【墓】 3年生 武藤景虎[白状した夢の中での背後霊っぷりに送られるジト目から目を泳がせていると、投げかけられた問いには再び首を傾げた。>>+26 幻滅するようなことがあっただろうか。 徹っちんとの会話がすれ違ったりするのはお互いがちゃんと友達でありたいと思っている故のことだと知っているので、これから先があることを思えば尚更心配はしていない。 還る前の皆の前での出来事もあの場にいた者にしかわからないものがあるのだろうし誰にも責められることじゃない。 隠さない本音を伝えられたことはよかったんじゃないかなとオレは思うし。 先輩のことならオレは尚更何もできてない。それに、先輩はあの時間のことを──。 答えを言う前に差し出された両手に小さく笑って背中に手を回す。>>+27] いや?いい女だと再認識したくらいだ。 [抱き寄せてから幻滅したかの問いには否定を返して。 それでもきっと本人的には後悔とかいろいろと思ってしまうことはたくさんあるだろうけど。 誰の夢かを知った今、そんな気持ちを抱えているのはオレも同じだから。] (+31) 2022/09/14(Wed) 9:13:30 |