【墓】 魔法猫 カザリ[時間つぶしのやりとりの最中にも、手を止めることはない。 また、口角を上げた笑みに反応することも>>+16 フォークより重たくとも本は持てるでしょう。なんて心の中で言い返したとして、彼女の服を脱がすのも、着せるのもどうせ自分の役目なのだから。 従者であるかといえばそれは違う。 自分は彼女専属のモノではない、ただその役を多く任されているだけ。 身寄りがないということはそういうこと。 『万一』が起きた時に責任を取らせやすい、そんな位置だと自覚はあった。 媚びれば良いのかもしれない、そうすればもっと生きやすくなる。 湯も、薬も、目の前の相手に強請ればよい。そのはずなのに] 構いませんよ 温めたところで翌日にはまた水仕事ですから [湯に浸かるのは嫌いではない。 とはいえ彼女が来る前は、水浴びで身を清めるのが当たり前だった。 慣れていることだと口の端をわずかに歪ませて] (+16) 2020/10/23(Fri) 18:46:21 |