[武藤なりに婉曲に──いやどうやら主観的にも客観的にも相当にストレートだったらしいのだけど──伝えてくれていたらしい
>>+92 好意の言葉。
"かわいい"には"そんなことないのに"の心の中の反発が先に来てしまっていたし、好意は伝わってたけど、女と解っても友達って思ってくれるのは嬉しいなあ、なんて、明後日の方向に受け取っていた。]
…………言ってくれて、良かった。
[私からはきっと最後まで言えなかった、"惚れてるっていう意味での、好き"。
踏み出して言ってくれた武藤は、だから私よりずっと、勇気があると思う。]