【墓】 宝石集め カリナ>>8 >>+8 アンジュ 「私あの時言ったように、 私じゃない人が光ればいいのに思ってた」 そろそろいいだろう。既に聖女の痣が光るものも既に大半。 むしろ貰えていない方が落ち込んでいるようにも見えてきたし、祭りの終わりが見えるこの日もあなたの身は無事だったから。 それでも言葉選びは少しだけ慎重になる、この痛みが自分だけのものじゃないってわかってるし。 「祝福だってみんなは思っているけれど。 ……この痣が光らなかったら、助かる子がいたの。 どこかに閉じ込められた女の子。 今でもあの子は外に出たいんだって感じる」 「私、その子の事本当によく知ってて、大事で。 だから直ぐに思ったのが助けなきゃだった」 決してお人よしの話ではない。 ほんの少しだけ認識をずらした例え話、誰かが淘汰されて誰かが生きているお話。 自分の人生の加害者に大事な人を入れずにすんだ、そんな都合のいい展開で栞が挟まれて止まっている。 「うまくいけば私が閉じ込められて、その子が助かる。みたいな。 ずっと心配してくれたのに無茶言っててごめん……。 頼りないわけじゃないわ、ずっと助かってたしこれからも助けて欲しいと思ってる。 だから気にしないで、えっと、……傍にいてくれるかな」 (+9) 2024/02/13(Tue) 5:08:26 |