人狼物語 三日月国

246 幾星霜のメモワール


【墓】 宝石集め カリナ

>>5:17 アンジュ

「へぇ、可愛い。
 いいね今度その髪にあうバレッタでも作ってあげようか」

髪型のイメージチェンジをするのかもいいかもしれないと提案しながらひとまず歩を進めた。

賑やかな声に包まれて、目を細めながら紙袋の中身を渡しつつ屋台群を横切っていく。
時折魅惑的な串焼きや色鮮やかなフルーツに視線を奪われてくすくすと声を出して笑った。

「そっか、祭りがいい機会になったかな。
 私も店のやり方変えようと思っているんだ」
「どっかの街でちゃんとした店構えようかなって」

一度あなたの前で見せた切羽詰まった表情とは打って変わった顔には何が見えているだろう。
堅苦しかった愛想なしが砕けたように笑みをこぼしていた。
少し前にも、女友達であるあなたには見せはしていたかもしれないが。

「アンジュはどう思う?
 間接的にとはいえ、私はどこか遠くに行かなくなったわけだけど」
(+6) toumi_ 2024/02/12(Mon) 13:11:56