【墓】 魔砲少女 シオン ……鳥は要らないわ。 あれは安全な鳥籠から逃げ出すもの。 手を伸ばしても届かない高みへ行く姿。 私たちは誰もがそれを見たくはないと思うのだけれど? [...はソファへと腰を下ろした。 >>+9部屋から出ていくのを見送ると代わりに別の従者が給仕に入った。 此処の食事は質素なものである。 パンにシチューと果実が搾られた水があるばかり。 それでも従者と違うのはパンは焼きたてのものであり、 シチューは具が多く肉が入っている。 チーズがつく日もある] 早く戻らないかしら。 [...はすぐには食事に手をつけなかった。 >>+10別段待っていたというわけではないが、 猫舌であるため冷めるのと待つ間だけである] 遅かったわね……あら、それだけ? [...は手に持つパンを見ると小首を傾げた。 従者であっても具なしのシチュー程度は出るはずだけれど。 食糧事情が厳しいのだろうかと己のシチューをかき混ぜて**] (+12) 2020/10/26(Mon) 20:22:24 |