なくなりました。 しかも、約束しなくて良いと言いながらお詫びと言って白い樫の杖>>290を差し出してきたではありませんか!>>302 リリスは目をまん丸にして驚きましたが、"もう使えなくなった"と言う言葉に疑問を覚えました。 (308) 2023/06/22(Thu) 22:17:31 |
【人】 宝石人 リリス「あの、そんな、大丈夫! でも、どうして使えなくなったの…?」 恐る恐るその杖を受け取りながら尋ねて見ます。 リリス自身は治癒の魔法はあまり得意ではありませんが、光の属性や癒しの属性を感じて居心地が良くなる素材です。 こんなに良いものを?と言う疑問もありました。 お詫び、と言われても、受け取ったら泣かなくてはならないような気もしました。 ジッと彼を見つめて、少し考え込みます。 「…涙じゃないと、だめ?」 だから、もう一つ質問を重ねました。* (309) 2023/06/22(Thu) 22:17:56 |
【人】 宝石人 リリス−回想・涙とふんわりヘア− それは…>>316確かにそうかもしれません。 年上が泣かせにくるのが日常茶飯事でしたが、よく考えるとあまり良くない日常でした。 それを考えてくれるこの人は、きっと良いヒトなのでしょう。 「そう言う事なら…これは、もらいます。」 この杖が使えない理由も知りました。 それなら、強い光魔法を使うときにはきっと役立つだろう杖をもっているのも良いでしょう。 ありがたく受け取ることにして、そして魔石のことを考えます。 きっと宝石よりは魔石が良いのだと思います。 涙は魔石になっていたものですから。 だから、もともとそうするつもりはありませんが、目を抉るなんて事はしません。 眼球は宝石になっても魔石にはなりませんから。>>127 ではどうするのかといえば、キョロキョロと辺りを見渡して、特に目ぼしいものがありませんでしたので、自分の髪の先を魔力でしゃきりと切りました。* (333) 2023/06/22(Thu) 22:58:51 |
【人】 宝石人 リリス「杖のお礼です。でも秘密。 あとできれば、名前、教えて?」 そこまで作っておきながら、そういえば名前を聞いてなかったことを思い出しました。 だから、それを差し出しながらジッと彼を見つめたのです。* (334) 2023/06/22(Thu) 22:59:42 |
【人】 宝石人 リリス−現在・マーリン寮のソファで− 少しうとうとしていましたから、尋ね人の存在にはすぐそばに来るまで気づきませんでした。>>350 目を開いて、びっくりしてソファの上で身を強ばらせます。 いつの間にか取り出していた樫の杖を握りしめながら、彼の言葉を聞くことになりました。 そして、彼は去っていってしまいます。 あっという間の事でした。 本意ではなく、怖い思いをさせた事を謝ってくれましたが、何となく釈然としない思いが残ります。 謝罪は受け入れました。 でも、此方から彼に近づく事は無いでしょう。 だって、リリスはまだ子供を作るつもりなんてありませんでしたから。** (358) 2023/06/22(Thu) 23:41:35 |
【人】 宝石人 リリス「うん、涙流すの、嫌い! スノウは良い人だね。ありがとう!」 リリスが渡したその魔石が、彼の役に立てたかはわかりません。 ですが、樫の杖も黒いハンカチもリリスのお気に入りになりました。 もしまたスノウが魔石を求めてやってきたなら、また同じ方法で、魔力の質を変えて渡すこともあったかもしれません。** (368) 2023/06/22(Thu) 23:54:28 |
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