人狼物語 三日月国


247 【身内】patience【R18】

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【恋】 プラチナ

[男子トイレの内部には
何故だか小便器がなく、
幾つかの個室が設置されている。

その理由にも尿意で頭がいっぱいになっている
プラチナは思い至らないまま。]

い、言われなくても、わ、わかってる……
だいたい、
はぁっ、
そこまで、我慢してる、わけじゃ、
はぁぁ…


[励ますテレベルムに憮然としつつも
あともう少しで念願のオシッコだと言う期待に釣られ、
はぁはぁと息が荒くなるのは止められず。]

(はぁ、はぁ、あと少し、あと少し…
あと少しでおしっこ、おしっこスッキリできる……!
トイレに入って、ズボンを下ろして、
そ、そしたら気持ちよく
シャァァーーッ♥♥♥
……)
(?45) 2024/01/26(Fri) 17:56:16

【恋】 プラチナ


ん゛う゛っ…


[ついついその瞬間を想像してしまい、
足を強くクロスさせて身震いをした。
更に数分待った後、ようやく水の流れる音と共に
自分の前の個室が空き、目を潤ませて安堵の息を吐く。]

(ま、間に合った…!♡
 や、やっと、やっとおしっこ……!!
 は、はやくぅぅ…っっ)

[急いで中に滑り込んで扉を閉め、鍵を――]
(?46) 2024/01/26(Fri) 17:57:10

【恋】 プラチナ



  ―――え、


[かけようとして。
視界に飛び込んできたものに絶句する。

人間の子供用のトイレ、…よりも
更に小さく心許ない便器がそこにあった。]
(?47) 2024/01/26(Fri) 17:58:41

【恋】 プラチナ


(な…… っ う、うそ、だろう…
 こ、こんなのに、したら……)

[ここにきてようやくプラチナは
自分の前に小さな種族しか並んでいなかった理由に思い至る。

便器自体がかなり浅く、
もしここに自分が思う存分この膀胱の中身を解き放ってしまえば
相当頑張って調節しない限り溢れてしまい
トイレの中は悲惨なことになるだろう。

そもそも腰かけることすら難しそうで、
自分が使うには立って狙いを定めるか
中腰になるしかない。

総じて己が用を足すにはあまりにも――]
(?48) 2024/01/26(Fri) 18:01:30

【恋】 プラチナ


(だ、だが……こ、ここまで、待ったのに、
できない、だなんて、そんなぁ……っ
んくぅぅぅ、お、おしっこぉ、おしっこしたい、したいぃ……!)


[とはいえ。
どんな形だろうがトイレはトイレ。
自分が今心から求めてやまない、
用を足すのを許されている場所であることに変わりはない。

たっぷり水分を貯めこんだ膀胱が、
何でもいいから早くおしっこをさせてくれと
じくじく疼いて訴える。

でも、だが、しかし――……]
(?49) 2024/01/26(Fri) 18:07:34

【恋】 プラチナ


「ちょっと、入らないんならどいてくれないかな」

――え、あっ……

[トイレのドアを開けたまま、
立ち尽くし逡巡している自分に、
すぐ後ろに並んでいた小さな亜人が
迷惑そうな顔で声をかけ、横をすり抜けて個室に入る。
扉が閉まってすぐ、チョボボボ……と用を足す音が聞こえてきて。]

あ゛っ、 あ゛ぁ゛っ…!!!
くふぅぅぅぅん……!!!


[本当なら自分がしているはずだったおしっこの音。
辛抱堪らずその場で股間を抑え、
激しく足踏みをしてしまう。

泣き出しそうになりながらも
周囲の視線に顔を赤くし、
クネクネしながらその場を逃げるように立ち去ろう。**]
(?50) 2024/01/26(Fri) 18:18:27

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ こんなにも我慢している事がまるわかりだと言うのに
 プラチナは私の指摘に顔を赤くして事実を否定する。
 
 きゅっと体を強張らせながら震える彼に、
 胸が高鳴り締め付けられる感覚がする。
 彼が耐え難い衝動を耐えている横で、
 私は私で別の衝動に耐える羽目になった。 ]
 
 
 (強がらなければ、私がどうにかしてやる事もできるのに。)
 
[ 例えば彼を周囲の目から隠してやるとか、
 どうしても辛いなら一時的に
 近くの空いたトイレを探してやるとか。
 
 でもせっかく彼がこんなにも可愛く強がっているのだ。
 そんな事はできるはずもない。 ]
(?51) 2024/01/26(Fri) 19:48:36

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 ──そうだな。
 君は一応寄っているだけで…
 別に余裕がないわけでもないのだからな。
 
[ だから私は、彼の強がりに合わせるように
 ただ微笑んで「わかっている」と頷いてみせよう。
 
 徐々に荒くなる吐息に気づいても
 トイレの入口に釘付けになっている視線を遮りたくても
 
 大丈夫だという彼の言葉を信じて、
 ゆっくりとした列の進みに合わせて歩みを進めていこう。
 
 
 短くて遠い列の果て、彼の望んだ場所に
 彼の望む結果は待っていないと予想しながら。 ]
(?52) 2024/01/26(Fri) 19:49:05

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ そうしていれば、やがて列は進み彼の番となる。
 
 私自身トイレには用がないのもあり、
 私は個室の様子が覗ける程度の建物入り口に留まった。
 
 小屋自体が小さな亜人種族用だからか、
 私の背丈だとギリギリ頭を擦りそうで入り辛いのもある。

 
 プラチナが個室へ近寄り、
 先に用を済ませた亜人と入れ替わりにその中へ── ]
 
 
 ……。
 
[ ──入ろうとした時。
 
 本来ならそのまま中で鍵を締めている筈の彼が、
 何やらドアの前で立ち尽くしているのが見えた。
 
 その中の様子までは伺えない。
 ただわかるのは、彼が唖然とその中を見つめている事だけ。 ]
(?53) 2024/01/26(Fri) 19:49:39

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 (これは予想が当たったかな…。)
 
[ 大丈夫か、と声をかけようとする私の横を
 小さな亜人がすり抜ける。
 
 トイレの前で立ち尽くしている彼に痺れを切らしたのか、
 プラチナより先にトイレの中へと入っていってしまった。
 
 あれだけ望んだ排泄が叶わず
 辛そうに身悶えして足踏みをするプラチナの前で、
 トイレの中からは無慈悲に水音が響いている。 ]
(?54) 2024/01/26(Fri) 19:50:36

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 ……プラチナ。
 
[ 顔を赤くして、泣きそうになりながら
 得られるはずだったものを奪われてしまった彼を呼ぶ。
 
 逃げるようにトイレから出てくる彼を迎えて、
 震える肩を抱こう。 ]
 
 
 大丈夫か?
 すまない、見えなかったが… 使えなかったのか?
 
[ 胸が高鳴る。
 追い詰められていく彼に興奮する己を隠し、
 心配そうに肩を撫でた。 ]
(?55) 2024/01/26(Fri) 19:50:50

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 仕方がない…。
 このまま花屋まで向かおう。
 
 ここからなら5分程度だし、
 流石に店のトイレに長蛇の列が出来ていることもないだろう。
 
[ プラチナがトイレから立ち去った後、
 再び並びなおすには難しいほどの
 列が再び出来ているのに目をやって。
 
 彼の背を押して、再び大通りに戻ることにしよう。 ]
 
 
 どうしても我慢できなさそうなら
 私に教えておくれ、プラチナ。
 困ったら頼ってくれて構わないから。
 
 ……我慢できるか?
 
[ 再び石畳を踏みしめながら、
 プラチナにそう声をかけて歩く。
 
 花屋までは実際もう近い。
 彼が後少し耐えられるなら、
 恐らくあそこのトイレなら使えないことはない。 ]
(?56) 2024/01/26(Fri) 19:51:53

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ たった5分の道のり。
 しかし歩みが遅ければ、その分距離は遠くなる。
 
 アンティーク調の外見をした花屋が見えてきた頃。
 彼がまだ耐えられているのなら
 共に中へと入ってしまうつもりだ。
 (もしも耐えられなさそうなら、その時は別の手段を取ろう。)

 暖かな店内は、たしか奥に従業員用のトイレがあったはずだ。
 借りることはできるだろう。
 あれも確か人間用ではなかった筈だが……
 
 大丈夫。私が手を貸してやれば問題ない筈。** ]
(?57) 2024/01/26(Fri) 19:56:54

【恋】 プラチナ

[逃げるようにトイレの建物から出れば
テレベルムが入り口の近くで待っていた。

窺うように肩を撫で、
使えなかったのかと尋ねるテレベルムに
こくこく首を縦に振り。]

…その、ここの、トイレが、
に、人間用、じゃ、なくて……っ

あっ、あぁ……っ そう、しよう……
だ、だい、じょうぶ、がまん、できる……に、
きまって、る、だろ……っ

[もうここまで来たら下手に
トイレを探してうろうろするよりも
花屋に直行した方が早いだろう。
若干声を震わせながらも同意する。]

(はぁ……はぁ……はぁ……
 ま、まさか、ここでも、おしっこ、できない、なんてぇぇ……

 ……し、仕方、ない、
 は、花屋、まで、が、がまん、がまんっ、だ…!!
 そこまでがまん、すれば……っっ)


[あと5分。
それくらいなら我慢できる筈だ、と
ともすれば折れそうになる気力を奮い立たせ
覚束ない足取りでよちよちと石畳を歩き出した。]
(?58) 2024/01/26(Fri) 21:45:56

【恋】 プラチナ

(はぁ、はぁ、はぁぁぁ……っっ 
 ほ、ほんとうに、もう、
……し、しっこ、ちびり、そう…っっ


 だ、だめ、だめだ、がまん、がまん、がまんん……っ
 ま、まだか…?花屋は、まだ、なのか……っ!?
 早く、しないと、も、もれ、るぅぅ……!!)


[たかだかあと5分――とはいえ
張りつめそうな水分を貯えた体には
地獄のような道のりだった。

一歩一歩踏みしめるたびに
重たくなった膀胱がたぷたぷと揺れ、
ずくりと腹の底から突き上げるような衝撃が走る。
当然早く歩くことなど出来ようもなく、
余計に時間がかかると言う悪循環だった。]
(?59) 2024/01/26(Fri) 21:48:50

【恋】 プラチナ

(…あ、あとすこし、あとすこし、
 あとすこしのがまんだぁっ…!
 花屋にさえ着けば、お、おしっこ、思い切り……っ)


[頭の中は尿意の事でいっぱいで、
もう既に人目を気にしている余裕もなく
片手は股間から離せなくなっていた。

内股になって尻を突き出し、
前屈みでくねくねと歩く様子はどう見ても
オシッコが漏れそうになっている人だったが
もうどうしようもない。

時々波が来て体を震わせ立ち止まりながらも
どうにかこうにか漏らすことなく
目的の花屋までたどり着くことが出来た。]
(?60) 2024/01/26(Fri) 21:54:24

【恋】 プラチナ

[アンティーク調の花屋は
こじゃれた内装だったが、
今はそれも目に入らず。

いらっしゃいませ、本日はどういったご用件でしょうか。
そう話しかけてくる店員の声を半ば遮る形で
食い気味に口を開く。]

す、すまない、…そ、そのっ、
おしっ、
…と、トイレぇ!
トイレを貸してくれぇ…っ!!!

[店内に客に解放されているトイレがあるのなら、
一目散にそこに向かおうとするだろう。
なかったなら――どうだろう。
従業員用のトイレまで案内して貰えるだろうか。**]
(?61) 2024/01/26(Fri) 21:55:36

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 寒い日は日が沈むのも早い。
 まだ外は明るいが、太陽は傾き始め
 あと一時間もすれば空は夕方らしい色になりそうだ。
 
 当然大通りの人は未だ多く、
 私はプラチナから離れぬよう寄り添い歩いていた。
 
 足取りが覚束ず、よちよちと辿々しい歩みを進めながら
 必死に股間を押さえて歩くプラチナ。
 夜であればまだ誤魔化せたかもしれないのに
 まだ明るい今、
 人々はすれ違いざまに彼の姿を不思議そうに見返していた。 ]
 
 大丈夫。
 後少しだよ。
 
[ 普段の彼なら、絶対にこんな姿を晒す真似はしないだろう。
 どこから見ても尿意を耐えているような、
 こんな恥ずかしい格好を。
 
 それだけ耐え難い衝動に身を包まれているのだと、
 胸がじわりと熱くなる。
]
(?62) 2024/01/26(Fri) 22:44:09

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ わずか5分ほどの距離は、早足で行く事ができれば
 本当に微々たるものだろう。
 
 けれど今、プラチナは一歩一歩踏みしめるのに必死な様子で
 腹の中にたっぷりと貯まった水分を
 どうにかせめぎ止めるので精一杯なのだ。 ]
 
 
 (……ああ……やっぱり良いな
  追い詰められていく君は……。)
  
 
[ 彼にとっては途方もなく長い花屋までの道。
 早く終わってほしいと思う彼をよそに、
 私はいつまでも今の彼を見つめていたかった。 ]
(?63) 2024/01/26(Fri) 22:44:35

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 花屋の前まで辿り着くと、
 先に扉を開いて彼を中へと導く。
 
 店内の見慣れた店員が
 私達に穏やかに挨拶をしてくれるのを遮るように、
 プラチナが切実な願いを彼に告げていた。
 
 私にすらトイレに行きたいと言うのを恥じていた彼が
 見ず知らずの他人に、こんなに必死になって乞うなんて。
 驚いて一瞬固まる店員を前に、
 私は笑みが漏れそうになる口元を必死で隠す。
 
 「ええと…はい。お客様用のは無いのですが、
  奥に従業員用のトイレがあるので…
  良ければそちらをお使いください。」
  
 店員は驚きつつも、
 私の顔を見て知った客だと思ったのだろう。
 快く店の奥を指差してくれた。]
 
 
 ありがとう。助かるよ。
 いつも通り、後でちゃんと花は買わせてもらう。
 
[ 私は店員に頭を下げると、
 プラチナの肩をそっと押して店の奥の方へと向かった。 ]
(?64) 2024/01/26(Fri) 22:45:35

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ ここまで来てしまえば、本当にあと少し。
 
 わずかな数mの距離を、
 彼の歩幅に合わせて揺れる腰を眺めながら進んでいく。 ]
(?65) 2024/01/26(Fri) 22:47:13

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 以前私も借りたことがあるから場所は知っている。
 ほら、見えるだろう?あのドアだ。
 
 
[ 会計カウンターに腰掛ける店員の横を通り、
 事務所らしい部屋の前の扉を指差す。
 
 客用ではないからか、当然のように誰も並んでいない。
 かけられた札も「空き」表示でそこにあった。
 
 あと数歩進むだけで、彼はこの中で用を足すことができる。]
 
 
 (………けれど。)
 
[ そして、トイレの目の前に来た時。

 きっと今まさにトイレに入ろうとするであろう彼を引き止めて
 私はプラチナの肩に両手を乗せた。 ]
(?66) 2024/01/26(Fri) 22:49:32

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ じっと彼の顔を見下ろす。
 トイレのドアと彼の顔に交互に視線をやった後、
 一瞬言い淀んでから口を開いた。 ]
 
 
 ……その、プラチナ。
 一人で入れるか?
 もしも手伝ってほしかったら……、ちゃんと言うんだよ。
 
[ まるで幼子に言うようなそんな台詞を彼に告げる。

 彼が大丈夫だと言うのなら、
 ソレ以上は引き止めることはないのだが
 心配そうに彼の顔を覗き込んだまま。 ]
(?67) 2024/01/26(Fri) 22:51:11

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ しかし私が彼にそんな事を言う理由は、
 プラチナがトイレに入ればすぐにわかる事だろう。
 
 扉を開けて見えるのは、やたらと高い位置にある小便器。
 先程カウンターに座っていた長身の種族の店員用の、
 やはり人間用ではない作りのものだった。
 
 プラチナの腰より上にあるそれは、
 つま先立ちをしてギリギリ届くか届かないか…
 間違えれば床に零してしまいかねない、そんな位置。
 
 私ですら高くてやり辛かった位置なのだ。
 プラチナであれば尚更──一人で出来るかどうかは
 とても怪しい所だろう。
 
 トイレの前、プラチナがどう動くのか。
 胸を躍らせながらドアの前で見届けよう。** ]
(?68) 2024/01/26(Fri) 22:53:07

【恋】 プラチナ


あ、ありが、とう…っ 
はうっ…!!


[驚いたような店員の反応に顔が赤くなるが
とにかくすべては用を終えた後だ。
礼を言うのもそこそこに、
テレベルムに背を押されて店の奥へと進んだ。

早く早くと先走りそうになる尿意を懸命に宥め
テレベルムが指差したその先を見れば
事務所らしい部屋のすぐそばに
「空き」の札が書かれた個室が見え。

何の変哲もないそのドアが
今のプラチナにはまるで
天国への入口のように輝いて見えた。]

(はぁぁあ、ま、まにあった……っ
 やっと、やっとトイレっ、
 こ、こんど、こそ、お、おしっこぉっ……♡♡)


[もう誰に邪魔をされる心配もない。
あの扉の中に入りさえすれば
心置きなくこの忌々しいおしっこを解放できる。
うるうると目を潤ませ、ドアノブに手をかけた瞬間。

着いてきていたテレベルムがポン、と肩に両手を置いた。]
(?69) 2024/01/26(Fri) 23:37:31

【恋】 プラチナ


 …… は?

[入れるか、も何もトイレは目前だ。
心配そうなテレベルムの視線は
まるでこどもが一人でトイレに行けるかと尋ねるよう。]

は、入れるに決まってるだろっ、何を…
あっ、あぁぁんっ、
も、もう、我慢がぁっ…!!


[呑気に問答している暇などない。
うかうかしているとトイレの目の前で全てをぶちまけてしまう。

覗き込むテレベルムを振り払うようにしてドアを開け、
ばたん!と勢いよく音を立てて閉めた。]
(?70) 2024/01/26(Fri) 23:39:01

【恋】 プラチナ


……えっ……

[そのままズボンに手をかけ下ろそうとして、
目の前の光景に面食らうことになる。

先程入ったトイレとは逆。
自分の腰よりも高い位置にある小便器は
踏み台か何かでもない無い限り用を足すことは難しい。
そう言えば先程見かけた店員も長身種族だった。

つまり、またしても己が使えそうな
トイレではないということで―――]

そ、そんなあぁっ、も、もう 
あ゛っ、んぐぅぅぅ…!!!


[トイレに入ってすぐ発射する気満々だった尿が
膀胱の中で激しく暴れ回る。
悲痛な声を上げ、涙目になりながら
便器の前でぐねぐねと激しく身を捩じらせて悶絶し。]
(?71) 2024/01/26(Fri) 23:44:29

【恋】 プラチナ


(な、なんで、なんで今日に限って
 こんなトイレばかりなんだぁっ……!!

 し、しっこ、しっこしたい、
 しっこしたいだけなのにぃっ
 
あ゛ぁ゛んっ……!!!


[ぶるりと全身に大きな震えが走った直後、
じわぁぁ…と下着に生温かく嫌な感触が広がる。
強く股間を揉みしだき、なんとかそれ以上の決壊を堪える。]

(だ、だめ、だ、… も、もう……げん、かい……
 も… もれ゛、る、ぅ゛ぅ……っ)

 
[散々トイレのおあずけを繰り返された括約筋は
既に限界を迎えており、一刻の猶予もなかった。

一瞬何もかもを諦めそうになったが
先程のテレベルムの言葉を思い出して我に返り
最後の力を振り絞ってトイレのドアを開けた。]
(?72) 2024/01/26(Fri) 23:54:06

【恋】 プラチナ


……て、テレッ…べる、む……っ

た、たのむ、て、てつだっ、…て、も、もれ

俺に、俺におしっこをさせてくれぇぇっ……!!


[もう恥じらっている余裕などなかった。
両手で前をぎゅうぎゅう握りしめ、
足と声をガクガク震わせて。

目に涙を浮かべ半泣きになりながら
そこにいるであろうテレベルムに懇願する。**]
(?73) 2024/01/27(Sat) 0:00:09

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ トイレを目の前に足止めされたプラチナは、
 私に困惑の顔を向ける。
 
 先程まで期待に潤み、天国への扉を前にした様子だったのが
 引き止められた事で一瞬で余裕が無くなり
 問答の必要などないとばかりに振り払われた。
 慌ててトイレの中へと入り勢いよくドアを締める彼に、
 私は小さく笑って耳を欹てる。
 
 可愛いプラチナ。
 
 本当にどうして彼はこんなにも、
 一挙一動で私を魅了するんだろう。
 
 恥も外聞もないと言わんばかりに
 必死で駆け込んだ先の使えないトイレ。
 彼がどんな顔をしているのか見たいところだが、
 それは後少しのお楽しみにしよう。]
(?74) 2024/01/27(Sat) 0:32:21