【墓】 うつおぎの番い シキ[善がらせる意図など無いだろうに 頭を優しく撫でてくれる掌の熱にも 贈られる賛辞と執着の言葉にも 欲情 してしまって――抑えられない。両手には上手く力が入らなくて これでは褒められたばかりなのに 何時粗相してしまうか解らぬものだ。 離してやらない、と言う彼へ 嫌われたくない俺は こくこくと素早く頷き] 全部、うつおぎのだから…あげる、から…っ [口早に紡ぎつつ、込み上げる羞恥に逡巡する。] (+2) nagaren 2020/08/03(Mon) 15:54:46 |