【墓】 3年生 武藤景虎……オレも、そう思いたい。 [少なくともくっきーが先輩と本音を話したり手料理を食べたりする時間はきっと無駄じゃなかったはずで。 オレがいた時間、それから見てきた時間。 あの夢の中のことをひとつひとつ思い出すと静かに溢れてくる涙が頬を伝う。 おそらく此方が泣いているのも伝わっているだろうなとは思いながらも、泣きじゃくる背を緩く撫でた。>>+37] あんだけ美味そうに食べてたら先輩も嬉しいんじゃねえかな。 先輩、ほんとにパン好きだし。 パンもだけど、人に喜んでもらうこと…?、誰かの力になることが好きなんだと思うし。 [少なくともオレにはそう見えたから、今はいっぱい泣いたら、またあのパンを食べてた時みたいに笑えれば良いと思う。] (+42) 2022/09/14(Wed) 10:50:03 |