【神】 しあわせうさぎ 理恵[子供のように頷くフウタを、微笑ましく見ていたのもつかの間のこと。 ずり、ずりと奥へと進められれば、見つめる余裕もなくなった。 散々焦らされた襞が逃すまいとしているのか、亀の頭がいつもよりも膨れているのか、あるいはその両方か。 いつもよりも圧を強く感じて、「あ、あ、ァ、」か細く啼いて、フウタの背中に縋りついた。 快楽ばかりではない。どうしようもないほどの幸福感が胸にあふれて、泣いてしまいそうだ。 フウタの言葉>>3:G28で、やはりいつもより膨れていることを知る。確かに、入り口のあたりに袋の感触も無い。 とろりと目を溶かしながら頷こうとすると、更に腹奥が押し上げられて、「──ひ、ゥ、」擦り切れそうな悦に、艶めいた水音に、ぎゅうと目を瞑る。 数舜息を止めて、せまる波をやり過ごしてから、うっすらと目を開いた。] 分かっ、……とるなら、 ちょっとは、容赦せんか…… [体格差もそうだが、体力差も相まって、終わるころにはいつもくたくただ。 それでもなお懲りずに求めてしまうのだから、全く性質が悪い。 洗い流したばかりの汗が、また滲む。まだほとんど動いていないのに、すぐに限界が来てしまいそうだ。 はー、はー、と大きく深呼吸して、さざ波のように震える予感をやり過ごしていると、フウタが体を起こす。反射で追いかけた腕は両方とも捉えられた。 ぐ、と奥を可愛がられれば、息さえ忘れてしまうほどの快が走る。 ずる、と身を引かれれば、魂ごと引き抜かれてしまいそうだ。] ア、ぅ……あ、ァ、 [フウタの腰の動きにあわせて、たぷん、と乳房が踊る。そのたびに白い肌が波打って、男の体とは対照的に柔らかい。 体の気持ちに共鳴するように、ベッドが悲鳴を上げた。] (G2) 2021/01/07(Thu) 0:14:30 |