【墓】 3年生 武藤景虎──夢・屋上── [何度も足を運んだ夢の中の美術館を見渡す。 少し久々に来たような気さえして。 もう二度と来ることはないのだろうと思うと少し目頭が熱くなる。 くっきーの説明に、オレが還る日に送り出してくれたあのキラキラした魔法が瞼の裏に蘇った気がした。 アスリートの駆け足にちょっと引き摺られる感じで階段を駆け上がる。>>+180 扉を開ければまつもっちゃんがいて>>+179、くっきーの紹介に笑ってから手を振りかえす。] まつもっちゃん、来たよー。 [あのキラキラの正体が作られているのを見れば、紙とはさみを受け取った。 声出てるな、とはなぜか不思議と思わなかった。 これなら林檎剥くよりはできるなと思いながら、屋上の床にしゃがみ込むとはさみで魔法のタネを作る作業にとりかかる。]* (+183) 2022/09/15(Thu) 23:06:28 |