【墓】 瑞野 那岐[自慰の時に、道具を使ったこともなくて。 いかにもいやらしいことをします、みたいに。 用意されていたローションを塗りつけられて、 初めて感じるぬるつきに戸惑いと焦りと、羞恥が入り交じる。] ……、 は ……っ、 まって、 ン、 っ…… ぅ、 [緩やかに扱き上げる手が動く度に、 ぬちゅ、ぐちゅ と泡立つ水気を含んだ音。そこに差し込むみたいに囁かれる声が、 酷く 煽情的 でくらくらする。一気に熱を上げられていくみたいに育つ猛りを、 握り込まれて、咄嗟に肩に手を伸ばして縋り、 息を詰める。 今にも喉から溢れそうになる声を、押し殺して。 *] (+1) 2023/03/21(Tue) 18:20:06 |