【神】 因幡 理恵[ひょいと脇を抱えられて、浮力の力が弱くなる。さぁっと湯が滑り落ち、露になった肌から湯気が上る。膝立ちすれば、水面がちょうど性器に触れる高さだった。ちゃぷ、ちゃぷ、と波にくすぐられて身をすくめると、フウタがまたすけべぇな願いを口にする。>>G21] ……今日は乳は出とらんぞ。 [けれど、母乳が無くともその望みが変わらぬと知れば、こくりと頷く。 吸い付いてくるのを待っていたが、唇を突き出して身を寄せるようせがむフウタに、複雑な目線を向ける。 淫らな行為をしているというのに、仕草だけは赤子のようだ。 どこか微笑ましいが、背中がむずむずした。くすぐったい、に似ていた。 頭を抱いて引き寄せて、自らも近づいて、ちょうど真ん中で触れ合った。 突き出した唇より長く、舌先が伸ばされたか。赤い舌先に、ピンと勃った先端を差し出せば、ぬるりと舐め上げられて、刺激もそうだが視覚でも煽られて、ピクリと震えた。けれど、その艶めかしい動きから目が逸らせない。「ん、」と小さく肩をすくめたが、そのまま喋られれば>>2:G22悲鳴を上げて背を逸らした。 細かい振動が、乳首を揺らす。「ひゃ、しゃべるな!」という抗議は、酷く甘ったるいものになった。 それでも、尻尾のあたりをさわさわとなぞられれば、高い悲鳴を上げて、素直に「好きなこと」を答える。聞かなきゃわからんじゃろなと思うし。] し、舌先で、先っぽをちろちろされるのが好きじゃ……ぅぅ やさしく乳を揉まれるのも……ときどきかまれるのも…… [「痛いのは嫌じゃぞ」と言いながら、また妙に尻のすわりが悪くなる。湯に浸かっているせいもあるが、顔が熱い。 それでも、フウタに攻められれば、そんなことを考える余裕もなくなった。] (G3) 2021/01/03(Sun) 8:07:33 |