（てれぱしぃ、とは斯様にするものか）

（ふむ、雅な。
門に門を重ねし宮中が貴族の美で飾られるほど、門の向こうは悪鬼餓鬼に溢れようぞ。

陰と陽の交わり、極まれるがこの百鬼夜行と思うておる。愉しまずにはおれぬわな。禍禍禍）

（応、急かしき身の上であろ、返答は無用。ではの）

いつもご声援まことにありがとうございます！

表では、水面下で徽子の秘密が出回り始めましたのです！
様のご希望とあらば
徽子さま、ひいては他の皆さまの秘密をお渡しいたしますが、ご入用でしょうか？

[『秘密　売ります』ののぼりを掲げている]

ふむううう……
秘密の味は秘密のうちが美味ではあるが……

吾の立場ゆえに愉しめるものでもあるしな……

少々躊躇ったが、此処はと秘密を頂こう！

さ、ぽきゃとやら、はよう持てはよう。

承知致しました！！

ではまず徽子の秘密から


・強大な力を持ったあやかし。
九年前の百鬼夜行を引き起こした張本人であり、歴代の百鬼夜行もまた徽子の仕業である。
・九年前に鬼一家が幼い百継を残して壊滅した理由が、百継の姉の離反によるものだと知っている。
・百鬼夜行を引き起こし、一夜の饗宴を愉しむのが生き甲斐。

さらに百継！



・9年前の百鬼夜行で、父、母、姉を喪った。百鬼夜行、ひいてはあやかしを深く憎んでいる。
・百継の封じ手としての力は強く、封印が成されれば1008年の間は百鬼夜行を封じることができる。
・しかし、その力は強力ゆえに不安定であり、揺らがぬ不動の心でなければ発動できない。



※この秘密が開示されると、百継は自らが「憎しみに振り回されていて、術を発動できない状態である」と自覚する。

更に！まとめて！どーんでございますよぉ！


・かつて百鬼夜行によって家族を失ったが、文武の才を買われ貴族の養子になった。
・自分の大切な人は理性を奪われ、死より醜い姿にされている。百鬼夜行の存在そのものを許せない。



・過去に百鬼夜行に出会い、命からがら生き延びた経験がある。
・百鬼夜行こそ世界の真の姿だと思っている。普段は衝動を隠しているが、あの饗宴をまた見られるのならば、何を犠牲にしても構わない。



・人間のふりをしている妖怪だ。過去に百鬼夜行からはぐれた際に引き込まれた人間と入れ替わり、そのまま居着いている。
・入れ替わっている事に罪悪感はあるが、あの狂った饗宴には二度と戻りたくない。



・過去に百鬼夜行に大切な人を呑まれた。すべてのしがらみから解放されたその姿は、美しかった。
・もう一度会い、自分も一緒になりたい。