【墓】 3年生 武藤景虎まあ、今も多分必要な酒なんじゃねえかな。 [入院で健康食に飽きるからとかではなく。 待つことしかできない状況で、悲嘆に暮れて皆の帰りを、最後の時を待ち続けるのはどうにかなりそうだったし、と缶チューハイを傾けながら思う。>>+86] ……ん? [あの時だ、と言われて傾けていた缶の角度を戻して顔を見る。>>+87 似ているからオレの怖いものがわかったのだとしたら良いとは思っていたものの、自分の察し能力に自信がないので曖昧だったから、改めて口にされた答え合わせを嬉しく思う。 顔に出さないように缶に口をつけたまま頷いて。 結局、好きだと続けられた言葉に照れ臭さの方が勝って再び缶を傾けてアルコールを流し込んだ。 そういえば何で好きとか聞いてなかった気はするし、そういう話はあまりしないのだろうと思っていたので頬の辺りが酒のせいだけでなく熱くなる。] (+91) 2022/09/15(Thu) 0:48:11 |