【妖】 ヴィンセント・エヴァンズ ―― 夜 ―― [ ノックの音が聞こえ、扉を開ければそこには、相も変わらず男のような装いをしたミシェルがいた。 此奴がこうなり始めたのはいつからだったか――少なくとも、幼少の頃はそんなことは無かった筈なのだが。 ] ……お前はまた、そんな格好をして [ 嫌悪感を隠しもせず顔に出し、彼女を見る。 顎で部屋の中に入るよう示せば、扉をしっかりと内側から施錠して、 抵抗はされたか――されたとして、女である此奴が体格も優る私に敵うわけもないのだが、 乱暴に腕を掴み、部屋の奥、ベッドへと押し倒した ]* ($0) 2021/04/13(Tue) 21:59:19 |