【墓】 厨房担当 那岐―― サクラサク ―― [指定したのは自宅から徒歩で行ける公園の入り口。 入り口の防護柵に腰を掛けて待っていれば、 もうすぐ着くというメッセージが届いた。 寒くない格好で、と言われて結局選んだのは、 白地のトレーナーの上に、 オフホワイトのパーカー付きボアフリース。 更に紺のマウンテンパーカージャケットを着込んで。 下はよく分からなかったから、 いつものように黒のジーンズという出で立ち。 到着したというメッセージに腰を上げて 交通量の多い道の方へと向かっていく。 背丈からすぐにその姿は見つけられたので。 ゆっくりと、向かって。] おはようございます。 そうですね、この時間に会うのは。 [いつもとは違う挨拶を交わして、 体調の確認には軽く頷いて応える。] (+61) 2023/03/09(Thu) 21:05:45 |