【墓】 クラヴィーア[書斎のような場所に入った時、慣れてきたのもあり少し別に動いていた。ふと、自分のポケットに何かが入っているのに気づく。>>0:164 ……私の字の招待状。宛先は 『Amami Oda.』 ] ─────……やっぱり。 [私が失ったピースのどこかにこの人は いる。 ピースの外枠に追いやられた人は、まだ元の位置に当てはまらなくても、内側に入るものだと理解が出来た。>>+25 自分が残していた私の残滓を開いてみる。招待状はまた書けばいいだけだ。内容はいたって普通の誕生祝いの夜会への招待。これと言った手掛かりはない。 ただ、最後に小さく エスコートして、一緒に踊ってくれたら嬉しい。 なんて書かれている。 ……どうにもしっくりこない。 私が男の人にこんな文章を書くことが、わからない。 友人関係ならまだわかるが父と婚約者の件を考えるとどうしたって恋愛をする自分なんて想像も出来ない。 ただの友人に頼むにしては、違和感のある書き方にただ混乱した。 ] (+46) 2021/04/05(Mon) 9:17:52 |