203 三月うさぎの不思議なテーブル
 | [擦り寄せた身体に応えてくれた腕に、 機嫌が悪くなるはずもなく。 彼の家に増えた一つ目に見つけた、 『自分用』に宛てがわれたもの。 どうぞ。と促されたなら。 >>+332 触れていた部分から一度、手を離して。 膝を立ててソファの前に向き合ったら、 ぽふんと、頭から行くようにダイブした。 柔らかな弾力が押し返ってくる。 その気持ち良さに思わず表情を緩めながら、 ソファに埋もれたまま、振り返る。] ははっ、本当に駄目にしたいんだ? [俯いたせいで流れた前髪が、 さらりと、視界の端を横切っていく。] (+344) 2023/03/13(Mon) 0:56:12 |