【墓】 厨房担当 マシロ[ それから広げられた腕と、掛けられた甘やかしの言葉へ 一も二もなく抱き着いた。 ] ぎゅって、してほしいです ……その。色々ちょっと、考えて、疲れちゃって…… [ ぶわ、と桜が散る時のように 大咲の頭を悩ませ続けている速崎との記憶が蘇る。 抱いていた一度目のクッキーの否定理由は>>1:648 ただ、大咲が「私が知っているけいちゃんなら」という 思い込みに過ぎない。 大咲の知っていた速崎。あの時確かに聞こえた失言。 傷付く権利があるのは当事者二人でしかないのに。 恋の実が落ちて、それでも最後まで逃げなかった、 彼女の姿もちゃんと見たのに。 ] (+106) 鬼葉 2023/03/10(Fri) 0:11:39 |