【教】 怪力 シャオロンあーーーーーーーーーーー 湯が止まったみたいだし、風呂が入ったみたいだから先に行けよ。 その間に俺は自分の服とか別の部屋に放り込んどくし! [自棄になったみたいに言い放って、レイの手首を掴んで彼女の指を裾から離そうとした。 少し力を入れれば壊れてしまいそうな華奢な腕。 そういえば指輪を渡す機会を逸していた。 今となってはそれも自分を助長させそうな気がするからどこかに埋めてしまおうか、なんて。 彼女を「可愛い」と思う具体的な箇所は飲み込んだ。 声に出してしまえば、気持ちを加速させる気がして。 恋の色を滲ませてはいけない。 「それ」は、彼女と正しい旦那の間で育まれるべきものだから。*] (/12) 2021/12/06(Mon) 20:18:18 |