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【人】 卜占 キファ「……サルガス? 誰のことだ? ・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ そんな人間、この会合には来ていない筈だが……」 「あーちょっと待て。 どこかの宗教にそんな神の名が居たような……。 ともかく、何言ってるんだ、ヌンキ?」 (16) 2021/04/18(Sun) 22:14:34 |
キファは、ふらふらと会議室に戻っていった。 (a21) 2021/04/18(Sun) 22:58:07 |
キファは、会議室の隅でがたがたと震えている。 (a25) 2021/04/18(Sun) 23:15:35 |
【人】 卜占 キファ「…………死ぬッ……、殺される……! 吾は……嫌だ……。死ぬのは嫌だ! 助けてくれ、誰か……。 吾を護ってくれ、頼むッ、殺される……!!」 譫言のようにぶつぶつと呟く。 その姿は、普段の姿とは似ても似つかない。 (86) 2021/04/18(Sun) 23:18:59 |
【人】 卜占 キファ>>1:701 一日目時空ハマル 「おお、本当か。やった〜!」 安堵したように、 唇の端をすこしばかり持ち上げる。 キファはこの時、ちょっぴりハマルとの旅路を 想像してしまったのだ。 それが現実になるかもしれない可能性が現れた。 そんな穏やかな談笑を割る 竪琴の音は、湿った残響を残した。 続く言葉にキファは二つ瞬きし。>> はっきりと、こう声を掛けた。 「ハマルよ。 まず、姉が生きていてよかった。 死んだら全部終わりだからな。 そして、おまえが姉を助けようとしたのなら。 仮に姉が死んでしまっても、それはおまえのせいではない。 ”この吾が”保証する」 (95) 2021/04/18(Sun) 23:31:00 |
【恋】 卜占 キファ「── S A サダル。聞こE る。聞こえるぞ。これは何だ? おまえが言っていた、星とやらの力なのか? 分かった。すまん。混乱している。来てくれ。頼む」 (?4) 2021/04/18(Sun) 23:34:54 |
【恋】 卜占 キファ「……いや、待て、サダル。 おまえ今、声が。 一種のテレパシーのようなものか? そうか。これがおまえの、声なのか」 「綺麗だな。よく通っていて、人を落ち着かせる。 ……ふふ、く。いや、すまんな。 吾ながら珍し〜く、恥ずかしい所を見せてしまった。 照れくさいぞ、忘れろ」 (?5) 2021/04/18(Sun) 23:43:52 |
【人】 卜占 キファ>>108 >>109 サダル、シトゥラ サダルが運んできてくれた水を、くいと煽る。 非常事態に熱されたキファの頭が、 すぅ、と冷えてゆく。 ……取り乱した。 もうここに居るのは、死の恐怖に喚く少女ではない。 いつもの、老獪に振舞う道士キファだ。 「あぁ、おかげで落ち着いた。 シトゥラ、”生憎それは外れだ”。 何、吾は普通の感性を持った人間ではないということだ。 吾は元より、死に強い恐怖を抱いている。 死ぬのが怖くて、何百年も生きた人間だからな。 目の前でそれが起こって、吾の中の恐怖が発露した。 死体を見たんだ。最近噂の”シータの痕”の 事件が、こんなにも近くで起きた。 吾の感情の昂ぶりも、無理はなかろうて? キファは、あなたにそう言い聞かせる。 「いやあ、おまえとはあまり話したことが無かったというに、 恥ずかしい所を見せてしまったな。忘れろ」 (117) 2021/04/19(Mon) 0:20:11 |
【恋】 卜占 キファ「ははあ……やはりこの街で、 何か妙なことが起きているな。 エッ何だそれ。怖……。 妙な薬でも飲んだか? そう言われてみれば吾も……吾……? 吾感情薄いから分からん……。 ところで、だ。 ちとマズい流れになりつつある。 吾が件の手紙を出した時、 吾だと怪しまれるのは避けたい。 サダル、シトゥラの追及を逃れられるよう 援護を頼めるか。吾の言葉に同意してくれれば良い」 (?7) 2021/04/19(Mon) 0:23:57 |
【恋】 卜占 キファ「あん? 今なんて? 吾に恋? マジで? しかも、その相手は一人じゃない? ……おまえ……吾に恋するのはやめとけ……。 碌なことにならんぞ……。 あと一人にしておけ……。 碌なことにならんぞ…… 」 (?9) 2021/04/19(Mon) 0:38:04 |
【恋】 卜占 キファ「 おまえマジどうした? 怖いぞ……。 ──何だと? おまえ、そんなことまで分かるのか。 余計なことは言えないな。黙るぞ。ムンッ! ……脳内で黙るのって難しいな」 キファは静かにした。 (?11) 2021/04/19(Mon) 0:58:36 |
キファは、耳を澄ませている。 (a38) 2021/04/19(Mon) 0:58:53 |
【人】 卜占 キファ>>123 >>129 シトゥラ、サダル 「……なんだおまえ腹立つな。 それが今まで憐れに泣いていた可愛〜い女の子に吐く台詞か?」 元より口達者である少女の口から、一さじの毒が漏れる。 剣呑な空気が流れかけたところで、サダルの声が掛かった。 「……ふ。ありがとう、サダル。手間をかけたな。 吾に構ってくれている間ルヘナが後を継いでくれたが、 おまえは書記であろう。もう行け」 そう促し、シトゥラにこう声を掛けた。 「シトゥラ。今の話は水に流そう、わっはっは。 別におまえと敵対する気なんて、これぽ〜ちもないからな。 ところで、だ。おまえは表で起きている殺人事件、どう思う。 気が付いたことはあるか。”見れば分かるでしょう”はナシだぞ」 (142) 2021/04/19(Mon) 1:11:05 |
【恋】 卜占 キファ「…………っ。なんだお前、マジでどうした? 落ち着け。深呼吸をしろ。 ……落ち着いたな、よし。 おまえが激ヤバな人間だと言うのは、よくわかった。 しっかり聞こえていたぞ。 ”自分の意思で作りたい物が出来て、 それがあの凄惨な事件現場と新しい刺激だけだった。” ……ふん、全く。役者だな、おまえも。 まあ、過去のことは良い。 吾は寛容だから、水に流してやる。 ああ良いとも。そこまで言うなら、 信じてやる。 おまえが激ヤバ殺人狂人間だとしても。 ……吾を殺害することを、一瞬でも考えていたとしても。 サダル。もう一度、信じてやる。 ふ、くは。自分でも信じられないな、この気持ちが。 これが恋のキューピットとやらの仕業なのか?」 「……なあ、この会話が見えている人間よ」 (?14) 2021/04/19(Mon) 1:54:20 |
【恋】 卜占 キファ 少し遠い所からサダルの耳に入るのは、少女の声。 どうやら、感情の昂ぶりが念話にまで 入り込んでしまったらしいが。 何せ、少女はまだ”これ”の使い方を理解しきってない。 「おい、おい、どうするというのだ、マジで。 アイツヤバいぞ、想像以上に。 助けてくれ、はは、おい。 吾はあいつに感情を抱いてしまったら死ぬ! あいつ、どう見たってヤバいぞ!」 → (?15) 2021/04/19(Mon) 2:08:09 |
【恋】 卜占 キファ「なのにこの、胸を高ぶらせる──湧き上がってくる、 彼奴を求める気持ちは何だッ!? わ、吾、彼奴のこと好きなのか……? 吾の喪われた人間性が、感情が、現世への執着が、 ああ! ……な、なんてことをしてくれたのだ……! 吾は、吾は……。 彼奴の、サダルのことが……」 「…………」 そのまま、一度、彼女の声は止んだ。 (?16) 2021/04/19(Mon) 2:08:36 |
【恋】 卜占 キファ「……さて、ひとしきり驚いたところで。 おまえマジで言ってるのか? 犯人が? 全員? わかってしまったんだが? 冗談を言うな。……マジで?」 「ふ……ふふ、言うてみよ。 吾を信用するのならば、言うてみよ、ほれ。 そやつらの名を!」 (?17) 2021/04/19(Mon) 2:12:11 |
【恋】 卜占 キファ「冗談、だろう……」 キファは、念話にも関わらず、それだけしか零せない。 その迫真めいた口調は、嘘を言っているようには見えなかった。 そも、頭の中の言葉をそのまま送りあっているのだ。 嘘を吐くなど困難。 キファの使命は、死なないこと。 そして、この事件を解決に導くこと。 ずっとそれだけの為に行動してきた。 ”キファにはもう、それだけしかなかった。” 最早、歳を取りすぎたキファの精神は、 人間の範疇を逸脱しようとしていた。 キファの行動原理は、歳を経る度に減っていく。 感情すらも、最早希薄だ。 普段の惚けた態度も、半分くらいは、 人間の振りをしていただけ。 (?20) 2021/04/19(Mon) 2:32:44 |
【恋】 卜占 キファ なのに、なのに! そのジェンガの一番上に、”思慕”という 感情を載せられてしまった。 何を優先すべき? 市民の安全か? それとも、サダルの安全か? それとも、サダルの意志を支えることか? 今この状況で、最も危うい立場に居るのは、サダルで。 また最も危険因子であるのも、サダルなのだから。 「……吾もだ。吾も、少し考える時間が欲しい。 今は、まともに思考すらできない。 ……おかしくなってしまいそうだ……」 (?21) 2021/04/19(Mon) 2:38:49 |
【恋】 卜占 キファ「サダル、提案がある。 まず吾らには、時間が必要だ。 互いが落ち着くまでの時間がな。 サダル。おまえは吾を、殺す可能性がある。 吾はサダルの目的を、阻害する可能性がある。 ……それでも、分かるだろう? 妙な気持ちを、抱いてしまったのだろう……? それから、吾らは互いのことを知らなさすぎる。 だから。 好きなところへ行くと良い。 好ましい誰かと、語ると良い。 それから、一度吾と話をしよう。 念話じゃなくて、直接な。 それまで、犯人捜しの話は一度止めだ。 これでどうだ?」 (?22) 2021/04/19(Mon) 3:00:02 |
【人】 卜占 キファ「ヌンキよ。吾今ちょっとヤバイから ルヘナと頑張って議会を進行せよ」 雑! 先ほどまで酷く怯えていた様子の少女だ。 無理もない、だろうか。 果たして。ヌンキには、この言葉が如何様に届くのだろう。 (213) 2021/04/19(Mon) 12:12:22 |
【恋】 卜占 キファ「…………」 「サダルよ。後程、吾の部屋に来い。 この感情を、吾は把握しきれていない。 何せ、吾が恋をするなんて、百年ぶりくらいだ。 が、吾の行動の方針は決まった。故、話す。 吾の部屋に来い」 (?25) 2021/04/19(Mon) 12:18:22 |
キファは、サダルを部屋に招く。議会より、少し後のことだ。 (a88) 2021/04/19(Mon) 12:20:10 |
【人】 卜占 キファ>>154 シトゥラ 「………………………………、………………。 ………………………………………………、 ………、………………、………………。 …………………、……………………………。 ………………………………、………………」 ・・・・・・・・・・・ ……どうにも様子がおかしい。 キファはやがて完全に静止し、沈黙する。 少女はあまり表情が表に出ない。故に、静止したが如く。 「……ふ、ふふ。すまん。未だ混乱が頭から抜けぬようだ。 シトゥラよ。前々から思っていた。 おまえは、随分と頭が回るようだ。 だから、一つ訊ねる」 → (229) 2021/04/19(Mon) 13:01:11 |
【人】 卜占 キファ>>701 ハマル 「じゃあ、こうしよう。 その修行の一環として、おまえを海に連れてってやる。 水は黒くて底の見えぬ恐ろしいものじゃない。 世界はどこまでも広がっている。 それを教えてくれる、大いなるものだ」 鼓舞するように、キファはハマルの頭をわしわしと撫でた。 「無論この会合が終わってからの話になるし、 ハマルの周囲の了承が取れればになるのだがな」 そしてこう思う。 なればこそ、この事件を解決しなければ。 彼のような子供を、不安に思わせないためにも。 キファには、そういう正義の心があった。 会合、一日目の話だった。 (239) 2021/04/19(Mon) 13:36:51 |
キファは、「おまえ嫌い! マジで絶対今度しばくからな」、と呟いた。 (a123) 2021/04/19(Mon) 16:35:57 |
キファは、シトゥラを威嚇する。 (a124) 2021/04/19(Mon) 16:36:24 |
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