【墓】 うつおぎの妻 シキ[何ものにも濁されることのない輝きを 見つめたままの瞳に薄っすらと 膜が張っていく。 ――キモチいい。 気持ちが、良いのだ。 知らなかったのだ。 こんなにも気持ちよくなれること。 此れでは簡単に気をやってしまう。] ん、ン……っ ……ッ、は、ァ…… ……っうちゅ、 ぉぎぃ……っ [こんなに早くて良いのかと思うから 訴えるように彼の名を呼び 逃れるように身を捩り、腰を揺らし、 男の徴同士が擦れる面積を減らそうと試みる。 其れは彼にはどんな風に映るのだろう……。*] (+2) 2020/07/06(Mon) 21:57:05 |