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224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】
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しかし表面上以上に仲良くなろうにも、自分たちはまだ何かを起こす前。
今だけのビジネスパートナーとはいえ男女二人きりのホテルでお気楽にネイルを整えていることに注意をするのはお節介か?
否、今すぐにでもこうるさく叱ってやりたいが考えることが多い。
すべての情報を自分一人で調べ切るような真似もしていない。
部下にも指示を出さねばならないし、と。
「………………イレネオ・デ・マリア」
しばらくして呟いたのは一人の男の名前だ。
近々調べる対象にするのだろう、一応貴方へのひとまずの報告であった。
![](./img/discordia/103.png) | >>145 ペネロペ 「行けるうちに行っとけよ。 俺なんか腰が重くなっちまってもう」 ここ以外ではほとんど見かけることがない男は、 のんびりとカウンターに肘をつく。 君たちを見送る構えのようだ。 短いやりとりで、"仕事"上必要なことが含まれていたようには思えない。 となればやはり、顔を見たかったというのが本音なのだろう。 そのくせ、来たら来たでこの調子なのだから、 なんとも放任主義がサンダルを履いて歩いているような男である。 「ああ、知ってるよ。必要なことは言うだろう」 お前ならな、と付け加えながら…お代と言われて、手のひらを突き出す。 「いくらだっけな? 忘れたな。 次もちゃんと顔だしたら、その時払ってもらおうか」 …おごり癖が出た。 (146) 2023/09/14(Thu) 14:24:30 |
「でしょおー。」
へらりと口許が笑みを形づくる。
わかりやすい。確かにそうだ。
女もそう思ったからこそ、言わずともいいことまで口にした。
それこそ信頼関係云々の話もあるが、
話せないこと
に比べれば、それくらいは易いものだった。
「あたしも、良心的な情報屋さんに巡り会えて果報者ですよお。」
「…だから、その辺は安心してくださあい。」
少なくとも女の命令で、あなたが身内を調査対象にすることはないだろう。
…あなたから言い出した場合は、別だろうが。
しかしその場合女が色を乗せねばならない義務もない。
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