……そっか、あの時だ。
武藤の怖いものと欲しいものが私と似ていて、
ああ、すごく解るし、
この人は私の事、解ってくれる……って思ったの。
[強めのお酒は久しぶりな気がする。
常ならこのくらいじゃ酔わないのに、アルコール特有の浮遊感がふわりと襲ってきて、そして私は少しだけ饒舌になっていた。]
ああ、武藤のこと、好きだなあ、
……って自覚したのが、多分その時。
[ぽつりと零し。
でもそれ以前に、松本さんに"ハッピーセット"
>>2:36 呼ばわりされてしまうくらいには、居心地良くて、ずっと一緒に居たんだよ。]