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【人】 渇愛 シェルタン─深夜の森─ 「こういう言葉が正しいか分かんねえけどさ、 メレフはオレが一人にしないよ。 いっつも世話焼いてるし、 こーいうときに仲違いするのが一番マズいのは分かってる」 むず痒そうにして、頬を指先で掻いて。 「誰も、大人のとこに行かせたくない。 それだけは本当に、心から思ってる」 (189) 2021/05/27(Thu) 21:03:40 |
【人】 小さな サルガス>>2:185 >>2:187 >>2:188 >>2:189 >>2:191 深夜の森 「……あり、がとう、ごめんね……」 こぼれてしまわないような際の際で、潤んだ目がルヘナを見上げる。 恐れ、怯えですっかり冷たくなった手が、きゅうと指を掴む。 腰が抜けて力がうまく入らないながらも、背負いやすいように重心の移動は出来るだろう。 触れたところから、心臓の鼓動が伝わっていく。 「ぼく、ずっと、みんなといっしょがいいな。 それなのに、ぼく、みんなを不安にさせてばっかりだ。ごめんね、ごめんね。 ぼく、いっつも空回りして、先走ってばかりだね……」 思い出されるのは中庭での一幕。不用意な行動が引き起こした波紋。 今も、自分がふらふらと出歩かなければ、きっとこうはなっていなかった。 安穏を崩す嵐の中心が自分であることに、唇を噛み締めた。 もっと強ければ、しっかりしていれば、毅然としていれば、違っただろうか。 (192) 2021/05/27(Thu) 21:08:57 |
スピカは、もっとかっこいい棒を見つけた。 (a139) 2021/05/27(Thu) 21:09:41 |
メレフは、続く言葉を、黙って聞いている。 (a140) 2021/05/27(Thu) 21:09:47 |
イクリールは、スピカがかっこいい棒を持っている事に気付いた。 (a141) 2021/05/27(Thu) 21:14:17 |
シェルタンは、サルガスのほうにゆっくりと歩いていく。 (a142) 2021/05/27(Thu) 21:14:27 |
ルヴァは、スピカがめちゃくちゃかっこいい棒を持っている事に気付いた。 (a143) 2021/05/27(Thu) 21:17:24 |
【人】 気分屋 ルヴァ「……なんだあれ。 持つところと、刀身の間に、太いところがあるから。 めちゃくちゃ剣みたいで……。 あれはもしかして、伝説の剣では……? エクスピカリバー……!」 イクリールにもあれすごくない? という目線を送った。 (195) 2021/05/27(Thu) 21:21:05 |
【置】 双子の カストル→ 【弟】 オレの ポルクス お風呂 泥だらけになった体を洗って、濡れた髪をなでる 『なんだよ』 「いや〜、不機嫌そうだったから?」 不機嫌なお前もかわいいけれど 湯につかれば、体もほぐれて。心もほぐれる。 流れる水は赤くない。 「聞きてぇな〜って、 なぁ? 」そうだろ、幼いポルクス。オレらのポルクス。 オレの弟、お前は、頭がいいんだ。 だから、きっと、たくさん。 少しだけしか残らなかった傷跡が こんなオレたちの全部だったのにな。 (L17) 2021/05/27(Thu) 21:21:25 公開: 2021/05/27(Thu) 22:45:00 |
スピカは、かっこいい棒で勇者王のポーズをした。 (a144) 2021/05/27(Thu) 21:22:40 |
カストルは、スピカを褒め称えた。 (a145) 2021/05/27(Thu) 21:27:10 |
イクリールは、ルヴァの目線を肯定するように頷いた。 (a146) 2021/05/27(Thu) 21:28:54 |
【置】 貪欲 ルヘナサルガスはサルガスなりに頑張ってくれたのだと思うし、 皆を思うが故の行動だったのだろうとも思う。 ただ少し、頑張り方を間違えただけ。 ほんの少しだけ、頑張り方を間違えただけのはず。 あまり歳の変わらない、それでいてこんなにも小さい彼を見る。 こんな小さい身体でひとり。 一体、どういう気持ちで―― 「――……」 湧き出そうになった興味をそっと押さえ込んで、 『年長者』の役割に徹することにした。 ――ああ、年長者といえば。 メレフのことも、シェルタンのことも、もっと知りたいな。 (L18) 2021/05/27(Thu) 21:30:42 公開: 2021/05/27(Thu) 21:40:00 |
【人】 徒然 シトゥラ「(………スピカってこんな子だったんだ)」 数年一緒だったのに大食いの場面しか見えていなかった、 すごい 高等部に見えない (197) 2021/05/27(Thu) 21:32:03 |
シトゥラは、目の前の光景を目に焼き付けた (a147) 2021/05/27(Thu) 21:32:38 |
【置】 褐炭 レヴァティ夜、子ども達は眠っているはずの頃。 レヴァティはとある部屋の床の上。 「ゼリーを無駄にしました」 わざとやないんですけども。 呻き声。 「皿を割りました」 怪我した人が居らんかったのは良かったァ。 呻き声。 「だからみんなをびっくりさせました」 急に大きな音を出すんはパニックの切っ掛けですけん。 呻き声。 「授業中落書きをしました」 していません。 呻き声。 「はい、嘘をつきました。授業中居眠りをしました」 していません。 呻き声。 「夜の森に入りました。はい、門限を過ぎてから」 俺には罰される理由があります。 呻き声。 打撃音。 呻き声。 打撃音。呻き声。 打撃音。 呻き声。 打撃音。呻き声。 打撃音。呻き声。 打撃音。 呻き声。 打撃音。呻き声。 打撃音。打撃音。打撃音。 呻き声。 打撃音。打撃音。打撃音。打撃音。打撃音。水が勢いよく叩き付けられる音。 呻き声。 打撃音。呻き声。 打撃音。 呻き声。 半端に濡れた衣服が剥がれる音。諦めた吐息。 ──暗転。 (L19) 2021/05/27(Thu) 21:33:07 公開: 2021/05/28(Fri) 0:30:00 |
【人】 甘言 イクリール「すごいわ、スピカ。どこで見つけたのかしら」 かっこいい棒を持ってポーズを決めるスピカ。 それを見て、ルヴァやカストルと共に無邪気に褒め称えている。 もはやこの場には保護者役が足りていない。 (198) 2021/05/27(Thu) 21:33:14 |
ルヘナは、とうの昔にツッコミを放棄している。>>ピクニック組 (a148) 2021/05/27(Thu) 21:34:57 |
【置】 食べるの大好き スピカ(これ、風紀委員じゃない気がする) いくらなんでもカストルとポルクスに 合わせすぎている気がする。 このままではイクリールと年が逆に見られてしまう。 が、小等部と中等部の評判がいいので、 引くに引けない。 風紀委員スピカは今、進退窮まっていた―― (L20) 2021/05/27(Thu) 21:36:51 公開: 2021/05/27(Thu) 21:40:00 |
ブラキウムは、あなたの前ではいつもよりも小さく見えた。 (a149) 2021/05/27(Thu) 21:39:26 |
【人】 小さな サルガス>>2:193 >>2:194 深夜の森 「……そうかな。そんなこと、ないよ。でも、そうだね……」 自責や後悔、謙遜が足を引っ張りながらも、ゆっくりと言葉を聞き取って。 「ぼくも、おてつだいしたいな。 いま、みんなをとりかこんでる不安を、なんでもないよって証明できたなら。 またみんな、いつもみたいになかよく朝食をたべて、いられるかな。 そのために、ぼく、なにができるかな……」 泣きかけて瞼が腫れぼったくなったせいで、それと無理に起きたせいで。 声には少しのまどろみが混じっている。少なくとも、パニックは落ち着いたようだ。 小さくて軽い体は、そう年の変わらない子供にとってさえ軽々運べるものだ。 夜の森を抜ける間に、飛び出してしまいはしないだろう。 (199) 2021/05/27(Thu) 21:39:42 |
【置】 懐疑心 メレフ「どうでもいい…連れて行かれたやつが、どうだっていいなら… 姉さんも、同じように思われてたのか……?」 マフラーを強く握り、目を瞑る。 そろそろ、森から出たほうがいいだろうかと、足を踏み出してーーー そのまま、ずる、ずると 座り込み。 「……ッ、ぐ ぇ」 這った先の、茂みで、えづく。 昼も夜も 、中身を全て吐き出していて、出てくるものといえば胃液ばかりだ。鼻の奥が、ツンと痛む。 落ち着くまで、しばらくうずくまったままでいただろう。 (L21) 2021/05/27(Thu) 21:41:00 公開: 2021/05/27(Thu) 21:45:00 |
カストルは、全員に威嚇した。 (a150) 2021/05/27(Thu) 21:42:12 |
スピカは、「私はキノコ処理班じゃないんですけどね」と言った。 (a151) 2021/05/27(Thu) 21:50:38 |
【置】 渇愛 シェルタン「これは 愛 じゃないのか?」見回りが終わった夜。 まだ、森に佇んでいた。 どうしても寝付けなかったから。 こっそりと寮から抜け出した。 「――――他人にお節介焼く前に、自分を大事にしろよ。馬鹿野郎」 その言葉のおかげで、この向こうには行かないで済んでいる。 ストールを、きつく、きつく握りしめて。 「どうしたらいいんだろう」 自分以外の誰かが大人の下に連れていかれる。 昔は、ただ ── で歪んで見えていたそれが。今はどうしても、胸が騒めいて仕方なくなる。 自分と同じことをされた子がいるということ。 おかしいことだと諭されて、漸く歪みが正されたようで。 彼の姉ちゃんも。ともすればヘイズや他の子たちも。 どんな気持ちで、 消えてい ったのだろうか。 (L22) 2021/05/27(Thu) 21:51:50 公開: 2021/05/27(Thu) 22:00:00 |
【置】 小さな サルガス「……約束だよ、メレフ。ひとりになってしまわないで。 ぼくを、ひとりにしないで」 貴方が列を離れ、ひとり森へと分け入ってしまう間際の言葉。 離れていく貴方の背中に、縋るような声は届いただろうか。 (L23) 2021/05/27(Thu) 21:52:05 公開: 2021/05/27(Thu) 21:55:00 |
【置】 気分屋 ルヴァ【探し物】 何か持ち手のところがきゅっとしてて、 そこの部分の長さの何倍かがすらっと伸びていて 出来れば持ち手のところに横にちょっとでっぱってる 剣みたいな枝。 あと、傷ついたおれさまに優しくして ぬるま湯のように甘やかしてくれる人 募集 (L24) 2021/05/27(Thu) 21:55:05 公開: 2021/05/27(Thu) 22:00:00 |
【置】 渇愛 シェルタンいつの間にか身体は、 荒された痕が目立つようになってしまった。 もっとほしい? まちがっている? どうしたらいい? 纏まらない思いが、心から胸を見たし、 胸から上がってきて、 じわり、 と視界を歪ませる。 「オレは、どうしたらいいんだよ」 精一杯足掻いてもがこうにも。 先の見えない水の底では、全てが無駄に思えて。 (L25) 2021/05/27(Thu) 21:56:29 公開: 2021/05/27(Thu) 22:00:00 |
シェルタンは、水面を見るように、メレフの姿を見た。 (a152) 2021/05/27(Thu) 21:57:01 |
渇愛 シェルタンは、メモを貼った。 (a153) 2021/05/27(Thu) 22:07:33 |
スピカは、エクスカリバーを専有していることで立場が悪くなった気がした。 (a154) 2021/05/27(Thu) 22:12:00 |
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