【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+32 サダル どんどんと手の動きが鈍っていき。 「…………、」 口を引き結び、もどかしげに視線を彷徨わせる。 それから、きっ、と睨みつけ、 ちょうど掴んでいたタオルでぐいと彼の目元を隠して。 「……あんたが嫌いとは、言ってないわ」 頼りない声で、小さく呟く。 その続きは胸のうちにしまい込んだまま。 ――わたし、誰でもいいような、 他に代わりがいるようなひとにこんなことしないわよ。 (+48) 2021/04/27(Tue) 3:09:34 |