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【人】 民俗学 ユウキ話は遡ること少し前。 おどおどしながらも、それでも色々と提案をしてくれた青年の問い >>2 には 「怖くなんかないですよー!むしろ俺今凄く、凄く興奮しちゃってて……!!!」 とどこか恍惚とした笑みを浮かべ始めていたことだろう。 「ああいや怖いのは確かにあるんですよ?あの銃シャレになりませんでしたし遮蔽物の多かった休憩室じゃなかったら俺撃たれてたかもしれませんし!でも騒ぎは確かに起きていて、被検体にされたって言う俺の体もなんか違和感が色々と出始めている!これって今まさに人間が次のステージへ向かおうとしている瞬間ですよね心身ともに!興奮せずにいられませんよ!あ〜ダート製薬がこんな事してる企業だって知ってたら俺もう少し頑張って入社目指したのになー残念で仕方ないです今から頑張ったらどうにか入社できませんかねーでも今だとモルモットにしか就職できないんでしょうか云々……」 つらつら。堰を切ったように言葉と熱が流れ出す。 (40) 2022/05/31(Tue) 4:05:43 |
【人】 民俗学 ユウキ暫くして我に返り、けろりと笑いながら話題に時折首を突っ込んだ。 「ああ、探索ですか?いいですねそういうの!聞くだけでワクワクします! ちなみに俺がここ来る前に足を運んだのは器具庫、それから騒ぎを起こしちゃった休憩室ですね。 暫くは休憩室付近は職員の方が集まって騒がしいかと思いますが、逆を言えば他の方面に向けられる意識は今少しだけ薄くなっているかと。 あの時は逃げる事最優先だったから、器具庫ちゃんと調べられなかったなー。おかげで白衣とかしか手に入りませんでしたよ」 記憶を辿り、自身の動きを報告した後。 「俺はもう一度一人であちこち見てきます。騒ぎ起こした人間と一緒って怖がらせちゃうと思いますし。連絡先置いておきますから、何かあれば此方にどうぞ」 押収されずに済んだスマートフォンの連絡先を書いたメモを置き、青年は再度場違いと言えるほど朗らかに笑うのだった。 (41) 2022/05/31(Tue) 4:17:51 |
民俗学 ユウキは、メモを貼った。 (a10) 2022/05/31(Tue) 4:23:03 |
ユウキは、ざりざり。何度か、辺りを見回した。 (a11) 2022/05/31(Tue) 4:26:42 |
【人】 民俗学 ユウキ「避難経路図は……こんな感じですか」 探索の途中、積荷の影に隠れて写真に撮った避難経路図を眺めていた。 「被検体達の危険性から昇降口を始めあらゆる場所が封鎖されている……。それほど、外部に出るとまずいものなんですね。 被検体を外に出さない為に封鎖しているなら、これもう職員の方も切り捨てられたと同然な気もしますがどうなんでしょうねー……」 がさごそ。何かを作りながら、携帯端末から目を離さない。 「誰も出してはいけないのなら、まず人間が使うだろう非常口もきっと封鎖されているのかな?分厚いシャッターをどうにかするよりかはまだ手を打てそうですが……。 あとは人間が通ることを考慮していない荷物の搬入口、通気口とかかな……でも通気口はここ身長高い人多いし……どうしたものか……ぶつぶつ……ぶつぶつ……」 (58) 2022/05/31(Tue) 16:10:46 |
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