【墓】 2年生 松本志信[促したあとに続く言葉>>+85 に半分は驚きこそすれど 天使の宣う神からの恩恵のことは分かっていたから、ある程度のことは知られているのだろうなと理解する。 不思議なことに、プライベートを覗き見られたことに怒りが湧くこともなく。 でも何かの強い思いを持ってここに来たのだろうという事だけは分かったから。 ゆっくりと手を伸ばしてその頬に手を添えた。 柔らかい、きめ細かい滑らかな肌。 今の出来るだけの力を込めて──] 「ばぁか。」 [唇の形はそう告げて、頬を叩く。 指がただ当たる程度の、音もならないような柔らかなそれ。 そのままその手を伸ばして髪に触れる。 細い、守りたくなる、そんな手触りに目を細め 女の子だろうが容赦なく、くしゃくしゃにかき混ぜてやった。 何かを感じ取ってたのかもしれない。 例えば「それは俺が怒ることじゃない」「傷付けた誰かにちゃんと謝りな」とか きっとそういうこと]* (+89) 2022/09/14(Wed) 22:55:23 |