【墓】 アマミ寂しい、か。 そういう感情には、慣れてしまったな。 [だからきっと、自分は彼女程寂しいと感情を抱くことは出来ないとアマミは信じて疑わない。 しかしそれだけに留まらず言葉を続けるのは、相手がほかでもない彼女だからだ。] しかしどうにも、俺は人に恵まれている ようでね。 俺の寂しさを埋めようとわざわざ会いに 来てくれる変人もいる。 いつかその子には嫁に来てもらおうと 思うんだが、これがまた前途多難ときた。 [肩を竦めてお面を被り直すと、時折彼女の様子を見つつ本の探索を始めるだろう。 本の背広を一つ一つ見ていくとタイトルを読み上げて彼女の反応を伺ってみたりもした。 タイトルだけを見る限り彼女の記憶に関連しそうなものはなさそうだが、それでも順番にただ探し始める。 たとえ非効率であろうとも、やるしかないのだ。]* (+7) 2021/04/06(Tue) 21:52:45 |