【神】 piacere ラウラ【ノッテアジト】 >>6 >>G0 >>G1 壁際にいる女が何かを発することは無い。 アンダーボスの報告に、表情を変えることなく聞き入れていた。 アソシエーテという立場は勿論、会議の場に顔を出すことなど稀だ。 だからこそ黙し、辺りの反応を伺うのみに留めていた訳だが。 ──椅子を蹴りあげる音がこの場に響く。 それにぱっと視線を向ければ己の上司である彼の姿。 「 ………マウロ様 」その名を呼んではみるものの、駆け寄る様子はなく。 どうするべきかと考えるように小首を傾げた。 (G2) 2022/08/09(Tue) 0:08:24 |