【神】 因幡 理恵[体同士を擦り合わせて、首に抱き着いて乱れれば、強く脈打つ胸に、さらに密に押し付けられた>>1:G29。 同じ種族に化けてなお、フウタの体は全く違う。 高い上背も、筋肉の厚みも、触れた肌の弾力も、重ねた体の温度さえ。 合わせた”前”は温かく、力強く、広い。理恵の体で泡を塗り広げるには、何度もこすり合わせる必要がある。 そうするごとにどんどん悦は大きくなって、深める男の笑みに比例し、声は切実さを増した。 くちゅ、くちゃ、という泡の鳴き声は、タオルで洗っていた時よりはるかに大人しい音のくせ、妙に意識してしまう。 その水音に重なる音がもう一つ。 触れられた肉は、悦んでフウタを迎え入れた。上にも下にも刺激を受けて、浅いところも敏感な雌芯も交互に甘く擦られれば、「ひゃ、ァ、んンッ!」びくりと体が跳ねて、少し遅れて乳房も揺れる。 気持ち良い、と思う。このまま体をすり合わせて、秘所をぐちゃぐちゃに乱されていれば、難なく果ててしまっただろうとも。 けれど、フウタ自身にも、もっと長く触れていたいから。 熱い逸物に触れると、フウタが一つ身じろぎした>>1:G30。 小さく漏らされた声に目尻を溶かし、粘膜同士を重ねれば、また近づけた気がしてくる。 とろとろと蜜を滴らせて、脈打つそれに塗り付ければ、電気を流されているよう。 無遠慮に這い回る視線にさえ焦がされて、ますます体が赤く火照る。] う……あ、ァ、 ふうたぁ、 ン、 [ただ名前を呼ばれただけで>>1:G31、なぜこうも嬉しいのか。ひくりと震える耳で、吐息交じりに呼ぶ声で、その言葉に答えようとする。 しかしそれ以上はうまく返せない。 フウタは動かずに、こちらの好きなようにさせている。それでもなお、猛りの脈に合わせて走る刺激に、どうしても腰が止まる。 留守番中に、自らを慰めて悟ったこと。自分の力だけでは、これ以上の揺らぎは起こせない。 震えて止まった腰を、再び動かそうと試みた時、くいと上を向かされた。] (G1) 2020/12/31(Thu) 22:09:49 |