人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【魂】 花浅葱 エルヴィーノ

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「見舞い……?」

冷たい風が、互いの髪を揺らした。
手渡された小さな包をしげしげと見つめて、「あけても良い?」と聞いてみる。

駄目だなんて言われることはないから、左手で苦心しながら包を開いてみれば、そこには――――――

壊れた、丸い眼鏡。
レンズが片方割れてしまっていて、それが新品の物でないことは誰にだってわかる。

ヒュ……

乾いた息を吸った。
吸ったけれど、まるで酸素が入ってきていない、気がする。

だって、脳裏に浮かんだのはあの。
ギラギラと輝いた、金の瞳で。


「な……で……。
 これ、は……っ、どうし、」


目の前に居る幼馴染は、マフィアだ。
聞かずとも何が起きたかなんて――――――
わかってしまう


「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!」 
(_5) 2023/09/30(Sat) 15:58:20