【墓】 羽無し妖精 アイシャ>>4:34 レイ様 「出てきたからには、ちゃんとしてないといけないのです。…こうやって、心配をかけてしまうのも、よくないのですよ…… ラベンダー…なら、持ち合わせがあるのです。1本だけで、ちょっと申し訳ないのですよ」 香りが、と繰り返して 少し何やら考えた後。 綺麗な形が保たれたままのお花を手渡しすることでしょう。 代金を受け取り、それを報酬袋にゆっくりしまいました。 「エデュアルト様、お手柄なのです?大きい鳥さんなんて、きっと大変だったに違いないのです……感謝して、頂くのですよ。 実は、ちょっとお腹空いてたのです。レイ様、お声掛けしてくれてありがとうなのですよ」 妖精は、ほろほろと煮込まれた鳥の肉を口に運びます。 普段食べているチキンとは何だか違う味。でも、その温かさが身体にしみて。 ほっとしたような気持ちになるのでした。 段々、普段の様子を取り戻しているようです。それは、傍目で見ていてもわかる事でしょう。 (+26) 2021/12/16(Thu) 2:22:58 |