【墓】 瑞野 那岐[感じている声を聞けば、握り込んだ手の動きを 少し早めようと、動きを変える。 二人分じゃ手が届ききれなくて、殆ど彼のモノばかり 擦り上げながら、足りない分は自ら。 腰を擦り付けるみたいに揺らして、快楽を得ていく。 は、と籠もった息を吐き出しながら、 煽るような声が、意地悪く囁くから。 それだけで、ぞく、と震えが走って。] ……ン、 ……興奮、した ………… ぁッ、 [従順に瞳を伏せて、こくんと小さく首を縦に揺らす。 こんな性に貪欲な自身が居たなんて、初めて知った。 支えのない腰が、手の動きとタイミングがズレて。 ずるんと、擦れ合う昂りから外れたら、 もう一度、繋ぎ合わせるみたいに腰を押し付けて。] (+41) 2023/03/22(Wed) 22:56:42 |