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【人】 厨房担当 ゲイザー[イチゴのショートケーキとオススメケーキのオーダー>>85も、貝沢にカクテルを届けた際にきっちり聞いていたが、そちらはフィエらの担当になろう>>105。 嘉数>>104の呟きも、後々のことも鑑みて、自分の意識の中にも留めておく。] チエりんも、作る方、板についてきてるかな。 [この前のブロッコリーのトマト煮込みのことも思い出しながら、ぽつり。 とはいえ、今はお喋りよりもオーダーの方が先。 栗栖からの追加のお肉もう一品>>97も把握してはいたが、そちらは他のスタッフに任せて、まずは鴨のローストを仕上げてしまう。 進捗を問う遠藤>>122には、「あともう少し」と短く返答を。 実際、もう少しで出来上がり、といった調子で順調に進んでいる>>124>>125。] (166) 2023/03/10(Fri) 8:50:30 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[で、その葉月の、美澄宛てのオーダー>>138に、イヤーマフの下の耳がぴくりと動いた。 端から聞いている立ち位置の速崎まで若干神経質になっていたのは――まあ、そういうこと>>17である。] タイガー。 監修ちゃんとやってもらえば大丈夫。 Okay? [美澄>>141を軽く睨んでから、大咲にも目配せを。 先ほどのメロンシャンパンソルベはつい率先して自分が作ってしまったが、大咲の手に余裕があるなら、監修役は率先して引き受けて貰おうと。 イギリス帰りのアリスブルーの新人の葉月への応答>>146>>148を見るに、調子には乗らないだろうとは思えたけれども。] (168) 2023/03/10(Fri) 8:56:23 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[さてこの通り、大咲とはこの日きっちり厨房で顔を合わせられた訳なのだが、交わすのはキッチンの応答と連携。 飛び出したあの夜に残した気掛かりのことは、無し。 何故、今こうなっているのか。それは暫し時を遡り――。] (169) 2023/03/10(Fri) 8:56:56 |
【人】 厨房担当 ゲイザー― 過日:置き手紙 ― [瑞野と速崎のトレードカラー交換に、店長は惑わされなかった。流石だ。 ともあれ、呼び止められて託されたもの>>99を手に取り、キャスケットを被ったまま頭を小さく下げた。] ……ありがとう、ございます。 [折りたたまれた手紙の中身はその場では見えなかったから、お客様からの何かしらのクレームの可能性も頭には過った。 法事前日の一件といいこの日の業務態度の危うさといい、最悪クビでも文句は言えない。 この呼び止めも店長からのお叱り、の心算で、手紙を受け取った。 この置き手紙は、まだ業務が残っていたこの時には開かず、バックヤードに置いておくことにした。] (170) 2023/03/10(Fri) 8:57:16 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[終業後のバックヤードで、後片付けを終えた後にその手紙>>n4を開いた。] ――――…マシ、 [思わず名を紡ぎかけた口を止め、文面を読み進める。 話し合えたのを、ちゃんと見ていてくれたこと。 その人からも、話したいことがある、と。 けれども、まだ、今はその時でないということも。 綴られた文字の、そのひとつひとつに―― 記された約束に、目を落とす。 璥は、長く、長く息を吐いた。 その溜息は罪の意識のようでもあり。 けれども、確かな安堵もあった。 簡易なメモ用紙なんかではないレターセットは、この時、速崎の手に届くところには無かった。 だからこの手紙への返答は、文字通り、一旦家に持ち帰る。] (171) 2023/03/10(Fri) 8:57:47 |
【人】 厨房担当 ゲイザー― 過日:置き手紙の翌朝 ― [アパート自室の小さなちゃぶ台の上に、空になったシュネーバルの包装がひとつ。 卓上に不格好にぼろぼろと零してしまっていたチョコレートがけの雪玉の欠片はちゃんと払い落し、卓上の油痕も綺麗にふき取ってから。 レターセットから一枚の便箋を取り出し、ペンを手に取る。] 『 マシロ ありがとう。 待ってる。ゆっくり、待ってるよ ケイ 』 [B5サイズの便箋に綴るにしては、あまりにも短すぎる文面。 それでも、あの手紙をくれた今の真白を受け止めていることを示そうと、きちんとした手紙に返事を書いた。] (172) 2023/03/10(Fri) 8:58:21 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[この便箋は四つ折りにし、次の『うさぎ』への出勤時に携えていった。 大咲本人の手で手紙が届いてこなかったことも鑑みて、速崎もまた、バックヤードの御堂にこの置き手紙を託すことにする。] 店長。この前はお手紙の件、ありがとうございました。 その、また店長にはお手数掛けさせちゃいますが、 この手紙、マシロに渡していただけますか。 それと……、もう次からは、お客様の目の前で あんな風に取り乱したりはしません。 [今の自分はもう大丈夫、と示すように口角を上げてみせてから] だからこれからも、私をここに、居させてください。 [いつものオレンジのイヤーマフを被った頭を下げて、願い事、ひとつ伝えた。**] (173) 2023/03/10(Fri) 8:58:42 |
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。 (a36) 2023/03/10(Fri) 12:21:58 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[まず準備するのは、赤ワインと無花果の甘めのソース。 鴨のローストの注文を見越して、干し無花果を午前から赤ワインに浸しておいている。 最初に、みじん切りにした玉ねぎをオリーブオイルで炒め、追ってにんにくのみじん切りを加える。 それから無花果のワイン漬けを刻み、漬け汁の赤ワインと共に追加し、煮込んでいく。 この状態ではソースは未完成。この後の工程は、鴨肉を焼き上げてから。] (198) 2023/03/10(Fri) 13:52:42 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[身の締まった鴨のむね肉は、仕込み時に薄膜は取り除いているものの、皮はつけたままの状態で。 皮には格子状の切り込みを入れ、肉全体に塩と胡椒で下味をつけておく。 それから、フライパンに皮側を下にして置き、ローズマリーとタイムも入れて強火にかけていく。 加熱するにつれてしみ出して溜まってきた脂を、肉全体に何度も掛けながら、皮がパリッパリになるまで焼き上げる。 こうしてフライパンから一度取り出した鴨肉は、今度は皮側を上にして、予熱していたオーブンへ。 さて、ここで用いたフライパンの中に残っている鴨脂に、オリーブオイルととろみの小麦粉を入れて混ぜ合わせる。 さらに先ほど煮込んだ赤ワインと無花果のソースを入れ、混ぜ合わせてさらに煮込んで――これで漸くソースは完成!] (200) 2023/03/10(Fri) 13:53:42 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[ロースト作業と並行して、付け合わせの方も準備を。 ここで使うのはオススメ食材にも挙げられてた春人参と、パースニップ――「白人参」とも呼ばれるこの根菜は、セリ科ではあるが、実際はニンジンとは異なるもの。 この食材は、以前、速崎が店長に「もし出回っていたら仕入れて欲しい」と頼んでおいたもの。丁度ここでタイミング良く出すことができた巡り合わせと、店長の厚意には感謝しなければならない。 予め皮をむいて芯を取り除いたパースニップはぶつ切りにし、春人参も同様に皮をむいてからカット。 ごろごろしたこの状態でソテーにしても良いけれども、ここは鴨肉を引き立たせる意味でも、やわらかくなめらかなマッシュにしておこう。 人参とパースニップをやわらかくなるまで茹でてから水気を切り、再度鍋に入れて、細かく刻んだチャイブとバターを加えて、混ぜ合わせながら火にかける。 あとは全体が滑らかになるまで潰して、潰して……。 これにさらにバターを加え、さらっと塩と胡椒で味を調えればできあがり。 赤白の根菜の混ざり合った淡黄色のマッシュには、微かな星々の如きチャイブの緑色が散っている。] (201) 2023/03/10(Fri) 13:55:22 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[オーブンから取り出してから休ませ、余熱で十分に火が通った鴨肉。 スライスした切り口は、淡くやわらかな紅色に染まっている。 こうして焼き上げた 二人前分の 鴨のローストのスライスを、大皿の中央に重ねて並べていく。真っすぐにではなく、ゆるくS字を描くように。鴨肉の載っていない皿の余白部分には、対称形になるように、人参とパースニップのマッシュを。 それから暗紅色のソースを螺旋を描くようにかけて、完成。 ちなみに、鴨肉によって隠されている皿の中央部分には、赤いハートが四つ描かれている。 その形は丁度、赤色をした四葉のクローバー。 見ようによって、幸運のクローバーとも愛情のハートとも取れる、そんなデザインだ。] (202) 2023/03/10(Fri) 13:57:29 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[海老とじゃがいものオーブン焼きの到着>>124>>125からほんの少し遅くして、速崎はテーブル席のふたりへと>>179>>185、鴨のローストの大皿>>200>>201>>202をサーブする。 大皿をテーブルに置いた後に、シェア用の小皿も共に差し出す。 2枚の白い小皿にはそれぞれ、チェスのキングの駒とクイーンの駒のシルエットが描かれている。 駒の色はどちらもピンク。赤でも白でもなく、その二色を合わせた色だ。] クリリン、カッチ、お待たせ。 こちらロースト・ダック、 赤ワインと無花果のソース和えに 紅白にんじんのマッシュを添えて、召し上がれ! (203) 2023/03/10(Fri) 14:08:30 |
【人】 厨房担当 ゲイザー幸せになれよ、ダチ。 [先ほどまでのバースデー>>73>>74のように予め祝福を求められていない限り、自分からいきなり「お二人様」にこんな祝福を掛けることはないのだけれど。 今回は栗栖に対し、「応援させろ」>>3:404……もとい「応援してる」>>3:353を暗に伝える意味で。 そして貝沢にも聞こえるように、はっきりとした声色で。 心からの笑顔でこう告げた後、キッチンへと戻っていった。 ――私、綺麗さっぱりフラれてきたから、安心してね。 そこまでのネタバレは、そもそも貝沢が例の告白の件を知っているのか否か判らなかったが故に、ここで速崎から告げることはなかったのだけれど。*] (209) 2023/03/10(Fri) 14:36:08 |
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。 (a40) 2023/03/10(Fri) 14:41:17 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[少しだけ顔を貝沢の方に近づけて、囁く。 別に栗栖に聞かれても問題はなかったのだが、なんとはなしに、ふたりだけの秘密にしておきたくなったのだ。] あいつのこと、頼むよ。 幸せにしてあげて。おひめ…… [まるで戴冠式の場かと言わんばかりに、おどけて「女王様」と言おうとしたのだけれど――何故かふっと口をついて出たのは、「お姫様」。] (217) 2023/03/10(Fri) 16:32:44 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[ファンとか、推しとか、成長や頑張りを見守りたいとか、そういう形ではなくて。 本当に、ただ単に、音だけを追い掛けていた、ある意味とても残酷な耳。 そんな耳で気に入ってマイリストに入れていた、作り物の恋の歌>>2:113。歌詞すらも録に確かめずにトーンの心地良さに浸っていたのだけれど――。] ( ……………キミは、お姫様じゃなくていい。 ) [その業界なら「仕方ない」で片づけられてしまいそうな出来事>>3:71>>3:73>>3:76にも、特に関心は抱いてこなかった、けれど。 アイドルに恋愛禁止の制約や、制約未満の圧力がしばしばあることくらいは、速崎も認識している。] (219) 2023/03/10(Fri) 16:45:58 |
【人】 厨房担当 ゲイザー ……お姫様じゃなくってもいいから、ね。 [囁き声のまま言い直して、にっと笑ってから、顔を離した。 それから一度、オープンキッチンに引き返して――。] (220) 2023/03/10(Fri) 16:46:26 |
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。 (a43) 2023/03/10(Fri) 17:02:28 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[先ほどの謝罪に対しても、いいよ、と言って貰えた>>225。 その時にはほっと顔を緩めて、「ありがと」の一言を返していた。] あの時は夜便にしたおかげで、向こう到着してから 久々にオリオンじっくり見たりはできたなー。 [ややあってから、零す呟き。 暗に、飛行機の中では星が見えなかったことを示すもの。 静かな機内から覗く真っ暗な空については――当時の心境に今は浸らぬように、とひとまず口にしないことにした。] アイベラ半島の星空も綺麗だよって、 あっち(地元)のお店の人に言われたけど……。 どこかで休み取って行けないかなー、アイルランド。 [果たして、この他愛ない一言で――速崎は特に意図した訳ではなかったが――遠藤の勘違いは解けるだろうか。 決死の弾丸乗り継ぎ(アイルランドと日本の間に直行便はないらしい)と華麗なる時刻表トリックの駆使は、残念ながら、現実にはなっていなかったようだ。*] (229) 2023/03/10(Fri) 18:37:57 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[マッシュの残りはひとまず遠藤のために取っておくことになった>>238。 仮にオーダーが来たとしても、味見程度の量なら残せるはず。 星座の、と聞かれれば>>238うんと頷いて] そうだなー。お店の外出ても、ビルとかで 星座って見えづらいよなーって大学の時もよく言って…… …… うん? [何故か、遠藤に首を傾げられた。 もしかしてアイベラの地名間違えた? もしかして実はアイルランドって星見えない??……というアイルランドに対して大変失礼な疑問は、遠藤が続けた言葉のお陰で払拭された。] お酒は美味しい! この前作ったシェパーズパイでも、 ギネスが大活躍したしなあ。 [法事帰りの日にハヅキんも美味しそうに食べてくれたな、なんて思い出しながら、まずお酒のことが口をついて出た。 それから、自然のイメージ、星の綺麗さにも、うんと他愛なく頷きながら――。] (245) 2023/03/10(Fri) 20:05:18 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[遠藤が洗っておいてくれた海老の殻を軽く煎ってから、水と料理酒を入れた鍋で煮だしていく。 この時、前日の営業時にストックされた鶏ガラスープも一緒に注ぎ込んで。 その間にレッドオニオンを薄切りに、小葱も短めにカットしておく。 出汁が十分に出た辺りで海老の殻を取り出し、ナンプラーと塩、胡椒を加えてひと煮立ち。 フォーの米麺は別の鍋で茹でておき、湯切りしてから麺用の白いどんぶりに移す。その上にレッドオニオンと小葱を載せてから、海老出汁と鶏ガラの効いたスープを注ぐ。 これにライム果汁を搾って入れれば、まず、栗花落の分の一杯ができあがり。] よっし、ツユリんおまたせ〜! シンプルに玉ねぎに小葱だけのフォー、 タイガーの鴨のリゾットのほうもあるから、 さっぱりとした一杯で仕上げちゃいました。 [以前には栗花落がめっちゃ全部盛りで食べてくれた日もあったが、遠藤の一言>>233も受けて、麺の量は僅かに少なめに。] (247) 2023/03/10(Fri) 20:12:56 |
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