
七川 惺は、メモを貼った。 (a0) 2026/01/18(Sun) 1:43:59 |
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。 (a1) 2026/01/18(Sun) 3:14:12 |
![]() | 【人】 七川 幸臣 ──その頃の七川邸── ふむ、今日は連絡してきたか。 [実は仕事を早めにあげて息子を待ってたんだが。 まあ、土産のワインが届くのも数日後だというしな。 トークアプリには 「私も仕事が長引いてる。今日は泊りだ。 気を遣うな。」 と、返した。 ──これは、いよいよ恋人ができたか。 『世界が終わるまでは』の現場を観て 息子が熱を上げてるのは悠凛君かなと思ったんだが。 何せ息子が迫真の演技をしてたからな。 あの短期間で演技力が爆上がりするのは普通じゃない。 才能ある悠凛君の演技に引っ張られたとも 受け取れなくもないが。 どちらにしても歓迎すべきことだから クランクアップの時、悠凛君に声をかけた。] (0) 2026/01/19(Mon) 1:41:21 |
![]() | 【人】 七川 幸臣[そうしたらプレスリリースの絆創膏の件だ。 あの頃は、大事に想う人ができたから 万一に備えて用意したいと言ってたな。 その後、急な休みが取れて 息子とバッタリ出くわした時には α用の抑制剤を飲んでいるのを見た。 随分と落ち込んでいるようだった。 何かあったか?相手は女性か?と思い直したが。 それから一か月後だ。 エヴァのチケットがたまたま手に入ったから ライブに行くと。ずっと塞ぎ込んでいたし、 いい気分転換になればいいと思った。 帰宅後は飲もうと言っていたのに……忘れてただろ。 携帯端末の電源も切ってたようだな。 熊沢さんから連絡がつかないと聞いたから。 最近、親の欲目か、男の顔になったと思う。 ──さて、相手は誰だ?] (1) 2026/01/19(Mon) 1:49:21 |
![]() | 【人】 七川 惺 ──数日後── [先に送っていたロゼワインがようやく届いた。 俺はオープナーでコルクを抜いた。 グラスに注ごうとすると、 今日は親父が注いでくれるという。] 「パリコレデビューおめでとう。」 [自宅で二人きりなので、 グラスのボウルを包み込むように持った。 グラスをぶつけず胸の高さまで持ち上げ 親父と視線を交わす。] 「乾杯」 [白や赤よりバラ色が気分だったんだよね。] (2) 2026/01/19(Mon) 2:26:38 |
![]() | 【人】 七川 惺急なんだけどさ。 俺、今月の下旬に 友達と卒業旅行に行くことにしたから。 「友達と?」 え?あ、うん。 [何?何で今、語尾上がったの?」 ニューヨークに。 来年は忙しくなると思うから。 卒業単位と、仕事とで。 (3) 2026/01/19(Mon) 2:28:35 |
![]() | 【人】 七川 惺ブロードウェイ、観てくるから。 「ああ。それはいいな。」 でしょ? 「友達とね……。」 [何で繰り返すの?その語尾の余韻は何なの? だけどその日親父は、それ以上は聞いてこなかった。 ただ、飲み明かした最後に。 「何かあったら、俺を頼れよ」と言われた。 **] (4) 2026/01/19(Mon) 2:35:12 |
![]() | 【人】 七川 惺その相手はね、悠凛。 [俺は深く息をついた。 ……とうとう言ったぞ。 でもまだ悠凛がΩだとは言わないつもり。 親父なら、 そこに辿り着くのはそう難しくないかもしれないけど。 改めて悠凛を紹介する前に、 悠凛が打ち明けていいというのなら言おうか。 業界人には同性同士の恋人も少なくないから。 親父なら理解があるはずだ。 もし孫の顔が見れないのだけ寂しいと思わせたって。 後になってサプライズできるかもしれないだろ? ……と、思ったんだけど。 何その、満足そうな顔。 まいったなぁ。**] (6) 2026/01/19(Mon) 15:47:34 |
七川 惺は、メモを貼った。 (a2) 2026/01/19(Mon) 15:51:54 |
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。 (a3) 2026/01/19(Mon) 15:55:58 |
七川 惺は、メモを貼った。 (a4) 2026/01/19(Mon) 16:02:42 |
七川 惺は、メモを貼った。 (a5) 2026/01/19(Mon) 16:11:12 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛──旅立ち前── ──あ、もう言っちゃったんだ? 俺と付き合ってるって。 [惺は数日後にはもう、恋人がいることだけじゃなく 相手が俺だってことも先生に打ち明けたらしい。 テーブルに向かい合って、俺が用意した サラダとトーストとスクランブルエッグの 簡単な朝食をつつきながら耳を傾ける。 今度、もうちょい手の込んだもの作ってあげたいな。 聞き終えて、少し首を傾げる。 俺がΩだってことは伝えてないって話だったけど。] ……惺さ、前にうちに持ってきたあの絆創膏、 先生に用意してもらったんじゃない? 大守製薬が開発した、まだ試験中の。 [実際俺に貼ったのは普通の絆創膏だったけど、 俺も持ってるから箱に見覚えがあった。] (8) 2026/01/19(Mon) 18:00:14 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[今でこそタカトさんの事務所に所属してるけど、 あの時点で込み入ったお願いする程 二人は親しくなかったはずだし。 他に伝手があっても、こんなデリケートな話で 頼れる相手かどうか。] そっから未だ三ヶ月後って…… 普通に考えて、使う相手俺だよね? [一度は番にと考えた相手と別れて、その三ヶ月後にもう 俺と海外旅行、ってのより有り得る話だと思う。] や、先生に知られても俺は全然いいけどね。 もう気づいてるとは思うよ、それ。 ……番になりたいって話もした方がいいのかなぁ。 結婚だと先に挨拶するけど、番ってどうなんだろ? [世間一般に知られたら、普段のキャラとの ギャップもあって大ダメージだろうけど。 マキあたりならそんな騒がれない気もする。 ……なんか理不尽だな。 そんなこと考えながら、ベビーリーフと カマンベールと生ハムのサラダを突っついていた。*] (9) 2026/01/19(Mon) 18:14:17 |
![]() | 【人】 七川 惺で、その割とすぐあと。 抑制剤飲んでる所、親父に見つかってさ。 ……相手が女性ってカンチされた節もあって。 俺がずっと想ってた本当の相手は お前だと気づかれてたとしても。 お前がΩだって、 すぐには結びつかなかった可能性はある。 [……あれ、でも。本当にそうか? 一旦は何気にミスリードされたとしても 親父って勘がいいんだよな。 思考を軌道修正する柔軟性もある。] (11) 2026/01/19(Mon) 19:14:37 |
![]() | 【人】 七川 惺……いや、確かに。お前の言うように、>>9 今じゃ“まるっとお見通し”になってる可能性もある。 [思考がぐるぐるして俺は、 悠凛が盛り付けてくれたサラダをつつく手を止めた。] ……あ。お前から久しぶりに連絡もらったって。 この間、言ってたな、そういえば。嬉しそうに。 [ワイン酌み交わした翌日、満足そうな顔してたのは。 もしや“謎は全て解けた”ってヤツか……!] ええっと?どうなんだろうな…… 婚約という意味あいでなら、先に挨拶した方が。 [バレてるんなら、毒を食らわばサラダ皿まで。 あ、あれ。 動揺して、 思い浮かべた諺の文字が増えて、意味がズレていた。**] (12) 2026/01/19(Mon) 19:20:13 |
![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[抑制剤飲んでたら、なんで相手が女性ってことに なるんだろう。話がちょっと見えてこない。 でもその理屈だと、番にしようとしたくらい本気の 相手がいたのに、結局別れてその後釜が俺ってこと? そんな短期スパンで次の相手とバカンス行くような 節操なしだとお父さんに思われてるとしたら、 今までの素行がどんだけ悪かったのかって話だよな。 でもこの話突っついたら、俺が聞いてないことまで 聞かされそうで嫌。 ……コイツはそういう節が大いにある。 仲直りの直前に電話した時のことが頭を過って、 半分にカットしたトーストを更に真ん中で引き裂く。] まぁ、…そんな急いで挨拶しなくてもいいか。 番うとしても、最低三ヶ月は先だもんな。 [どっちにしろ、本人たちが盛り上がってるだけで、 付き合って四ヶ月程度の相手を紹介されても 先生も困るかもしれないし。 せめて、半年くらいは付き合ってますっていう方が 響きが良いかも知れない。 そう思い直して、結局挨拶の場のセッティングを 積極的に促しはしなかった。*] (13) 2026/01/19(Mon) 20:18:32 |
![]() | 【人】 七川 惺[悠凛がトーストを引き裂く力に 少し力がこもったように見えた。 そして“…そんな急いで挨拶しなくても”と。 俺、何か説明の仕方が下手だったのかな。 親父に改めて紹介するのはまだもう少し先…… それが少し、寂しい気がした。 けど、これ以上の休み取るのも、 俺はともかく、悠凛も親父も難しいだろう。 そう思えば。 こうして朝食を用意してもらって 一緒にテーブルを囲んでいるだけでも 幸せなことなのに。急ぎたくなっただなんて。 ──いつの間に、そんな贅沢になったんだろう。 だけど。] ……最低三ヶ月は先。 [悠凛の言った言葉を追って、思わず反芻する。 同時に。さっきより、ずっとずっと寂しくなった。 悠凛の顔をひた、と見て。 フォークを持っていない方の手で口元を覆う。 α特有の、標準よりずっと鋭い犬歯が疼いたから。] (14) 2026/01/19(Mon) 22:11:41 |
七川 惺は、メモを貼った。 (a6) 2026/01/19(Mon) 22:37:23 |
飛鳥 悠凛は、メモを貼った。 (a7) 2026/01/19(Mon) 23:19:29 |
![]() | 【人】 七川 幸臣 ──Winter Wolf Syndrome── 「俺、親父の息子で良かったよ。」 [ニューヨークへの旅立ち直前、息子がそう言った。] おいおい、それは何のフラグだ? 「いや、この間の夜さ。 俺、応えてなかったから。 “何かあったら、俺を頼れよ”って 言ってくれた時。」 何かあるのか? 「まだ何も起きてないけど。 今まで世話になったなと思って。 でもまだ何か起こすかもしれないっしょ。これからも。」 [ふうん?親離れしないヤツだなと冗談言って笑ったが。 まあ、がんばってこいよとエールを送った。] (15) 2026/01/19(Mon) 23:23:35 |