人狼物語 三日月国

246 幾星霜のメモワール


【墓】 仕立て屋 エリー

「痣が……」

ガリガリと胸元を搔き毟る。
油断はしていなかった。誰かに触れられてもいない。
ならばこれは魔法か呪いか。

「失せろ。殺すぞ」

いつもの人当たりの良さは消え失せて。
囲み祝福する民衆を押しのけてどこかへ消えていった。
(+1) akoris 2024/02/05(Mon) 22:08:01